<ブラッディ・マリ―>


ブラッディ・マリーと君の唇の色が同じだから、

どちらに口をつけようか迷っている。

君は何のためらいもなく赤い液体を飲み干す。

重なったその色が乾く前 ....
森町のかおるさんが新しい彗星をみつけました。2010・11・4のこと。

おとめ座あたり

ポカリ

Natureにほこりがかぶってから何年ぶりかしら

ポカリ

寝ながら流れ星が見えるように窓を ....
『ありがとう』




















 ....
うつろな視界の外側で小鳥の囀る気配
ひとしきり肩の上を行ったり来たり
動こうとせぬ私の様子をいぶかしく感じたのか
右の頬を軽く啄み樹海の奥へと飛び去った

時の感覚を失う
それがこんなにも ....
皮膚の下ふえる傷がいとおしくまたひとり肉を咬んで夜。


肉袋の中ひとつちいさくふるえる眼に皮を縫い付け朝。


剥き出しの肉にあなたの名と眼を付けて飼 ....
受信
下書き
送信済み
ゴミ箱
送信
迷惑メール


今の若い世代と付合っていると
私との会話はだいたい
メールボックスのように
振り分けられる

例えば、息子
私の言った ....
きみには本来だれもいなかった
血を分かつはずであった兄や姉はもう先に、
緑色のはなたれた地平で仲よくみつめあって
いた。ほとんど恋人のような握りかたの
手と手

かたくリボンで結 ....
ふつう、とはなんだろう?

ふつう、でないことに人はひとり傷ついている

ふつう、そんなものあるのだろうか?

俺はそれを見つけたのだろうか

ふつう、ではない人はどうしたらいいのだろ ....
日曜日は特別



君と一緒にいれるから

君のいれたコーヒーを飲めるから

君とアニメ映画のDVDを観れるから

君の買ってきてくれた花が綺麗だから

君の手作りランチを食べ ....
らいおんは、負けない。

どんなに危機的な状況でも、どんなに絶望的な状況でも、らいおんは負ける訳にはいかない。

だって負けてしまえば、らいおんはらいおんではなくなってしまうのだから。
 ....
あなたの肩に
とまるとんぼになりたい

雪じゃあだめです
とけたくないから

木の葉じゃだめです
枯れているから

羽があるのに
そっとすましてとまりたい
あなた ....
689年まえのぼくの誕生日

その三人は殉教した

ぼくはそのうちの一人の生まれ変わりだ

だからその信仰には

まるで興味が湧かないのだ


絶対なものなどないことが

す ....
{引用=
 草の先を
 むすんで
 おくのだという

 悪戯心
 という
 生易しいものではない
 もっともっと切羽詰まったもので

 おさない死児が
 先に逝った親しいもの ....
努力をした
歯を食いしばった
だから
生まれてこれた

努力をした
歯を食いしばった
だから
一等賞をとった

努力をした
歯を食いしばった
だから
試 ....
ふいに
窓の外の落ち葉が
気になった
口をあけながら
歯科の椅子の高さは
空中に浮いているようだったから

がさつ
という言葉が浮かんだ
繊細を願うセンセイの指に

小さめの紙コ ....
サキちゃんごめん俺明日から出張営業やねん、、。
ごめんな?淋しい思いさせて、、、、

、、、、、、、。
前から言おうと思ってたんですけどぉ。
その顔でようそういう事言 ....
柔らかな詩集をよみたくて
その手触りをつてに探してみる
本屋の隅の空間
私と本との距離

固く閉ざされた世界
踏み入れる足はとまる
ひとりの詩人の呼吸になる
同じ風にふかれる

地 ....
さようなら大好きな人

たくさんの愛をありがとう

ずっと ずっと 愛してる
 父さんはニ層式洗濯機の中で
 ぐるぐる洗われている
 家族みんなに
 臭いって言われるから

 姉さんは乾燥機の中で
 父さんと同じように
 だけどひっそりと回っている
 好きな ....
ひとはみかけによらぬものと
ははを三度叱れば
四度言い返される
そうしながらも雪は溶け
湿地に辛夷の花が咲く
わたしもすぐにははになる
毎朝君の家の前を
自転車で通り過ぎる

しばらく走ると
駅に向かう君の後ろ姿が見える

昨日も会えた
一昨日も会えた
そして今日も会えた

艶やかなロングヘアーが
朝日を浴びて輝 ....
 
 
わたしが
しあわせになるために
ぎせいになった
きみへ

わたしより
としうえというりゆうで
きみはいのちを
ゆずってくれた

うまれなかった
あによ
いつからわた ....
出張の朝は
冷たいシーツみたく
smooth
愛がたりないから
すぐに飛んできて
その身ひとつで
あたためて
水は瓶を零れ白い指先をつたう
冷たい大理石/泉の奥底に
褸褸と血はうすくながれ落ちた

女は腰に蛇を巻きつけ、小脇に山羊を抱えこむ
秘部を隠す羊歯の葉はかたく
その陰部を突き刺し ....
ビジネスの

シングルルーム

営業出張

窓の外には

知らない風景
内臓が焼けてただれていくような無力感
なんにもしたくない気持ち
夜中になってからカラやる気にまみれるからこういう事になるのだ
暗闇でやる気になるのは良くない
一人でかーっとして、頭と目が別の生 ....
女人と婦人の違いを把握せよ
例えばそれは
シャーロット・ランプリングと
ローレン・バコールよく似てる
気質が猫に撓うのと(霧の夜は更なり)
義理堅い女は所帯臭いのよん(わんわん)
ダスター ....
溜息をつくと幸せが逃げる
そう言った人がいた

幸せを呼び込むには
どうすればいいんだろう

きっと『愛』を叫べばいいんだ

好きだ
愛してる
抱きしめたい
君しかいない
一緒 ....
森を乞う
雨というサークルがあるなら足を踏み入れてみたい
それは穴という穴から
窪みという窪みに媚びりついた悔恨の手垢が
思い出の活性剤となるようきれいさっぱりに落としてもくれる
 ....
秋になったら家を出る
軍手とシャベルを持って遠く遠く
九月いっぱいは歩き続ける
十月は釣りなどして過ごす
十一月が木々を染め出したら
場所を決めて、あとは待つ
落葉を敷きつめてその上に座る ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カクテルのための三篇- 渡 ひろ ...自由詩14*10-11-9
ポカリ- 阿ト理恵自由詩3*10-11-9
雨あがりの虹にぼくは命をたすけられて、まるでオットセイみたい ...- TAT短歌5*10-11-8
安らぐひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*10-11-8
「_わるい肉。_」- PULL.短歌5*10-11-8
メールボックス- ナカツカ ...自由詩11*10-11-8
かぎられた就寝- しもつき ...自由詩1610-11-8
音楽会- 吉岡ペペ ...自由詩410-11-8
日曜日- うずら豆自由詩2*10-11-8
らいおんは、負けない。- 敬語自由詩210-11-8
とんぼ- 朧月自由詩210-11-7
殉教- 吉岡ペペ ...自由詩110-11-7
むすぶという祈りの方法について- 石川敬大自由詩2010-11-7
努力- yumekyo自由詩5+*10-11-7
イチブ- 朧月自由詩310-11-6
出張報告書- TAT自由詩4*10-11-6
書店にて- 朧月自由詩410-11-6
大切な人へ- ポー自由詩1*10-11-6
ちぐはぐな家庭- 豊島ケイ ...自由詩28+*10-11-6
辛夷- アラガイ ...自由詩3*10-11-6
駅までの道は夢- うずら豆自由詩6*10-11-6
犠牲者- 小川 葉自由詩410-11-6
シングル- 西日 茜携帯写真+ ...510-11-6
不幸な女- アラガイ ...自由詩4*10-11-6
今や良い御身分の俺の見下ろす窓の外を、十年も前の乞食の俺が歩 ...- TAT短歌2*10-11-5
午後無力- かとうみ ...自由詩410-11-5
這え、浪漫は這え- salco自由詩3*10-11-5
愛言葉- うずら豆自由詩3*10-11-5
酸性雨- アラガイ ...自由詩6*10-11-5
冬支度- salco自由詩17*10-11-4

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