うらめしやすいとこやないにゃあ 主のいない広い屋敷に猫を一匹放したまま、今日だけは檻から出していてやろう
俺はひとりいつものあばら家で寝る
おまえも淋しいだろうが、俺も寂しいんだ
寂しいもの同士はやはり離れて寝るもん ....
敢然と
グラスを床にたたきつけ
鳴る高音が
マジ超キモいw
これが最期のチャンスだなんて
















そりゃあお前の甘えだろう













 ....
いまにも降りだしそヲ、
    降りだしそヲ、
    降りだしそヲ、
    降りだしそヲ よ

            あの

 雲 底

  (  )
  (   ) ....
非常階段に隠れる
息をひそめて隠れる

誰も来ない秘密の場所
静かな安らぎの場所

遠くで犬が吠えている
でもここでは関係ない

のんびりと煙草を燻らす
悪意の雨も関係ない

 ....
お前の髪は
月の雫に青く濡れて
俺の瞼を鼻先を、
腹を冷たく流れて行った

お前の白く滑らかな
体をなぞって行くと
掌に吸い付く曲線はさざ波を立て、
まん丸い乳房は大きく揺れて指から溢 ....
君が笑顔でいられるように
僕も思い切り笑うよ

たとえ苦しい時でも
君の悲しい顔は見たくないから

笑おう!
空が呆れるくらい

いつでも笑って逝けるように
悔いのないように

 ....
目をつぶれば
素敵なあなたと会えるのかな
誰にも邪魔されず
あなたのそばにいられるかな


鏡の前にいる私
………醜い!
写真の中で微笑む私
………汚い!


生まれて ....
夜中浅い眠りのなかで
パチン》と《冷蔵庫の氷が割れた
朧気にまたひとつあたまの血管が切れたのか‥と思った 。
ひとりまた誰かが天国へ召されたのか‥
とも
思った 。

 ....
運命は変えられる。
宿命は変えられないという。
本当にそうなのだろうか?

宿命って何だ?
生まれながらに背負っているもの?
この体内に染み込んでいるもの?
体を切り刻み血を全て入れ替え ....
死にたい、また、死んではいけない、と自分の体に傷をつけてるが、結局は死ぬ勇気がないんだ。
わかるかい?
行為的にはすぐ死ねるのに、精神的にはなかなか死ねないんだ。
その矛盾に僕は馬鹿のような悩ん ....
ようじもないのに
ころがっていく

さかみちを
みかんが

さかみちの
はてのはてまで

それが
ようじであるかのように
あなたのために心を込めました
とあったので
いったいどこに心があるのかしらん
と包装紙を乱暴にはがしながら
じろじろとみてみました

まさか包装紙の裏に
心と印刷されているなんて
おも ....
くたびれ、ふと気付く。
眼下に電車。

此所は歩道橋。
西を眺める。

あぁ、太陽が沈んで行く。

オレンジ、黄色。
微かな緑の入った青のグラデーション。

目線を上げる。
も ....
ひとつずつ蹴り飛ばしていく
あした、あした
いつか穴に落ちる
なんだ、もう日が暮れる

五十音のなかで
朝が“あ”でよかった
夜が“よ”でよかった
昼がまんなかでよかった
い ....
食わずとも
戦えるさと
うそぶいて
君の悲しむ
顔を振り切る
APECの要人に紛れて来日














君等の元首の愛人がお住まいのネリマに盗聴器を仕込むぬるいミッション
 ....
トイレにはいるたびに
作り笑いの練習をする
たまには心から笑えるのではと
期待もしながら鏡をのぞく

宗教しているおねえさんは
嘘でもいいから笑いなさいと言う
嘘でしか笑っていないという ....
風の強い日には外へ出たくないね
仕事してると一服したくなるだろ
ビタミンが足りないからすぐに風邪をひく
もっとセックスしたいんだけど相手を探すのめんどくさいし
貯金がないから旅行にも行かれ ....
ショーウインドーには
『幸せ』が並んでいる
金で買える『幸せ』が

君の心の中には
『幸せ』が並んでいる
金で買えない『幸せ』が

どちらの『幸せ』もない僕は
こっそりと親指の爪を噛 ....
冬が来る
俺は怯える
ほらあなで
冬が来るとか
ありえないだろ、、
《天井ねこひねもす空気ぶらさがり》 ヨドバシカメラ大ガード店向かいの雑居ビル
六階にはやはり怪しげな不動産屋が入っている
階下の換気扇が焼き鳥の煙を噴き上げる
ドンキの店頭商品じみた事務の娘は
毎度同じ罵り言葉を吐きながら窓を閉 ....
<ブラッディ・マリ―>


ブラッディ・マリーと君の唇の色が同じだから、

どちらに口をつけようか迷っている。

君は何のためらいもなく赤い液体を飲み干す。

重なったその色が乾く前 ....
森町のかおるさんが新しい彗星をみつけました。2010・11・4のこと。

おとめ座あたり

ポカリ

Natureにほこりがかぶってから何年ぶりかしら

ポカリ

寝ながら流れ星が見えるように窓を ....
『ありがとう』




















 ....
うつろな視界の外側で小鳥の囀る気配
ひとしきり肩の上を行ったり来たり
動こうとせぬ私の様子をいぶかしく感じたのか
右の頬を軽く啄み樹海の奥へと飛び去った

時の感覚を失う
それがこんなにも ....
皮膚の下ふえる傷がいとおしくまたひとり肉を咬んで夜。


肉袋の中ひとつちいさくふるえる眼に皮を縫い付け朝。


剥き出しの肉にあなたの名と眼を付けて飼 ....
受信
下書き
送信済み
ゴミ箱
送信
迷惑メール


今の若い世代と付合っていると
私との会話はだいたい
メールボックスのように
振り分けられる

例えば、息子
私の言った ....
森の猫さんのおすすめリスト(2651)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
床屋裏番ねこ- 阿ト理恵携帯写真+ ...4*10-11-13
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夜の始まり- トキハ  ...自由詩5*10-11-11
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ポカリ- 阿ト理恵自由詩3*10-11-9
雨あがりの虹にぼくは命をたすけられて、まるでオットセイみたい ...- TAT短歌5*10-11-8
安らぐひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*10-11-8
「_わるい肉。_」- PULL.短歌5*10-11-8
メールボックス- ナカツカ ...自由詩11*10-11-8

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