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散るのはサクラの花びらだけではなく
例えば一葉の写真に焼付けられた光と影
時の流れにひらひらとはためきながら
いまにも風に攫われそうに震えている

四角く切り取られた花咲く記録は
かすかな ....
昨日まで俺といた人間は
たしかに俺といた人間は
親しい人の心の中で一人
現実の雪崩にのまれた
彼を探しに行かなければ
俺という行方不明者を
俺という生き方を失した人間
信頼をなくす
過 ....
ふるえています

こんなにはかない憬れを
あなたは言葉にしようとします

かすかに燈る灯りの下を
歩き出そうと言い張ります

その味は知っています
なるほど確かに美味しいのですが
 ....
さて私は最後に
絵に描いた餅をいただくことにした
こんな楽しい宵を締めくくるには
これをおいて他にはない
あなたは何度も諌めるけど
これだけは別腹
いくらでもいただけるもの

結局それ ....
君のはじける姿は
幼い日の風船のように
希望で膨らむばかりだから
僕は思わず手を放して
遠くに飛ばしてみたくもなる

君のうつむく横顔は
やぶれた日の夕焼けのように
そっと時を抱きしめ ....
貴水 水海さんのLUKEさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
散るのはサクラの花びらだけではなく- LUKE自由詩4*04-4-4
僕を訪ねて- LUKE自由詩104-3-16
二重生活者- LUKE自由詩104-2-4
ラスト・オーダー- LUKE自由詩204-2-3
ベジマイト- LUKE自由詩204-2-1

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