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それは僕の幼い頃の話
言っておくけど実話だ
とある雪の降りしきる一日
冴えない平屋に住んでいた頃の出来事
こたつにくるまって遊んでいたら
僕は母に叱られた
理由は分からない
....
いつもこの時間になると
夜空で点滅する光に出遭う
ナイトフライト
君がまさか
その飛行機に乗って
空を飛んでいるなんて
思いもせず
君がどんな夜を過ごしてるんだろうって
今日も思う ....
会うことができなくなって
一年が経つ
愛の残骸を舐めながら
目の前の幸せにすがりついて
白い胸に泣く
あなたにとった態度が
本当にこれで良かったのか
今だに
追憶の迷路の
同 ....
少女は海に住んでいた
透明な裸体が
海中に差し込む月光を吸い込んで
柔らかく発光していた
美しく丸いフォルムが海底を漂う
僕は見とれていた
少女は僕が落ちてくるのを待っていた
毎晩毎 ....
深く心を犯した意識
溶かしていくのにはどれ程の月日をかけたら良いのだろう
簡単には分解できない
割り切れやしない
心残りな出来事に魘されながら
それでも飄々としてまるで何事もなかったかの ....
既に犯されている
君と僕
この街
この世界
病気した人は楽しそうだ
地球の引力にも負けず浮ついて
欲望が求める{ルビ途=みち}へ素直に従って
病原菌という名のお金を撒き散らし
....