微笑んだのはだぁ〜れ?
天使

「君の名前は何?」
なんていわれたら
「俺の名前は天使!」と叫んで答えてやる

俺は自分の名前が好きだ。

俺は、嫌いな神の奴の下っ端の仕事をしてるけど、
それでも、この仕事も好きだ。

そんな俺は、最近新しい仕事をもらった。

それは、女と男の恋の手助けだった。

ある日、女のほうがなぜか俺の姿が見えた

俺は、かなり動揺したけど

やがて二人は

禁断の恋ってやつ?

仕事もほったらかしにして

俺たちは、ラブラブに恋落ちてゆく・・・・

そしたらやっぱり、神の方から呼び出しが来て

「バカやろう!」と怒られた

俺は、神に言ってやった

「あぁ。俺は馬鹿だ!それの何が悪い?」

といってやった。

「お前なんか、天使失格だ!」

そんなことを言われてしまった・・・。

だから

「おうっ!やめてやる!!こんな羽、うぜぇーんだよ!」

とキッパリ言ってやった。

そしてこの羽を脱いでやった。

天使じゃなく、人間になってやった。

これで馬鹿な神の奴なんかの言うことを聞かなくてすむ。

「おい・・・・」

神の奴が、俺の肩を掴む。

「触るな!てめぇーのその手なんていわれてるか知ってるか?
       ミイラみたいなキモチ悪ぃー手!」

「なにをっ!」

「は?俺はもう、てめぇーのいうことを聞かずに、幸せに暮らすわ!
       じゃぁな!」

なんてカッコよく決めて、空を降りていった。

いや・・・・落ちていった。





飛んでから気付いた。



「俺・・・・・羽ねぇーじゃん!!!!」


微笑んだのは誰?
微笑んだのは俺?
ちがう。
微笑んだのは、神の方だった。















「うっそーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!」


自由詩 微笑んだのはだぁ〜れ? Copyright 天使 2005-08-03 22:06:38
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