に
にこ
ツー
ふたり
ふたつ
2という数字が好きだ
きみが教えてくれたんだ
だからナンバープレートも
暗証番号も
2という数字ばかりを入れている
に
にこ
ツー
ふたり ....
玉蜀黍
玉杯を挙げながら
君の衣剥ぎ取り
下弦の月に捧げる
濁っていたかもしれない
闇に光る眼差しも
火照った君の肌に淡く溶け出す
黍の甘さがそのまま
横たえた身体から呟 ....
夏絵さんなんて大きらいだ〜
というのは大嘘。
大好きです。?
夏絵さんがたとえきらいだろうと…。
男と女になりたいからいっしょに食事したり飲んだりしてるわけではありません。
もちろん ....
俺?
俺はぼろぼろになってあの街から追放されたんだ
え、泣いてやしないよ
この泥があるからこそ蓮の花も咲くらしいから、大丈夫だよ
こころの問題じゃない
脳の問題だ
....
手さぐりで
あなたを想う
言葉を選ぶよりも
ただ想う
私はどこへもいかないと言ったけど
歩いているから
離れてるのかもしれない
人は
同じところにいられない
カラダは置いてあ ....
(嘘つき)
と
だれかに言われ
ぼくは
眼を醒ました
八月の
朝、はやく
遠くから
なにか
まぶしいものの流れが
こ ....
おとといきのう俺はちょっとキレていた感がある。
そして次回の診察日は八月三十一日水曜日なのに昨日の八月二十二日月曜日に病院に行ってきた。美術教室は普通に朝からあったのだけれど行きたくても行けなかった ....
風景は記憶を宿している
だから俺は
ゆるゆる
その風景に
流れ込む
いつも路地裏
猫がいて
丸くなって目を細くして寝てる
気持ち良さそうに
俺は雪駄で歩いていくだろう
そう ....
どうせだめだと言われているんだ
そうなんだ、無意識にこんなことができるほど
あなたは逞しくて美しいぼくの絶対なんだ
これいじょう傷つくのはやめとけよ
そんな時間もったいない ....
世の人は自分も含め生まれつきマゾヒストかと哲学しては
かつお節みたく体を削りたくなる日に見つめ、エゴン・シーレの。
いなくなれ、いなくなれよと繰り返し、午前三時の新聞ことり。
手首か ....
珈琲に
きょうも月が
満月ででていた
それが嬉しくて
伝えるひとはいなくて
珈琲に
きょうも月が
外は半月だけど
それが悲しくて
伝えるひとはいなくて
台所に珍しいカボチャの種がある
ひょっとして奇形が生まれるかも知れないと
そっとかばんに隠して、畑に撒いてやる
その畑はあまりにも荒れていた。
このままでは芽が出ない
「芽が ....
どうせひとりじゃないから
ひとりぼっちだと楽しい
どうせひとりぼっちだから
大切なひとがいるだけで寂しい
さだめと打って宿命の変換を探していたらDgsが出てきた
存在 ....
無為な時間の使い方を
私は知っている
あなたに
メールを打つ
秒針を見る
秒針は回る
自分の意志で
私は見守る
返事は来ない
期待もしないし
落胆もしない
メ ....
あたいの心は茜色
つっかけ蹴り上げたら
明日は、きっと晴れ
コンビニで二つあるレジの一つで順番を待っていた
丁度私が並んでいた方じゃない方が空いた時
オヤジが割り込んできた
「先並んでたんで」
そう言って私はレジに商品を置いた
そしたら
「ちっ ....
地上に
楽園が無いなら
生きる価値もないのか?
無駄に系統樹を
繋げて
意味は無いのかな
せっかくの
勝負パンツのぼくに
君は
まだヒヨッコねって…
余計なお世話だし
....
薄れは 日々速さヲ増し
浮かブ言葉も崩れて逝って
思イ出ハ 欠片を残さずに
過去ハ ただ黒い壁の様デ
全テヲ選ばず飲み込ンでユく
「君ヘノ思いハ消えナイで」
....
願い
想い
叶わないもの
もっていると辛いもの
全部
量子のキューブに込めて
未来へと飛ばす
はじめて情事を体験したときそれは情事じゃなかった。情事と交尾はちがうことだとすぐにわかったし、わたしの体験するそれが情事ではないこともすぐにわかった。だから早く子供を作ろうと思った。交尾ならば結果をつ ....
無意識に水を求める。
悩んだ末に
求める。
生きる為に
永遠て何
命って何
定義できない
誰も分らない
正直に生きよう
本当の事話し
懸命に生きよう
信じて素直に話す。
....
マッサージから帰る道すがら南国の落日の光景にお客さんは皆さん感激してくれた
今夜は今回のマレーシア企業視察団の第ニ陣との交流夕食会だった
第ニ陣にはイガタアヤコがついていた
職場のように挨拶をす ....
クアラルンプールからまたさらに飛行機で2時間半揺られて現着したときにはもう夜の10時になっていた
お客さんたちも少々疲れている
シンゴたち一行が空港から出ると小雨が降りはじめた
きつい排気ガスの ....
ことばの世界から遠ざかってしまったのは
見ようとしても見えなかったものが
見たくないのに見えてきてしまって
見えるものだけが正しいと思ってしまったからだった
気がついたときにはもう
粘着質な ....
…久しぶりに家に帰ってくると
みっちゃんは私のことを忘れたかのようにぷいっと無視した
そして私がいない間エサ係を担当していたお母さんの後をついていく
もちろん水槽の中で、だけど
おい
....
どんなにダメだと言われたって
どんなに許されないと言われたって
もう出会ってしまったから
なんにも手につかない
なんにも考えられない
アナタ以外は見えないし
アナタ以外は見 ....
君は言う
あたしはじゃじゃ馬娘だから
さすがに居酒屋で四時間も下ネタは
キツいぜ
頭のネジが
飛びそうだったよ
終いに俺の連れと
危ない時は
口で済ましちゃったほうが
いいと ....
{画像=110817124651.jpg}
独りぼっちの花へ / 夜の公園にて
孤独な魂には
孤独な所作が必要だ
孤独な笑いと
孤独な涙が
顔を色分けている
....
僕たちは、
同情で。
僕たちは、
どこまでも
青く、
青く、
終わっているだけな。
ダンボール詰めの、
ぎゅうぎゅうの果実みたい ....
いくつもの時間と
太陽を横切り
窓辺の中で
影だけが遊ぶ
その足音は
騒がしくも心地よさのうちに
正午を過ぎて
風を忘れた頃、
幾重もの雲を
たち上げ
躊躇わず
夕立ち ....
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