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一杯のお茶と読みさしの本と
夫と娘の寝息と膝のうえの一匹の猫
それが私には相応なものなのだと
私は知っていたしまた満足もしておりました
そんなとき
それは私の額に堕ちてきたのです
....
待っているうちに、
背筋がちりちりしてきた。
正面の壁には食屍鬼の絵。
出されたコーヒーはいやに薄くて、
いつもは入れない角砂糖をひとつ落としたが、
ぜんぜん味がしない。
窓のむこう風がフ ....
虫とはなんぞやという定義からはじめたら
いくら秋の夜が長くても朝が来てしまう
かといって
わたしもあなたも虫のようなものである
地球からみたらダニがたかっているようなもんだ
と知ったふうなこ ....
野太い声が
きれいな顔の整った唇から出ていた。
好きじゃなかったので
特に気に留めもしなかった。
ただ名前だけはちょっとイケてた。
死か、生か。
踊るのもあたしは好きじゃなくて
....
どこであろうと
浜は潮臭く沼は生臭いのだと知った。
ならば。よろしい。
塩水湖をぐるりとめぐるいかにも寂しい鉄道の
無人駅のそばに男は暮らした。
男はいつも自室でひとり酒を呑 ....
こひもともひこさんの佐々宝砂さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Another_Kiss
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佐々宝砂
自由詩
8*
15-1-3
アーカム・ハウスの詩の小部屋
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佐々宝砂
自由詩
2*
14-12-18
虫の定義
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佐々宝砂
自由詩
6*
14-9-15
ParaParaInferno
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佐々宝砂
自由詩
4+*
14-2-16
さかな。
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佐々宝砂
自由詩
7*
14-1-21
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