朝起きたら、外に出よう

白い息を吐きながら

此畜生と吐きながら



 
かこぉん・・・と靴音
軋む、非常階段


感情を言葉に変えた瞬間から
わたしは
燃えないゴミのように無機質な
存在に変わってしまうのだろう

語りすぎるのは
良くないことだ
見つ ....
 「俺は自分が青や緑やとにかく寒色のものを着ると、ただ具合が悪そうな人に見えるということに十八歳になった日に思い知らされたんだよ。」
その日に赤いセーター二枚も買ったんだ。

 十七歳も今思えば ....
気合入れて目覚めても
去年となんら変わることの無い朝だった

それでも
いつもの年とは変えよう
変えてみよう

初春は一途な決意が大切なんだと自らを奮い立たせ

買いだめしておいた菓 ....
年が改まり 今日から新年なんだ
モソモソと布団から這いずり出して 袢纏を引っ掛け 
いつものように 新聞をポストに取りに行ったら
電話帳みたいな ぶっとい紙が捻じ込まれていた

こんなもん、 ....
空から降ってくるものたちは
悲しみをたずさえてそっとやってくる

それはアリューシャン列島の凍った針葉樹を融かし
地に降り立つとそれぞれに色を変えて南下してくるのだ

柱時計をぼんと鳴らし ....
職場で調子が出なかった日 
凹んだまま布団に包まり、さっさと寝た。 

目が覚めて、妻が見ていた 
朝のニュースは 
{ルビ白鳥=スワン}の舞を
世を去った母に捧げる浅田真央 

場内 ....
オイオイ、このまま年越しかよ!
大掃除はやんねえの?
もう光のないオヤジにも多少の楽しみはある

甘い哀しみを楽しむのですね

センチメントなオヤジはかなり気持ち悪いが

そっとしてあげてほしいのだなあ


イケメンはずるい

福山 ....
人間のつくった言葉なんて全部嘘だ

そう思ったら謎がとけた
そうだったんだ
やっぱり
そうだったんだ
嘘だったんだ

嘘であるなら
信じないほうがいい
だれかのつくった嘘になんか
 ....
親父はけっこう自由だ

無いものは金と彼女だけで時間だけはある


幼稚な恋愛ごっこにも疲れてしまったし

Amazonで買ったダンフォーゲルバーグばかりが慰めなのだ


自分を縛 ....
茶屋町からマリンライナーで四国に渡る

瀬戸内の海辺の町並みを眼下にしていると

あの津波を重ねてしまう

渦になりきれない潮のたわむれを見つめていると

いろんなこころを自分を使って実験してしまう
 ....
俺という人嫌いは
背中にうっすらと毛が生え
後光が後頭部から発するよう
頭髪の一部が欠落している
その代わりと言っては語弊があるが
人に良く知られた猫好きで
猫さえからかっていれば
人付 ....
ベツレヘムの星がまたたく頃

そっと目かくしをしてくるヤツ

朝まで名前を呼んでやらないんだからね
2人は別れる運命にある。
ハートはちぎれ
血を流している
契りは切れる

もし人生をやり直せるなら
もう一度チャンスを下さい。
全てが無駄になる
全てが言い訳になる

まだ好きなん ....
口を噤んだ鳥は
項垂れた私の真似をして笑顔を待っていた

どんな顔をすれば満足だ?

どんな顔をすれば許してくれる?

口を噤んだ鳥は
項垂れた私の真似をして笑顔を待っていた
 
そういうことだったんだ

気付くことがある


ものごとは複雑に絡み合っていて
原因があって結果がある
そしてその結果が今度は原因となって
新たな出来事を誘発する

「無間地獄」 ....
世界が光で出来ているとすれば

世界は最速で出来ているということになる

そして世界は

ヒッグスの海で切り取られている

言葉も音楽もウルトラマリンブルーも

真珠の耳飾りをするターバンの少女も

 ....
そんなことを思考してまた絵を見つめた

思考は霧散して

けなげなほどの静謐が

開放されていた

ぼくは考えて見つめて考えて生きていた


カボチャの絵を買った

白地のカボチャに

きらきら光る青 ....
ね・・、きれいでしょう・・・。


踊り子は楽屋のソファに胡坐をかくように両膝をたてて
物憂い女陰をひろげて見せた
ラッパのふくちゃんは太鼓腹をきゅうくつそうに折りた
たんでひたいに汗を滲 ....
僕が資材調達課で関根さんが天体望遠鏡を組み立ていた頃総務の峯岸さんが3びきの柴の仔犬をもらってきた

工場の片隅食堂の裏の朽ちかけた木造の社員寮のあたりでわんこは皆に可愛がられながらコロコロと遊ん ....
 
笑みを絶やさずにいよう

しずむあなたの灯台となるために

ずっと絶やさずにいよう



 
窓際にクリスタルを置いている

西日があたると椅子に虹ができる



黄色

きみどり

水色



この順番でくっきりと現れるのだ

窓際にクリスタルを置いている


色はその色を跳ね返す

跳 ....
誰もが幸せであることを望み
それに見合うだけの不幸せを我が身に背負う

故に生きることは辛く

苦しい




ふと目覚めれば凜として未明の寒さ厳しく
曖昧では済まされないこと ....
ひとを傷つけたり

迷わしたり

煩わせたり泣かせたり

そんなオレンジな俺だけど

嘘ばかりついて

嘘ばかり上手くなって

ほんとの気持ち探せなくなってる


夜がき ....
渋谷のライブハウスgeeーgeに入ると 
唄歌いの君は 
カウンターで手づくりのおでんを 
皿に盛り、お客さんに手渡していた 

若い歌姫が「涙そうそう」を歌い 
チャイナ服のバンドの「モ ....
赤い血が
流れているけど表面は
すまして隠してる

仲良しは
いつもふわふわで
だけど芯はどうなんだろね

疑うことは
幼いころから学んでる
応用してる

隠してる部分だけが
 ....
きみは唄ったよね



幸せって何って

まあそれはサンタが街にやってくるようには

おそらくはこないし

いまの彼とうまくやるとか前彼とよりを戻すとかいう

次元の問題でない ....
人生や仕事が楽しくないのなら

それは会社や業界や人間関係のせいではなくて

人生や仕事において

きみに上達や成長のあとがない、ただそれだけのことだ

きみの上達や成長が

きみの世界を衝撃的な一日 ....
 明日人に会うので、伸ばしに伸ばした髪を切りに床屋に出かけた。逗子駅前にある床屋で、中年の男性とその母親と思しき女性の二人でやっている。男性の方は、すっとした二枚目で、恐らくサーフィンか何かをやってい ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
此畜生- 殿上 童自由詩26+*12-1-4
静かなスクランブル- 銀猫自由詩18*12-1-4
十八歳の犬- 榊 慧散文(批評 ...1212-1-3
It's_a_beautiful_day(変わらないひと)- 恋月 ぴ ...自由詩28*12-1-2
【_お正月は嫌いです_】- 泡沫恋歌自由詩27*12-1-1
風の章- 梅昆布茶自由詩1112-1-1
妻のひとこと_- 服部 剛自由詩511-12-31
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不細工の復権- 梅昆布茶自由詩611-12-30
嘘でできた羽- 朧月自由詩211-12-29
暇な親父- 梅昆布茶自由詩1011-12-28
光よ!光!- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...4+11-12-27
猫様- ……とあ ...自由詩14*11-12-27
プレゼント- 殿上 童携帯写真+ ...22*11-12-27
別れる運命- ペポパン ...自由詩7*11-12-26
きっと- 徘徊メガ ...自由詩5*11-12-26
通りすがりのひと- 恋月 ぴ ...自由詩32*11-12-26
ヒッグスの海- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3+11-12-25
開放- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3+11-12-24
あの日のマリアへ_2011- たま自由詩30*11-12-21
柴犬のいた日々より- 梅昆布茶自由詩1211-12-21
笑みを- 殿上 童自由詩30*11-12-20
赤黄色きみどり水色青- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-12-19
春を待つひと- 恋月 ぴ ...自由詩2811-12-19
オレンジな俺- 吉岡ペペ ...自由詩6+11-12-18
渋谷一軒屋の夜_- 服部 剛自由詩311-12-17
疑いの関係- 朧月自由詩111-12-17
君に言えなかったこと- 梅昆布茶自由詩411-12-17
衝撃的な一日- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3+11-12-17
ボクのマスターベーション(3)- 花形新次散文(批評 ...17*11-12-17

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