そっと窓を開ければ、冬の夜空を仰ぎみる
透んだ月夜はひとつ、またひとつと星が増えていた

無臭な氷の風が、すぐに鼻先を冷たく縮ませるから
(ふぅ〜と片手で覆い息を吹きかけるとき  ....
aikoの奏でるような 音楽を
どうにかしてマネできないものかって
つややかな髪を撫でながら たずねてみると
aikoは口を黙らせていた


今日のタクシーの中では
エロいことでもしてい ....
金曜日の朝、
職場の、派遣の女性に、ご飯に行きませんか?
と誘われて、
ぼくは、どぎまぎして、メアドを教えた。
しかし、
あとから後悔した。
派遣の女性スタッフは、十何人もいるので、
あ ....
月明かりに照らされた
波の音だけが生きている

サラサラとした
夜風を浴びながら 僕は
ここにいない貴方に
何かを語ろうとしている

貴方は 今 ここにいないけれども
僕は  ....
三日月様は
今日も微笑む…

お日様のように
辺り一面を
明るくは出来ない
けど…

三日月様は
今日もニッコリ
君に微笑みかける…

ほら!笑って♪
いつもの君の
笑顔を ....
 
 
僕にヒゲが生えていた頃
あなたは優しくヒゲを撫でてくれた。
今ではすっかりヒゲは枯れ
ビルなどの建築物が建ち
唇の近くまで人も歩くようになったけれど。
あなたの手のことはあまり思 ....
秋の草原
枯れ草色

ついこの間は
若草色だったなんて
まるで騙されているよう

春芽生えて誕生し
今は老人なのだね

あっという間の一生
何を思い土に還るのか

きっと『死 ....
旦過市場を抜けたはいいが
山を越え
谷を過ぎ
ここはどこやねん
ぐるぐるぐるぐる
廻る道
これがニーチェの言っていた
永劫回帰か
あほんだら


天と地におけるありとあらゆるも ....
いつも
おそろしいよかんにおわれているので
せなかをまげてしまう

せを1センチでもひくくすればそれで
ひょうてきになりにくくなる
だがかえって
おうぼうなものの
ぶつりてきなせめは
 ....
霧のなか/片足の折れた犬を知らないか
空腹にさまよう/満月の夜
気が付くと外灯の赤い肌は暗く
置き去りにされた毛布の染みを洗い流す
裏切りの斜雨ト
/
千切れた鎖を引き摺り/畜生と ....
満月か? 14番目の月か?  

星座と月の輝きに見とれて、身体が冷えた


もうパン屋には灯り そろそろ焼き始めるのかな
 
 
煌々と月や星が輝く
夜空が明るいと 真夜中であ ....
いのちを軽く人生を軽く

かんがえていた訳じゃない

十代のころ

自殺と未来がいまよりも

そばにあった

ただ

いまよりもずっとそばにあったんだ

そんな生死の

 ....
しとしと雨降る夕暮れ刻
道の片隅で、小さな猫が凍えていた

抱き上げようか迷ったが
そのまま歩いていった

しばらく歩いていると
雨が更に強くなって
洪水が起こり
雷が鳴り出し
そ ....
疲れているから 逢いたくなる
疲れているから 甘えたくなる

疲れているから ひとりじゃヤダ
疲れているから 寄り添って眠りたい


だけど君って─
元気が出たから 「逢いたいよ」 ....
家にいるのに帰りたい
どこに帰るの帰りたい
今すぐここから帰りたい
何でもいいから帰りたい

中学1年生の時に帰宅部だったから
わたし帰るの得意なんだあって

独り言つぶやいて帰りたい ....
僕はいまだによく悩む
そんな時頭の中では家なき子だ
じっと我慢
ハリーポッターの魔法の棒でもあればね
石ころが美女に変身するような
ひらめきと
それまでのくよくよを一気に粉 ....
ここでいいんですかね
もったいないような気がしちゃいますね

きみとあの子のくれたプレゼント
itモヤモヤ
咀嚼して味わいます

帳面に書いてるんです2005年からずっとね
ここでいい ....
死んだらこ
の心をどこ
に埋めよう
か考えてい
る。街には
電球のちら
つく光だ。
(朝に向か
って逆走し
たいよね。
日付変更線
とかものさ
しではかっ
てじぶんの
さび ....
お母さんはビールを呑んで


喋りだします


今にも泣きそうになりながら


姉が買ってあげたメガネをかけて

わたしを見ます



そのレンズを通して


 ....
なにがあってもきみしかいない
いま、ぼくの生涯がつくられている
かたちを変えてゆく
まだあたらしいいきもの
きみはその、ひとりで
ひとりきりなのに
てのひらふたつもっていた
それ ....
君の ありがとう に

心は桃に色づく

君が使う 数少ないタメ口に

愛おしさが あの波のように押し寄せる



気づいたら 君から

人の愛し方を学んでる。
全ては言葉で始まった。

ものは言葉で存在し

言葉で言えないものは無い
存在しない

絵に描けなくても言葉になって

人の間に漂って

人の気持ちも言葉になって

言葉が無 ....
ぜんぶ理由があった

理由なんて

意味がなくなるくらいたくさん


さびしい11月

きらきらひかる

水いろの空とか

ゆんゆんわたる


ぜんぶ理由があった

 ....
冬の星空は、美しい
 
そして、今夜は 月も明るい

満月か これらか満月になろうとしている月なのか

こうも月や星が明るいと 夜遅い時間であることを忘れてしまう
  
 
 あれは ....
熱い骨が
体を包む
瞳に移る灰褐色は
悪戯に
空気を
変える

首を
キューッと
それで
私はドコまでも行けるの
例えば
愛の果てまでも

たっつんが
そんな事するなって ....
べつに、
41年間、彼女ができなかったけれど、
孤独なんて感じたことがない。

これも、おそらくは、
逆説で、
じつは、
孤独を感じないようなにんげんだから、
彼女ができなかったの ....
もっと触りたい
ふわふわの領域を
もっと抱きしめたい
ふわふわの範疇を

手のひらから沁み込んだ
もふもふは一気に
視床下部まで駆け上ると
セロトニンの波に乗って
第3肋骨の裏側に潜んだ
「不」のつ ....
ある日70メートル離れて後を付いてゆく 。
ボルカ氏の散歩は奇妙だが目的地はちゃんとわかっているつもりだ 。

ゴチャゴチャした秋葉原の街。ぐるぐるとまるで空っ風のように旋毛曲がりに通り ....
月が好きだということは

ひかりが好きだということです

太陽みたいにどぎつくなくて

月にあたってやわらかく

はねかえってくるひかり

そんなひかりが好きなのです


緑 ....
支えとしての音を失って
私は迷うと思ったが
踏み出す足の先は
同じなんだとわかった

空間を歩く
私は心細いけど
それは なにかがないせいでなく
だれかが いないせいでもない

ど ....
森の猫さんのおすすめリスト(2651)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_One_by_One_(冬の星)- アラガイ ...自由詩3*10-11-29
いつか好きでいれた頃- 番田 自由詩210-11-29
最悪の女- はだいろ自由詩210-11-29
貴方へ- J.M自由詩110-11-29
三日月様の顎- 顎長三日 ...自由詩110-11-28
僕にヒゲが生えていた頃- たもつ自由詩8*10-11-28
草原の約束- うずら豆自由詩4*10-11-28
イン・ザ・祭り- 真山義一 ...自由詩18+10-11-28
背を1センチでも低くすればそれで標的になりにくくなるが- a自由詩310-11-27
畜生ト吠え- アラガイ ...自由詩5*10-11-27
マイナス1.4等星のシリウス- 北大路京 ...自由詩21*10-11-27
自殺と未来の十代のころ- 吉岡ペペ ...自由詩610-11-26
雨の日の仔猫- 一 二自由詩310-11-26
引力のあいだ- 佐和携帯写真+ ...610-11-26
帰宅部の素振りの掛け声- 池田実緒自由詩410-11-26
悩み- 乱太郎自由詩1210-11-26
正露丸- カチキ自由詩410-11-26
詩ね- 桐谷隼斗自由詩210-11-26
6年振りに親子- くゆら自由詩410-11-26
血潮- ゆうと自由詩110-11-26
べたべたらぶそん- 短角牛自由詩210-11-26
ことばはことば- ……とあ ...自由詩6*10-11-25
理由- 吉岡ペペ ...自由詩510-11-25
冬の夜空は_美しい- 北大路京 ...自由詩7*10-11-25
ボーンズ- Oz自由詩110-11-25
41億光年の孤独- はだいろ自由詩410-11-24
もふもふ- nonya携帯写真+ ...12*10-11-24
ボルカ氏の散歩- アラガイ ...自由詩4*10-11-24
ひかり- 吉岡ペペ ...自由詩810-11-23
あいらぶゆう- 朧月自由詩510-11-23

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