透明なビー玉はころがっていって
冷蔵庫の下からほこりまみれで帰ってきた
それを見ていたから
僕は大会で優勝できたのだ

ずっといい子にしていて
サンタさんが大きなお人形を贈ってくれた
そ ....
すべてのボールは太陽と合同であり
とりわけ白いバレーボールは
色まで同じなので
すぐに太陽と合致してしまう
そこで僕らは太陽を黒くぬった
さんさんと降り注ぐ太陽の黒い光は
しかしあらゆるも ....
詩 詩 しぃ ?  もったいないような こんな 日              

 被害妄想のために
 恋人を殴って
 流れた血を見たら
 おれは生きてる気がした
 これがおれのやりたかったことだ
 やっと見つかった
 天職を ....
午後の空中へ
午後の空中へ
雨に逆らうようにして
ハナミズキとして昇華し続ける春は
公園が夕刻になっても未だ軽く漂う、
薄い、甘い、影


春とは分離するように
俯き始め ....
いまから何年か前
まだ名前を持っていなかったころ
僕はお母さんのなかですごしていた。
ときどき退屈して
こっそり外にぬけ出したこともあった、
もちろんへそのおがあるので
あまり遠くまではい ....
{引用=
ちいさな野原。白い宇宙。街角の冬。さざめく星空。静寂。月の光。天文台の記憶。

春の方角。夕陽の轍。ぶどうの風。かすかなピアノ。やさしい目。風邪の熱。水蜜桃のゆめ。

向日葵を持つ ....
風が乾いて
産み落とされる憂鬱
港では帰って来ぬ船が
噂からも消えてしまう

金色だった太陽の
錆がサドルに積もって
抜け出せない
足も絡めとられ
抜け出せない
叶うわけのない幻 ....
 私が通った田舎の女子高は、昔はそれなりに名門の高等女学校だったらしい。しかし私が通ったころは、もうそんな過去の栄光など地に墜ちていた。そのころはまだ援助交際という言葉がなかったけれど、そんなことして ....  本ばかり読んでいて勉強というものをまるでしなかったので、学校の成績は芳しくなかった。テストの成績は悪くなく、進学校にも行けないことはない、と言われたのだけれど、いかにせん、遅刻と欠席の回数が多すぎ、 ....  お年玉の全額を本に変えるのが習慣だった。地元ではまともな本が買えないから、母の実家がある街で買った。母の実家は一応県庁所在地にあって、その周辺にはそれなりに書店や古書店があったのだ。一年に一度か二度 .... {引用=ただいま「春」の収蔵作品展 開催中
  http://po-m.com/forum/grpframe.php?gid=359

[春の帝国]

恐ろしく美しい花が
恐ろしく気持ち ....
かくしたの。

たまごかくして、
おいたの。


とんがり帽子に、
かくしたの。

帽子の中には、
にわとりさんがいて、
たまご暖めて、
いるの。 ....
一.


春待ちゆびが
くちびるにふれて
かた
むね
こし

跳ねていく

抱きぐせがつくからだめよ




二.


ぱた ぱた
と舞う洗濯物を
清潔とす ....
ぼくに つのがはえ、そのつのは こわれてしまった

ぼくに つのがはえ、そのつのは こわれてしまった

ぼくに つのがはえ、そのつのは こわれてしまった

ぼくに つのがはえ、そのつのは  ....
呼んでる声がするので
駆けていく


少しずつ広がる世界


握られた手にある
飴玉は
水晶のように輝いていた


そんな頃でも
風は冷たかった
ほど近い、
雨音の届く、
屋根裏部屋で、
眠りは紡がれる。












            了。
 眠れずに夜明けの足音聞きながら ナビの無い道 行く勇気だす



 遠ざかる眩しき季節はもうこない 淡々とこなす 日常のわび


 
 幼子の笑いし無垢の声を聞き 少しの安堵を灯して ....
普段通っている路地の
影にあるもう一つの街

影の街を僕が知ったのは
12の頃で

その頃
父はこの街を出て行った。
気が着くとパンツが見えてる
いつのまにか友達とはぐれてる

頭のネジがどっか緩んでる
でもどこを締めたらいいのかわからない
いつも不安で
原因はどこか遠くに

高いところがキライ
落 ....
  放り上げた空にあなたの姿が映るよ
  白くかがやくこの円天井は思いきり酸っぱい匂いがする
  廃車場のバスの屋根に寝転んで
  ぼくは若枝のように腕をのばすんだ
  てのひらにあたる光と風 ....
天使の胎内の世界で私達は
楽園を希求する、完全なハーモニーを

屑篭に堆積した睡眠薬のシートや
血の斑点で汚れたティッシュ、空のアンプル
其れは私達の詩の産湯だ
神父の死後の、祝福の欠落し ....
もっともっと時間が欲しかった
もっともっとお金が欲しかった
もっともっと欲しかった
もっともっと
もっともっと


全てを投げ出す事を知らずに
全て要らないと叫んだ
違いも分からない ....
旅に終わりはくるのかとみあぐるそらに
  つき かたぶきぬ

古の唄のまねなどするわれに
  今宵の よぞら やさしく あけぬ

旋律とは 音であるのか りずむであるのか
  太古の森に やさしく さ ....
いま精神科に一年一ヶ月入院しています。退院も程近くなっています。
復活を楽しみにしてください。
ぼくの作品に好意を持ってくださった方へ。
白いぼくの部屋に恋する女の子がいます。
その女の子は白い奇妙な椅子を
ぼくの部屋にはこびこんで、
ちょこんとすわっています。
窓のそとには
純粋な蜜柑の集落が
どこまでも続いています。
 ....
桜が満開である。
何本も隣り合って咲いている桜はきれいであるが、離れて一本だけで咲いている桜はその佇まいに凛とした雰囲気を感じよりきれいな気がする。

桜をじっと眺めてみる。
果たして桜は本当 ....
なんでわかっちゃったのかね
中島敦の『山月記』

詩人なんか目指してると虎に
 なるんだってさ

ガオー
私の仕事はガテン系なので、仕事中は、いわゆるカーゴパンツ、動きやすく、大きなポケットがいっぱいあるズボン、それも男物を穿いている。男物の服のポケットは、女物のそれに比べると段違いに大きく使いやすい。財 ....
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
追憶- Tommy自由詩506-5-3
白の季節- Tommy自由詩406-5-1
シ_- すぬかん ...未詩・独白106-4-30
生きているのが- すぬかん ...自由詩206-4-30
生身の人間- カンチェ ...自由詩606-4-29
地下茎- A道化自由詩706-4-25
胎児- Tommy自由詩106-4-22
LOVE_SONGS- 青色銀河 ...未詩・独白506-4-20
午後- 自由詩206-4-19
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勉学と虎- 吉岡孝次自由詩106-4-2
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