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【 流石の沢蟹】


沢蟹は、歩く
沢を 歩く
さわさわとした沢を歩く

沢蟹も 花見をする
タンポポの花が 咲いている
その花弁を
器用に 切り取り
 ....
えば・るーじゅ、こころにことばがなくなってしをかくいみもみつけられない えば・るーじゅが居てくれたらいいけれど
えば・るーじゅはわたしが考えたまぼろしの少女
電球がたったの一個の五畳の部屋で
ちいさなわたしがどんなにか想ってみても

紅(あか)い色が大好きです
パソコンは ....
畏怖を気高く朴訥に

口笛のように

風に身をまかす

大空をゆく鳥の飛翔のように


不安は不思議に不思議は確信に

確信は自然への畏怖に帰るのだ


畏怖を気高く朴訥に

口笛のように

風に身を ....
いつも紅い えば・るーじゅ
なにが紅いのかわからないけど
彼女をみてると そんな気がする
いつも紅い えば・るーじゅ

彼女の帽子は春の庭
春の庭には小鳥が一つ
なまえと呼べるか疑問だが
小鳥の ....
地上と天をつなぐ幻

虹を見逃さない

レインボー・バウムクーヘン

虹を見逃さない

誰かの希望になれるかも

金髪のモスキート

地上と天をつなぐ幻


悲しい苛立ち

恨みや損な役回り

生まれ ....
みらいのことばかり考えていた

イタリアに住む

十年かけてそこに溶け込む

ゆっくりしずかに愛しあう

おたがいの体液で

朝のひかりをきらめかせる

そして起きあがり散歩する

ただ愛おしくなる
 ....
 
 
こおりをわる
こおりをわる

ほねをひろう
ほねをひろう

ふゆをほうむる
ひとをほうむる

ふゆをじょうぶつさせる
ひとをじょうぶつさせる

ことばなく
こおりをわりつづける

ことばなく
 ....
出張先で倒れた

会社のひとにわりと大きな病院に運んでもらった

その間にもお客様からクレームの電話が入っていた

その処理の指示を浅い息でおこなってそこへは明日行くことにした

問題が起こることは普 ....
ぼくの時計は1500円だ

安いから買ったわけではなくて極端に軽いから買った

まえの時計は5250円だった

これも極端に軽いから買った

でも安い時計はだいたい一年くらいしかもたない


時計をは ....
スカイツリーに昇った
天望回廊まで昇った



世界一の高さ
634メートルの
スカイツリー

「ムサシ」と
覚えるのだという



天望デッキの上にある
天望回 ....
海は青く大きくて

波はいい波ま白い飛沫

海は暗く明るくて

分厚い意味も光り輝く

おーい海、海よ、

風化させじと俺は行く


惨事の爪痕

整えられて

風化させじ

と俺は行く

校舎の張替 ....
ゴルフはからだの使い方だ

からだの使い方を3分で会得する者もいれば7年で会得する者もいる、ただそれだけのことだ

会得のスピードが才能なら会得するまで諦めない根気強さも才能にちがいない

いのちの使 ....
「路上で突然ですが、
果物買ってくれませんか?」
「さっきまで
そこで売っていたのですが、
少し残っちゃって」



立川駅の歩道橋の下で
前を歩いていた人に袖にされた、 ....
浅い秋の山麓にはまだ夏が僅かに匂いを留めている

霊園のなか
木漏れ日に似て
かすかな静謐の羽音を伝えるもの

誰かの魂の代償としてここにやすむメタモルフォーゼの
しるし

霊園の空は高く
夏をとむら ....
床に虹が映っていた

それを掌に載せてみた

手相にまで入り込んで

虹は暴れるようだった


掌に虹が映っていた


それを床に戻してみた

吹けば飛ぶような模様

虹は静かに映っていた

床に虹が ....
息の吸いかたも

息の吐きかたも

忘れてしまった

私は愛しき敗残兵

顔の作りかたも

その戻しかたも

忘れてしまった


夏が逝きます

今度こそ

言葉 ....
そらくんたちと
子供公園であそぶ
気温36.2℃

親たちは木陰に避難し
子供たちだけが
めまいのする夏のさなかの灼熱を
嬉々としてうけとめている

なつをワンダーランドに変える魔法を
いつしか使えな ....
鞍馬を登る

石段を上がる

夏が暑い

木の根っこを歩く

くだりはがたがたの石段

視界は緑

服はびちゃびちゃ

下りきれば川床

川のうえの座敷でひんやり


自然のなかを

からだで移動する ....
緑はひかりを柔らかくする

あなたは僕を柔らかくする

僕はあなたを柔らかくする

緑はひかりを柔らかくする


生姜湯を飲めば風邪が抜ける

足を温めれば血が巡りだす

抱き締め合えば入りたくなる
 ....
花火は夜空にとどまれない

星のようにはとどまれない

長い時間を見つめれば

星も夜空にとどまれない

地球も宇宙にとどまれない


生まれて消える

それだけなのに

 ....
広島と山口を旅した春

26年まえの薄曇りの駅

初めて泊まったビジネスホテル

飲み慣れないスーパードライ

吸い慣れたマイルドセブンライト

深夜番組見つめながら

予定などないあしたをぼんやりと ....
小磯良平描くところの令嬢である

タイトルは「冬の夜」

昭和29年週間朝日
新春増刊号の表紙であるが
ちなみに当時の値段で一冊70円
先日古本屋で50円だった

花森安治や長谷川町 ....
市場の朝は早い
そこには人間の胃袋を満たすという生の根源に直結した欲望の匂いと独特のエネルギーがある

狩人が獲物を担いで去ったあとに残された空間は
歯の抜けた老人の
ように
手持ちぶさたの待ち人顔な ....
東京は避暑地のような涼しさだった

朝は黄昏れのようだった

夕暮れは朝のようだった

避暑地・東京

季節のひかりしかそこにはなかった

記憶の主役はいつも

温度ではなくてひかりなのだ


勘のい ....
オーガンジー越しに
陽光が燦燦と

なすすべなく
靴はあまりに遠く

緩慢なる自殺行為

たとえられたわたしの
日日



ブルー
君なら寄り添ってくれるかい

今夜会いにゆくよ
闇にあおく

あ ....
ぼくのたいせつなピンナップは

可愛いおんなのこでもなく

こころを満たす風景でもなく

人間たちという
お芋の写真

肉じゃがになったり
カレーに入ったりして
みんなおいしく生きてます

いも堀りっ ....
まるで雲のような人だった

すぐ 傍にいるのに
影も形もない その人を
それでも無心に愛し始めていた

まるで妖精を呼び寄せる儀式のような
冷ややかで優しいくちづけを交わした後のふたりは
際限なく 容 ....
雨屋で
ちいさな
雨を
ひとつ
買いました



机の上に
おいた
ビンの
なかで
ちいさな
雨雲が
元気に
雨を
ふらせています
あさねこです。

よるから
あさに
くるくる〈う

あさねこみそうになりましたが

うすらめあけて
うすいひかりをいただきに
おはようございますのあさねこまいったり
まよったり
まいりました

く ....
森の猫さんの携帯写真+詩おすすめリスト(195)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
流石の沢蟹- るるりら携帯写真+ ...21*15-4-13
独白(短歌)- もっぷ携帯写真+ ...315-2-20
2015.01.26(独白)- もっぷ携帯写真+ ...615-1-26
飛翔- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-30
いつも紅い_えば・るーじゅ- もっぷ携帯写真+ ...314-12-11
虹を見逃さない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-1-26
みらいのこと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-8-10
冬の骨- 小川 葉携帯写真+ ...4*13-3-12
病院にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...20*13-1-21
ぼくの時計- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-12-31
東京スカイツリー- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...13*12-12-13
海よ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...7*12-12-11
いのちの使い方- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-12-1
路上の野菜売り- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...17*12-11-22
霊園の蝶- 梅昆布茶携帯写真+ ...1412-9-27
掌の虹- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-9-19
私の愛しき敗残兵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-8-23
なつのそら- 梅昆布茶携帯写真+ ...1512-8-16
宇宙を感じて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-7-27
緑はひかりを- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-7-27
花火- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-7-21
遥か空のした- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...812-7-15
麗人- 梅昆布茶携帯写真+ ...812-7-15
市場にて- 梅昆布茶携帯写真+ ...1512-7-10
避暑地・東京- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-6-27
ブルー- もっぷ携帯写真+ ...212-6-26
ぴんなっぷす- 梅昆布茶携帯写真+ ...812-6-24
Cloud- 南 さや ...携帯写真+ ...4*12-6-16
ちいさな雨- 青色銀河 ...携帯写真+ ...312-6-11
おはようございます!- 阿ト理恵携帯写真+ ...8*12-6-6

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