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空におちた種
芽がでるように
きせつが
ころがりだす
ことりと落ちた
ひこうき雲
ふれた
こわれた
ないた
生まれおちた
ひがしの太陽が
とろけるような
雨と出会った
そらはただ
おどるように青くて
鳥の音だけが
そらを支配する
世界が一回りしたら
迷いこんだ
雨をさがしにいこう
ぼくたちがみた
いくつもの風景は
今にもあふれそうなのに
それでもぼくたちは
未来をみようとしている
無数の星たちが歩く
そらをみつけた
もし僕のマワリを吹く風に
色がついていたら
たくさんの場所で
数え切れないほど
なまえをもたない
色に出会うだろう
そのとき僕は
シロツメクサの
....
8.5.05
僕にできることは
なんだろうと
とにかく探していたけど、
ただ分かったことは
僕のあまたのまんなかに
あると思っていたものが
じつはなくて、
そんなものなく ....
ぼくはある人を想って、
少し泣いたり、あるいは
幸せな気分になる。
もうここにはいない
あの人。
ぼくの胸のすみっこに
とぎれることなく
存在するであろう人。
....
夕ぐれが夜になるふしぎ
月がかけていく夏の朝
地球のかたむきを
人はいつも忘れている
乾いた夜のすきまに
星がおちるのをみた