都合のいいやつで甘んずる
そいつを俺は女王様と呼んでいる。



足の細さ
と、腰の細さ、
きをつけるのだよ
脱いだらたいていひどいんだ
足と、
ウエスト、
以外

けど ....
22時に、
体験入店のメルマガが届いていたので、
電話する。
2時半くらいになりますと言われる。
交通費をごまかされようとするのを、
きちんと値切り、予約する。
明日は、月曜日なのに。
 ....
                110627




化け物といわれた男
おとこなのに乙子と呼ばれるのは大嫌い
蒲柳の質で
ウィルス感染を恐れ
人混みを忌避した
老いて
関節リュ ....
サラは低所得者用の公営住宅に住んでいる
ある日、軒下にコガタスズメバチの巣ができていた
トックリ状の形をしていて
入口が長く下に向かって伸びている
サラには就学前の二人の娘がいた
年 ....
この坂道は君とともに上った坂道

ふたりして登坂の辛さにあえぎ
君の差し出した手のひらの熱さに驚きながらも
未来への扉が垣間見えたような気がして

したたる汗の交わる戸惑いと
きつく握り ....
              110626




首が回らない
それは緊張し過ぎたためでしょう
お金がないのはそれだけ厳しいことですから
500円不足の苦情処理途中に
1万円札 ....
あなたの詩に抱かれていたい
僕は乾燥し切ったせんべいです

あなたの詩を抱いていたい
僕は受信感度の悪いラジオです

あなたの言葉の調べで眠りに就きたい
僕は炭酸の抜けたコーラ

 ....
  恋に落ちる
  わたしが落ちる
  瞳が
  胸が
  たましいが落ちる



  小石のように
  みずうみに落ちる
  透きとおっている
  水草もゆれる
   ....
アメリカ大陸を横断したいと言っていた
いまは富士の湖畔で眠っている 。
北西沿岸に辿りついたのは夢のなか
小さなトーテムポールを捧げよう 。
ピカピカに磨いたローズウッドのハンドルを握 ....
雨の日は おうち遊び

メールを待ちわびて

ひとり遊び
{画像=080305010357.jpg}


抜きがたい自己への想いに苦しむ時、何とかして自分を客観化して、その中にある自分自身を見詰めてみたい。私が私であること、って何?

突然、文切り ....
最近、ぐだぐださが、よりいっそう重いです。

美術教室であまり集中出来なかったり意識が飛んだり(解離)、
しないといけないことはたくさんあって、したいことも一応ある。
のに。

自己嫌 ....
髪を切った君に吹く風は

新しい何かを運んだかな

結えないほど短くなった髪が

少しだけ嬉しそうに揺れた気がした
 
僕の喉を撫でながら

嬉しそうに君が云う

「私の好きな声を生むここが好き」

その時の君の声が

僕は何より好きなんだ
 
 
 
とても柔らかな
パンを焼いていると
わたしの指は
マヨネーズ
できることと
できないことの
 
お風呂場に散らばった
キュウリの抜け殻を
お父さんはまだ
片付けてくれな ....
 むすんで ひらいて

むすんで ひらいて 手をうって むすんで またひらいて 手をうって、その手を 上に
むすんで ひらいて 手をうって むすんで


     *


  結んで ....
しびれるくらいみつめあうの

幸せだけじゃない少しの葛藤や不安を束ねながら

しびれるくらいみつめあうの
 
無駄骨になった骨が

くずれおち

骨なしという骨が

はばをきかせ

骨ぬきとなったわたしは

座ぶとんのように

ぺちゃんこになって

眠った


骨の折れた一日 ....
ブースの牛乳が北海道産に変わり
福島産だけでなく茨城産までが消え
こうしてラザロは作られる
繰り返し作られるので
その都度ラザロは自力で復活せねばならないのだった
トリックスターが死んでウィ ....
揺れながら45分を駆ける

何気ない景色 草の匂い 排気音

何でもないそれぞれを
思い出せるように記憶する毎日

行き着く先に特別なものはないけれど

揺れながら45分を駆ける
 ....
  喋ると
  ひとつ減ってしまう
  幸せなものは謙虚に黙っている
  空の青さも
  木々の深みも



  動かすと
  その分だけこぼれてゆく
  私のなかの蝉は
 ....
私はなるだけ真面目でいたいと思っています。
やさしい人に憧れそういう風になりたいとも思っています。
そしてややこしい事はきらいです。

生活に困窮した友人と話していました。
彼はつらいつらい ....
気のせいなら良いのだけど
こころなしか自分勝手なひと増えたような

今朝もわたしの背中を押し退けていった若い女性
謝るでもなく当然な顔してたっけ

あの日からなのかな

誰もが涙して
 ....
{引用=いつまでも眠ってるフリして
芝居が下手な君
普段よりも綺麗でしょ?
と語りかけるような唇

人差し指に水を晒し それを乾いた唇に引く
少しクセのある髪を 手グシで直してあげる
僕 ....
あれから、
彼女に、会っていないのは、
土曜日は、用事があるらしかったから、
落語に行って来なよ、と言われて、
ぼくは大手町の落語会へ行ってきた。
きのう、
電話をしたのに、
つながらず ....
久しぶり
みんな元気してた
またさ
また
黄金の山を越えた所で
宵越しに集まって
まったり
ゆっくり騒ごうよ


お前が生きているんだから
こっちは元気に決まっている
きっと
 ....
あの日あなたは
この世からこぼれてしまって

涙が止まらないのはなぜだろう
瞳があって
涙腺があって
涙がこぼれて
そのことと悲しみにどんな関係があるんだろう


あの夜
寒い ....
悪魔を呼び出すことにした中学生のメグミとマサエ


メ「 こうやって、魔方陣を描いてっと 」

マ「 ホントに良いの? 悪魔なんて呼び出しちゃって 」

メ「 大丈夫、だいじ ....
くしゅ、って
どこかの
紅茶ポットが

できましたって
ささやくように

あるいは
きょうみしんしん猫が
もふもふのねこじゃらし
鼻のあたまをからかわれ

くしゅ、って
かお ....
(月曜日)
七つの海は健在だった 。
(火曜日)
なにもない
(水曜日)
ちょっとだけ考えてみる
(木曜日)
なにもない
(金曜日)
なにもない
(土曜日) ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の日って。- 榊 慧自由詩211-6-28
明け方の女- はだいろ自由詩511-6-27
ばけもの- あおば自由詩5*11-6-27
サラとスズメバチ- たもつ自由詩1011-6-27
坂の上のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2411-6-27
祭り囃子- あおば自由詩4*11-6-26
抱かれてみたい- 乱太郎自由詩17*11-6-25
みずうみ- 草野春心自由詩411-6-24
メモリーズ- アラガイ ...自由詩6*11-6-22
雨の日は- 殿上 童自由詩16*11-6-21
なにか_/_私が私であること- beebee散文(批評 ...8*11-6-21
ヒマラヤ。- 榊 慧散文(批評 ...311-6-19
新風- 徘徊メガ ...自由詩211-6-17
発生- 徘徊メガ ...自由詩111-6-17
マヨネーズ- たもつ自由詩311-6-15
むすんで_ひらいて- 乱太郎自由詩15*11-6-15
動止- 徘徊メガ ...自由詩411-6-15
bone- 日紫由自由詩211-6-15
ゾンビのバイブル- salco自由詩4+*11-6-15
彼の道- 徘徊メガ ...自由詩211-6-14
喋る- 草野春心自由詩5*11-6-14
死ねばいいんだよ- トキハ  ...自由詩9*11-6-13
漂泊のひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*11-6-13
眠ってる君- subaru★自由詩11*11-6-13
会えない女- はだいろ自由詩511-6-11
私信- 秋也自由詩211-6-11
永遠- 真山義一 ...自由詩1611-6-10
悪魔召還の儀式- 北大路京 ...自由詩17*11-6-9
くっくどぅーどぅるどぅ- umineko自由詩8*11-6-9
趣歴表- アラガイ ...自由詩10*11-6-9

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