里にくだると
花の咲く共同湯がある



音をなす早瀬の
そのほとりで 今は、椿がさきほこり
三ぶ咲きの桜たちが 
うらやましそうに 見おろしている



昼間から入りにくるの ....
「愛してる」

簡単じゃないはずなのに
誰もが街なかでささやきあっている

君だけを
このひろい世界を




勘違いしてしまうのかな

束縛されたく無いはずなのに
相手 ....
 
八重桜

そこで枯れていくのか

{ルビ雪洞=ぼんぼり}もとうにないその公園で


 
年を取るにつれて
楽しみより苦しみが
多くなる

悪行の数々による
罪の意識
重くのしかかる

外も歩けず
食べる事ばかり
水泳でもしよう
心身ともに鍛えよう
今夜は 里芋と蛍イカの含め煮にとか いいながら 
包丁をおろされて ちょいとキレテちまって
↑やじるし うしなったけど 気にしない

おいらは ついこのあいだまで
竜宮城にいたんだぜ ....
ときどきは会いたいね
ところで思うんだけど

藍色の自分がいて
それは愛にもなれるし
遇いもつかめる

2音素のaiという母音は
子音を携えて色を変えてゆく
それがあなた

 ....
つきましたら季節を短めに揃え
天然に液体化を試みる
執念より地割れのひきつけが裂く
泥水の底溜まり
髪は性質上二股は気化
すぎたのが逆切れて地肌が近い
哭く哭く、四六時中あたまを掻いて ....





嘲笑
騙す

試す

無視
暴力

取立て
まず魂のくせを矯正します
今世のくせも後で清算する予定ですが...
とりあえずお世話になった想いの数々に手土産のひとつももたせて
さっと湯通しをします

その際肩をおもみしても構いません
 ....
給料日またもや上がる摩擦係数

柿の種噛みつぶすのは癪の種

イエスノー枕最近イエスも忘れかけ

山の神箱根駅伝速いかもね

ダイエットしてどうするのと言いそびれ

幸せにする ....
染井吉野ってさ
種で自然には増えないらしいね
この国にある染井吉野は全て
人の手でひとつの突然変異種から
接ぎ木されたものなんだってさ
DNAが同じだから
開花に個体差がないんだって
な ....
きみのする
電動歯ブラシ
オナニーは
ミントの香りが
とても清しい




肛門の
周囲に生える
毛を抜いて
あなたを想い
けつ毛占い




肛門に
忘れ去られ ....
きょう太陽のまわりに

虹が円を描いていたよ

ぼくはそれを伝えたくて

太陽を建物で隠して

写真を撮ってみたよ

会社の人に言ってみたら

外も見ずにこう言った

めずらしいですねって
お風呂は真っ赤なゆりかごだ
人の体内からでるものは
赤に決まってるじゃあないか

後悔も溶かし
耳から入る
水入る

菅にみたてた体を
もてあそんで忘れたい
今日の
明日の私の迷 ....
桜のつぼみが口をひらいた3月27日は 
遠藤周作先生の誕生日で、奇遇にも   
結婚前の僕等が恋人になった日なので 
府中の遠藤先生のお墓参りに行った  
生後7ヶ月の周の、旅の始まり 

 ....
どこまでも拡がる宇宙の果てから
針のその先のずっと奥までが見通せる眼がほしい
火や水や風
どんな重力にも耐えてゆける変わらない筋肉と骨
未知の細菌には負けない内臓器官
見えない放射 ....
君は最後の彼女
君は僕のワイフ
君はロンリーハート
君はたった一人の女

はなさない
逃がさない
はなせない
あわてない

君に求めるものは
大きな乳房
美味しい料理
会話の ....
四月病ってあるらしい
さりとて年度替りの初々しい賑わいとは
とうに縁遠くなっているのだから

花散らしの雨もあがり葉桜と化した桜並木を
これでよいのだと独りごちながら歩む




 ....
不器用な詩人を撫でる桜まじ

花篝燃えてくれるなまた泣ける 

哲学の道を流れる花筏  

散るまでの夢と知りつつ桜酒

高瀬川乳飲み子抱いて花の雨

岡崎の桜回廊象の声

 ....
彼はハトムネを二羽飼っています

以前彼はハトの形をした
クッキーを作る工場で働いていました
或る日彼は眠くてたまらずたまらず
たくさんのハトの形をしたクッキーが流れる
ベルトコンベアーに ....
薄い月明かりと静寂の夜

シーツの海に 揺らぐ

僕だけが知ってる 露われる姿態を
美しい と抱き締めてあげる

呼吸の心配は要らない
僕の酸素をあげる
脚なんて絡みとるか ....
大人になって
出来なくなった

逆上がり

夕暮れのポストに
転送されてきた

手紙

差出人は
さかさまになった

世界

天をけりあげて
ポケットから落ちた

 ....
僕達は旅立たなければならない
その始点と終点はひとつの意味のまとまりを持つ
優美な構造体であって欲しい

君や彼女や彼等が互いに意味付けあう関係性の生きものである僕らは
社会性というオペレー ....
  不思議
  きみがふれた
  いびつな石ころが今朝、
  柔らかいパンへと変わった
  春の陽を白く吸って



  不思議
  きみがくれた幾つかの
  言葉は辞書に ....
きみの声が ふにゃふにゃで
もっとふにゃふにゃにさせたくて
ふにゃふにゃにしたら


ふにゃー!と鳴いた



帰るなと鳴く 君は帰るなと
ふにゃー!ふにゃー!


 ....
でこぼこしていた大好きが

たましいにプリントされて

僕のたましいそのものになっていた

だからもうあんなに痛くはなかった

あなたは僕のいちぶです

やっとここまで辿り着けたよ ....
夜の公園で

ひとりベンチに座っていたのは

さくらの花の塊を

じっと見つめていたかったから

ぼくは淋しいんじゃないきっと自由だ


さくらの花が止まっていた

地上の珊瑚のようだ

ぼくはあるは ....
百円で買った文庫本

アメリカのとある古い短編小説

マウンテンパーカーの前ポケに

ちょうどだからと出かけるときに文庫本

雨がぱらぱら

結局ざぁざぁ

一日降って傘をさし ....
コトバは音声と意味を結びつけるしくみの総体である
コトバの本質は意味を伝達する道具

それはぼくの頭の中の愛という概念を体の生理的機能にしたがい
aiという2音素の物理的波動に変換してきみの鼓 ....
昨夜の雨が
嘘のように
駅に続く舗道は
朝の光を浴び
キラキラしている

寝過ごして
少し遅刻気味
急ぎ足の僕

10分程歩くと
カーブの先に
いつものように
駅が見えてきた ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
椿の湯- 月乃助自由詩11*12-4-30
Raindrops(ちぎるひと)- 恋月 ぴ ...自由詩28*12-4-30
八重桜- 殿上 童自由詩20*12-4-29
水泳をしよう- ペポパン ...自由詩3*12-4-29
今夜は_脱力がアップのリズム- るるりら携帯写真+ ...8*12-4-28
藍について- 梅昆布茶自由詩1512-4-27
鬼の根- アラガイ ...自由詩7*12-4-26
悪魔- ペポパン ...自由詩3*12-4-25
魂の浄化のレシピ- 梅昆布茶自由詩1912-4-25
軋轢- 梅昆布茶俳句9*12-4-22
ソメイヨシノ拾萬四千伍百参拾参號- マチムラ自由詩4*12-4-21
変態短歌2- 花形新次短歌212-4-20
誰も知らない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-4-19
赤いバスタブ- 朧月自由詩312-4-18
おさなごの夢ー遠藤先生の墓前にてー_- 服部 剛自由詩4*12-4-18
プロムナードⅡ(新しい血)- アラガイ ...自由詩10*12-4-18
You_are_the_only_one- ペポパン ...自由詩7*12-4-16
口ずさむひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*12-4-16
#桜2012_#京都- 北大路京 ...俳句18*12-4-16
ハトムネの胸騒ぎ- 灰泥軽茶自由詩11*12-4-16
セックス症候群- 愛心自由詩612-4-15
返信- そらの珊 ...自由詩16*12-4-15
夢の門出に- 梅昆布茶自由詩1012-4-15
不思議- 草野春心自由詩10+*12-4-14
ふにゃ子- 八男(は ...自由詩312-4-14
プリントたましい- 吉岡ペペ ...自由詩512-4-14
地上の珊瑚- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-4-14
雨に濡れた文庫本- 灰泥軽茶自由詩20*12-4-12
aiという音素- 梅昆布茶自由詩1812-4-11
続行- 和田カマ ...自由詩2*12-4-11

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