ペプシのCMで
頭が燃えてハゲてしまったのを機に
仏門に入るも
小坊主との男色行為が止められなかったため
破門された
その後は極楽浄土を
ネバーランドと呼び
現世に作り上げようとしたが
 ....
   夕陽が背伸びして犬の影がおちていた 不思議であった
私の前にはいつも道があって
そこをしずしずと歩いている
ホウの葉とサワグルミの、落葉の上を
ソフトに足を進めている
まったくなんの期待もない山旅に向かったのだった
ただ、歩 ....
プールの天井を見つめれば
そこは宇宙

光の乱反射は
全ての思考を超えていく

わたしは水面に
ただ浮かんでいる

E=mc²
アインシュタインの直観は
多分正しかった

わ ....
身の丈に合わない服を着てみて
この引きずっている感じが良いんだよ、と
大人ぶってみせた
わたしたちはもういない
スカートを折って丸めないで
シュシュで留めないで
靴下は真っ白で脹脛の半分く ....
きみが
ふるさとを
いとしく呼ぶ

あいづ と

づ、にアクセントをおいて

うかうか
夜行バスで
きてしまった
きみが歩いた町を
見たくなってさ

雪の白と温泉の湯気
 ....
とおくに花火の音が聞こえる
あの音のしたで
女の子や男の子が
恋をしているのかな。

大人たちは浴衣をきて
すこうしかっこうつけて
林檎飴をかじりながら
いろっぽく駆け引きなんかしちゃ ....
会社で働くようになると、仕事の能率を上げる行為や仕事に必要な行為は、仕事そのものでなくとも「業務」扱いされる。例えば、同僚のことをよく知ることも業務だし、同僚と親睦を深めることも業務だ。休暇をしっかり .... そう
せめて、こういうことでありたい
ノートと鉛筆 2本の脚と
このへちまの頭

歩く  歩く
歩く へちま

このへちまは
最近、物を語ることが
すっかり苦手になって
嘘を ....
虹色の小魚を手のひらにとる うちのカレーライスはどうも美味しくない
横丁を曲がる瞬間に匂うカレーが誘う
どんな奥さんが作っているのだろう

どんなルーを使い
タマネギをどれだけ炒め
出汁は鶏ガラと鰹節にアゴ出汁だろう ....
あなたはゼラチン体質
脳みそが半透明
よくわからない言葉を発する

あなたはゼラチン体質
全体的に粘着質
ねちゃねちゃ音を立てて動く

ゼラチン状態のあなたは
なにを言ってもすまし顔 ....
精神科で診察を待っていると
世界の涯てまで来ちまったなぁと思う
しゃがんで煙草を吸う少女
無気力な眼で空を見つめるおばさん
この風景の中に私もいる

悲しんでも悲しんでも
時間はもとに戻 ....
冬が嫌いなのは
寒い夜に
暖かい思い出ばかり
思い出すから

父は
猫と一緒に
いつまでも
コタツに座っててくれると
ずっと信じてた
換気扇がぶっ壊れて
機関車みたいな音がする

台所であなたと目を合わせたら
困ったような笑顔がどこかへ旅立つ

暮らした年月を
思い出させるすべての劣化

年をとったわね


 ....
焼きすぎたパンにマーマレィドをぬろうとしたら
イチゴの瓶をひっくりかえしてなんもかんもべたべたジャムまみれ。
こねくりまわしたミックスジャムでパンに張り手くらわしてペロリと食べた。

あは ....
馬鹿なシティーボーイいばってばっか
それなりにうつむいて差し込むポッケ
そんなわけないのにひとりぼっち
人ごみがマジゴミみたいで軽くショック

人工の砂浜ではてしなく曇るオレンジ ....
あっちむいてほい、と言われて
まんまとひっかかった
その顔の向いた方へ
大きな夕日が沈んでいく


今日も今日とて
僕は僕のままだった
そんな小さな誇りが
積もりに積もったおへその下 ....
俺はこのどでかい建物の中で書類をいじくり
何か血なまぐさい争いでも起きるのではないかと期待していた
人と人とが心底憎み合うような
湿った命同士の争いを待っていた
ところがこのどでかい建物には
 ....
さみしいと言えぬ口が春の歌 君が
君の石を置く
世界が君色に変わる

僕が
僕の石を置く
世界が僕色に変わる

きっぱりとした君の白
雪の淡いと
僕の
空を模したブルー

交互に
わかり合って
分か ....
私のカルテに猫のような動物 人が(ことば)を綴るようになったのは
一体いつからなのでしょう?

無数の国のあらゆる時代に
(ことば)が創られるより遥かな昔
宇宙に独り(ことば)はしーんと、住み
あなたの胸に転生した( ....
「かわいい」
保育園の部屋に初めて入った周を
年長の女の子が、迎えてくれた

「じゃあね」
僕と妻はにこやかに手をふって
若い保育士さんに抱っこされたまま
きょとん、とする周をあずけてか ....
ポカリ凍らせてきて溶けない アンパンマンの首から下を食べるのは なし きびだんごで複数年契約 夜明けの森を夢見た わたしの閉じたまぶたは
光によってひらかれる あなたの白い
春のような指さきで


わたしのためにあなたは生きていた
わたしが悲しいときははらはらと涙を流した
嬉し ....
飛行船追いかけて知らない町 卒業証書の筒からマーブルチョコレート
壮佑さんのおすすめリスト(5210)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マイケル寂聴- 花形新次自由詩321-11-15
犬の影- 黒木節子俳句5+*21-11-4
山道- 山人自由詩11*21-10-18
温水プール- TwoRivers自由詩10*21-10-2
春は闘争、- 鳴神夭花自由詩921-9-3
インディアン・サマー- 田中修子自由詩21*17-2-17
音花火- 田中修子自由詩2*16-7-11
業務- 葉leaf自由詩215-11-21
へちまは歩く- Miumi深海自由詩415-11-20
タナゴ- レタス俳句215-11-20
夕暮れの街角- レタス自由詩315-11-20
ゼラチン体質- wakaba自由詩4*15-11-19
世界の涯て- 渡辺亘自由詩915-11-19
炬燵- ガト自由詩4*15-11-19
夜汽車- ガト自由詩14*15-11-19
毎日がパ!レィド!- レモン自由詩6*15-11-18
3分バージョン・すごい死にたい気持ちのまま生きていく- モリマサ ...自由詩615-11-18
マグマ- 豆腐小僧自由詩815-8-8
水物厳禁- 葉leaf自由詩314-4-30
さみしいと言えぬ口が春の歌- 北大路京 ...自由詩614-4-27
オセロ- umineko自由詩8*14-4-27
私のカルテに猫のような動物- 北大路京 ...自由詩7*14-4-26
夢の手紙- 服部 剛自由詩914-4-25
小さい靴_—入園の日に—- 服部 剛自由詩1614-4-25
ポカリ凍らせてきて溶けない- 北大路京 ...自由詩714-4-24
アンパンマンの首から下を食べるのは_なし- 北大路京 ...自由詩1414-4-24
きびだんごで複数年契約- 北大路京 ...自由詩814-4-23
アグネシュカ_夜明けの森- 石瀬琳々自由詩10*14-4-23
飛行船追いかけて知らない町- 北大路京 ...自由詩714-4-22
卒業証書の筒からマーブルチョコレート- 北大路京 ...自由詩614-4-22

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