焼き尽くす奉げものとして
俺を神殿の祭壇に供えよう
オプロパナクス
ジャポニクス
(ナカイ)ナカイ
そしてふたたび
この宇宙の闇から君の名を呼び
俺のなけなしの光を差し延べよう
山上の ....
細い指を絡めて
愛を囁いた
湖畔に佇む
雨に濡れた木々には
震える小鳥が鳴いている

遠くまで流れていく雲
君は花畑の中で
太陽の匂いのするそよ風が
帽子を飛ばせば
愛が笑う
ク ....
 チョコレート・ONE

ボクがくわえているのは
うんこじゃなくてチョコレートだよ
こんな物を食べていれば
餓死はしないが虫歯と成人病で
遠からず腐蝕死だ
歯に応えて舌にとろけ口蓋に甘く ....
             考える 考える
             君のことを考える
             君について考える

             油断していた
          ....
こずえとこずえをむすんだ線で空を区切ってください
右側にあるのが悪い雲
左側にあるのが良い雲です
どちらにも雲がなかったら
そこが天国です
私はあなたの子供です

でも、私はあなたではありません

私はあなたから生まれてきました

でも、私はあなたのものではないのです

私はあなたに育ててもらいます

でも、私はあなた ....
そんなことしたら

また再会することになっちまうじゃない

愛より弱いこと

ひとりひとり続けようか


大好きだった

いつもそばにいた

いまも影や轍

気にして生き ....
バナナのプロパガンダ

バナナは長い
バナナは黄色い
バナナは湾曲している
バナナは南国産である
バナナは安い
バナナは皮剥きやすい
傷みやすい 黒ずんで行く
バナナは可愛い
バナ ....
君の艶やかな黒髪のうねり
胸の深奥を突く瞳の輝き
小さなうなじとふんわりとした肩
優しく丸まった滑らかな胸
優美にしなやかなる柔らかな身体
君を一目見たそのときから
永遠なるものは花開く
 ....
俺は祈る
君が可愛い笑顔を浮かべる日々が
ずっと続くことを

俺は祈る
君と友達の楽しき青春の数々が
溢れるようにあることを

俺は祈る
君の前途が気高き祝福に
満ちたものとなるこ ....
閉めきった部屋の中を
風が吹き荒れるなんて信じられる?
でもそれは本当のこと

現にそれで海は荒れ
帆をたたんだ私の帆船は
航路をそれて思わぬ方へと運ばれた

情熱からくる行為のそのほ ....
話せば判る

夫婦喧嘩した際、父が母に言い放ったような

パパとママ、どちらが好きなの
そんな母の発した答えようもない問いかけに弟と私
布団のなか、ひたすら息を潜めるばかりで

話せば ....
ねえ君はゼブラ
等しく白と黒のゼブラ
でも誰も知らないゼブラ
黒い名前のゼブラ
でもほんとうは等しく白いゼブラ

ねえ僕達みんなゼブラ
等しく白と黒のゼブラ
でも誰も知らないゼブラ
 ....
私達は風景を食べている
そしてもうひとつの地球のような
そんな世界を造りその上を歩いている
しかしそれはとても、とても小さい

幾つもある小さいを繋いでみようと試みるが
誰も縫い目ひとつに ....
こんな顔をして家には帰れない気がした
ヨシミは自転車で夜を町を走っていた
お母さんをさがしてパチンコ屋さんをわたり歩いていた
カゴのなんでもバッグにケイタイがのぞいていた

目からなみだがあふれていた ....
カワバタだ
歩道に乗り上げた車から音楽の低音がきこえている
のぞくと腕をくんで寝ていた
自転車のベルをひとつふたつ鳴らした
目をつむったままカワバタがほほえんだ
ヨシミはスヌーピーのような顔 ....
昔々(むかしむか〜し)は無関心
徐々徐々にに親しくなって
今は友と呼べる奴

昔々いつも傍らに蹲(うずくま)り
たまには気になるときがあるが
それはいつでも憂鬱さとともに

昔々は青と ....
朝の訪れるたび
切り離されたからだを思う
昨日との交信が途絶えて
寄る辺ない
なまぬるい風に
輪郭を確かめる


季節がしみこんでくるのと
季節に染み出していくのが似ている ....
零時三時の七人現場で

京都タワー下

二十三時半集合




昼間は昼間で搬入現場










明日は八時 ....
彼女は彼を愛していたし、
彼もまた彼女を愛していた。
傍目から見れば完璧な二人だったけれど
どちらも鋭く光る牙を
その身に隠し持っていたから
二人の恋はいつも死闘になった。
顔を逢わせ ....
 泣く女

泣く女は階段の下で
セーターを編んでいる
赤い毛糸と緑の毛糸で

 哀れな女

シンデレラは靴の片方をなくした
シンデレラは靴の片方を探している
シンデレラは義足の片足 ....
ありきたりな時間を刻む
虚像は実像よりも鮮明

ここから貴女に手を振った
見えていないと知りながら
一生懸命手を振った

小さな子供が「こんにちは」と言ってくれた


貴女は脆い人 ....
月の晩には誰も知らない小さな島が
沖の静かな呟きの上に姿を現わす
まるで忘れ去られた溺死の骸が
呼ばれて浮上したように

月の晩には紅い魚が青いヒレで
黒曜石の水をかき回す
眠る白砂が舞 ....
うつくしい季節です
赤い花は風に千々に、
報われないとか
叶わないとか
そんな怨み言とはかかわりなく
身を任せてゆきます
昼下がり、ぼくは自ずから
人並みに戦々
立ち向 ....
夕暮れ中央道にのり込んだ
明滅するテールランプが湿度ににじんで美しい
すべての初めては心を激しく呼んでくる
生きている
くるしいし高ぶるし泣きたくて笑いたい

センテンス
台 ....
                  100622



反応が余計だと思うのだ
現象とか起源とかに束縛されて
ピチカカと今日も疲れている
一日歩き回ったあげく
上司から小言を食らい
 ....
 夏が来た

  みたいだけれど

ねむいなあ
真っ白だったところに
思い出はときおり順番もなく
まるで誰かの落書きのように在る
それはたしかに自分が経験したことや
自分が学んだものであるはずなのに
忘れてしまいたいことほど鮮明で
忘れ ....
{引用=
黒が似合うようになりました
白はちょっと 気恥ずかしくなりました

女になったのはいつ頃でしょうか
どんなふうにしてでしょうか

化粧が上手くなった頃でしょうか
愛するからで ....
煩わしさと恋しさの狭間を
書きたかったのに
無骨な指は気がつくと
穢い言葉を叩き出していた

気ままさと淋しさの狭間を
言いたかったのに
愚鈍な唇は気がつくと
哀しい言葉を吐きだしていた

交差点と ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地獄薔薇- 黒い翼自由詩110-7-3
愛が笑う- ミツバチ自由詩10*10-7-3
チョコレート- salco自由詩4*10-7-2
考える- 鵜飼千代 ...自由詩13*10-7-2
真夏未満- あまね携帯写真+ ...1110-7-2
あなたの子供- くろきた自由詩410-7-1
再会のこころ- 吉岡ペペ ...自由詩710-6-30
BANANAな- salco自由詩7+*10-6-30
今も俺の傍に- 一 二自由詩310-6-30
愛は祈りだ、俺は祈る- 一 二自由詩410-6-29
閉めきった部屋の中で嵐はうまれ- 瑠王自由詩4*10-6-29
ガリンペイロの恋のうた- 恋月 ぴ ...自由詩23+*10-6-28
白と黒のゼブラ- 瑠王自由詩2*10-6-28
Patch_Work_#1- 瑠王自由詩11*10-6-28
群青のサンドウィッチ(_最終回)- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...17+10-6-27
宇宙のものまね(1)- 吉岡ペペ ...自由詩210-6-27
おつきあい- ……とあ ...自由詩9*10-6-27
alt- あまね自由詩28+10-6-27
水呑み百姓- TAT自由詩3*10-6-26
マングースとハブ- 楽恵自由詩14*10-6-26
食傷- salco自由詩22+*10-6-26
悠希子- 中原 那 ...自由詩410-6-25
月の晩には- salco自由詩10*10-6-24
駅前通りの宇宙的考察- あまね自由詩11+10-6-23
揺れる- たちばな ...自由詩22*10-6-23
ピチカカ反応- あおば自由詩7+*10-6-22
夏至- 結川菜青俳句510-6-22
めまい- ベンジャ ...自由詩5*10-6-21
女になったのは- yaka自由詩9*10-6-19
尻尾- nonya携帯写真+ ...16*10-6-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89