100528


粘度が異なるヨーグルトを混ぜ合わせて
コンクリートのように堅くしたらどうなのと
パン屋さんは考える
お店の隅には
バターやチーズ
 ....
うらぶれた仕事がえり
なんだか日も長く夜7時
微笑んでくれたのは
群青の空と
人工の光だった
否、色に名前をつけ
空をその名で形容したしゅんかん
空は人工そのものだったのだ

家路とはなんであろう
物 ....
だしぬいて
宇宙が空にせり出していた
影絵とは宇宙のこと
シンプルな微熱が続いてゆく
いつの日か宇宙の一隅で
孤独な嘘を吐き出している

だしぬいて
宇宙が空にせり出していた
愛しいとは悲しみの轍のよ ....
出張さきで夕方マクドナルド
夜は飲むなのにマクドナルド
巣づくりだけの夢を後にして
きみの白い蛇肌を調べている

人生の影絵が宇宙のようにも思えて
フィルムをまわす音しかしないのだ
宇宙いがいの光をい ....
失礼な発言とは礼を欠いた発言で
男も女も針の言葉で傷つけていた
おまえの愛しさばかりが人生の
80%の思い出になっちまって
思い出ばかりが人生のような暮らし
いちにち24時間狂う時計みたい
 ....
星が粗野に散らばっている

オリオンぐらいしかわからない俺は

星と星を線で結べなかった

晴れのちレインの光を集めて

天体の住む街をきょうもゆく

忘れた人生を忘れた指でなぞっ ....
 あの連ドラいいなって
 僕も思ってましたよ

 そんで買い溜めちゃってた
 コンビニ本の鬼太郎とか
 読んでますけど
 これは本当に味のある
 本当に怖い
 あの墓場鬼太郎じゃないん ....
  (前奏)

難攻不落のハム・ソーセージ
は、ちぎれない
噛み切れない
はち切れんばかりの薄皮の中
モグモグ、ムガムガ口の中
そいつはあんまり膨張し
延々と
シーツの宇宙に連なって ....
思い出の場所など私は要らない
そんなものは核弾頭の餌食にでもしてしまえ
思い出の場所には誰もいない
大地に在るのは私の影法師だけ
雑草と風だけ
足下には消滅した時間の残骸が
捨てられた土産 ....
この道を通るとぼくはいっぽんのペニスになるようだった

あなたにペニスを入れてゆくとき陥る懐かしさ

ひんやりとうるさいこの道を

肉の温もりと快楽のため息にたとえるとは

ぼくはいったいどういう淋し ....
{引用=


春風ときみの匂いがYシャツに はじけてはぜた朝です (おはよ。)



明け方の郵便受けでぼくを待つ群青の文字「What can I do?」



便利という言 ....
理由は分からない。でも突然、あの人
の事が気にかかった。何もしないで遠
くから眺めている私は、どこか自信が
ない事をイイワケにして、諦めている
みたいだった・・・・。でも今は、恋をし
た ....
 
 
近所のフランス人が遊びに来て
ニンジンを食べて行った
日本のニンジンはとても美味しい、と
たいそう喜んで
お礼にエッフェル塔の置物をくれた
大きさからしてどう見ても
偽物のエッ ....
やさしい人たちの目はとてもきれいで
うけとめた光をそのままたたえている

やさしい人たちの声はとてもおだやかで
きもちよく起きた朝の鳥の声に似ている

やさしい人たちの言葉はただただやさし ....
ひとがひとり亡くなっているんですよ!

不謹慎なの判ってはいるんだけど
鑑識のひとが部屋に出入りしていたりするのに
向かいの高級マンションに住む奥様達はこちらの様子を窺うでもなく
普段どおり ....
目覚めると悪寒がした
体温が何度あるのか知りたくなり
枕元にあるはずの
電子体温計を手で探る
手にしたものは水銀の体温計
脇の下に挟む
3分を待ちきれず
また睡魔に襲われ眠る

自然 ....
銃口を突き付けられて
血飛沫を上げる
フェンスに
擦り上げられる
ヘルメットの下から
遠く離れた胴体


他人の死を
液晶画面の向こう側に
無理矢理押し込めて
自らの無事 ....
ばあさんが男を一人しか知らないとしても
人生の物足りなさはそこに在るのではなく
今日もやかんの熱湯をポットに注ぐことや
皺だらけの寿命の尽きるのが
再来年でも明日でも変わりはしない
そのこと ....
ねじ式の少年のように
医者を探す為に放浪することもなく
私は医者を見つけることができた

いくつもの検査
結果ステージ2

決して嬉しくない医師のお言葉

手術室へ向かうベッドのアト ....
ほどいてあげる
君にそっと寄り添って
凍りついた髪を
ほどいてあげる
虚を見つめる瞳を
ほどいてあげる
固く結んだ唇はついばむように
拒む舌は包み込むように
ほどいてあげる
塞ぎこん ....
その道はたぶんちがうと思うんだけど

おまえのことは諦めているから

いや、諦めてるんじゃなくて諦めてないから

ときどきつまらなそうな顔をしているけれど

おれは祈って送りだしてやるよ

おれも誰か ....
街路樹の葉はひらべったくなっていた
この街にはもう新緑はなかった
木々や草が精子のような匂いを送り出していた

女が買い物にいくのを女の部屋で留守番した
低層階だから木々の先端がガラス戸ごし ....
愚鈍たちの戯言は無視しなければならない

誰々がこう言っていましたよ、たいへんですね、

愚鈍はそうきみに話し掛けてくるかも知れない

きみよ、それを信じるなかれ、その物言いに惑わされるな ....
見たこともない世界に愛しさを投げ込みたい
いつも乗り換えるだけの駅を降りて
ぶらぶら散歩してみたい

本当に足が棒になってもう歩けないほど歩いてみたい
こころ壊れてしまうまで君を愛していたい ....
遠距離恋愛ができても
遠距離セックスができない
これが人類の大きな欠点だ

昔、友人とお笑いコンビを結成して
「エスパーのキス」とか「エスパーのセックス」というネタをやったが
今 ....
5時間後には職場にいる

向こうから

朝が轟音たてて近づいて

午前4時のカラス、鳴く

励ましてくれるひと、ありがたい

応援したくなるひと、たいせつだ

沈んだ気持ちにさ ....
              あなたの胸に頬つけて
              やわらかな海へ泳ぎだす
              
              ねえ
              ....
坂のてっぺん
背伸びをして
月にきすをした
照れた月は
少し赤くなって
フェードアウトしていった
僕はそれがおかしくて
チョコレートをかじりながら
鼻歌を歌った
なにかが襲ってくるような
想いにとらわれるとき
僕の心の中にある悲しみが
また成長する気配がする

敏感な部分に
触れると知りつつ
それがヒトのものなら
僕らは割と平気だよね

指 ....
朝、目覚める
ベッドから出て
TVをつける
もさもさした頭で
新聞に目を通し
パンをミルクで流し込む
着替えて
身支度を整え
靴をはいて
部屋のドアを閉める
バタン
無機 ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カスピ海ヨーグルト- あおば自由詩2*10-5-28
群青の回廊- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-5-28
だしぬいて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-5-27
宇宙いがいの光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...410-5-27
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩210-5-27
晴れのちレイン- 吉岡ペペ ...自由詩510-5-27
ゲゲゲの追放- 藪木二郎自由詩2*10-5-27
International_Anthem_Of__Ham_a ...- salco自由詩11*10-5-27
アリゾナ- salco自由詩4*10-5-27
あなたの息子- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-5-25
scean- あぐり短歌13*10-5-25
コイヲシタ- 豊原瑞穂自由詩210-5-25
パリ- たもつ自由詩610-5-24
やさしい人たち- ベンジャ ...自由詩6*10-5-24
お花茶屋のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19+*10-5-24
体温- 小川麻由 ...自由詩3*10-5-24
無血- 寒雪自由詩110-5-24
糟糠- salco自由詩14+*10-5-24
おっぱい- 小川麻由 ...自由詩15*10-5-23
訪花- 黒い翼自由詩1*10-5-23
おまえはどこにゆくのか- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-5-23
6月- 吉岡ペペ ...自由詩7+10-5-23
情熱の背中- 吉岡ペペ ...自由詩710-5-23
夢現- ブロッコ ...自由詩4*10-5-23
遠距離セックス- 新守山ダ ...自由詩5+10-5-22
カラス、ゆく- 吉岡ペペ ...自由詩410-5-22
MILD- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-5-21
ある夜- 國朗自由詩410-5-21
柔らかな爪- 朧月自由詩210-5-21
Where_Did_U_Go_?- 寒雪自由詩110-5-21

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