あたしは神を信じた
きょうはもう一度
全部がそうなったので
ただあたしはしあわせになってしまった
よわいところを
あいします
両手でぱちん
あたしはしあわせになった
炎上ピアノ、遠く荒む湾に
照るToy・劣等たちの微尉為す安堵
無産んで、絵に射た「忌む」
憂時、演じ得る十字切り裂くUの空は
灰黴か美化、焉上の揺り籠には
舞何時と彼岸花が詰まっていて
炎 ....
目を書きます
スケッチブックいっぱいに目だけです
切れ長の目がいっぱいです
瞳は黒く睫毛は長く
目だけだと表情までは分かりません
けれどきっと優しい人です
黒いアバヤの中の愛しの貴女

 ....
オジサマは、 
変なこだわりを持っているらしくて、
とてもへそ曲がりなことを言う。

私が困るところを見て
ニヤリ..
とする。

『お前なんか 知らない』と
知らん顔していると思え ....
仏陀は泣いている
空の向こうのどこかの国の
古都に横たわり

仏陀は泣いている
笑った顔で
笑ったような顔のままで

その肩や 腕や
頭や 鼻や 手のひらを
生活の場としているマカ ....
払わんと 想ふほどに 降りかかる 不治の病を 恋と言ひける その喫茶店は
電車の形をしていて
街外れにぽつんとあって

わたしと彼のお気に入りだった

彼といるとき
わたしは何も知らない
女の子でいられた
彼は
はじめての人だったから

 ....
路地の暗がりで
キスされた

前頭葉が熱くなって
ぼうっとした
いや、前頭葉じゃないのかも
しれないけど

そして少し
体が
震えてる

とりあえずそのまま
わたしは宴会に戻 ....
吸うほどに 浮いて沈んだ 青い筋

折からに 鎖骨を越えた 雲の影

桜散り 耳にも息を 吹きかける

唇は 何が詰まって 見つめたい

水玉は うぶ毛で触れて 熱さます

糸 ....
墨の ように 
雨が 落ちて


朝の駅に向かうひとびとの
ぼんやり
傘までが 喪に服している
今日失うものの分まで 
悼む顔つきの 薄い朝


雨を 追いすぎて 私は
 ....
花眠り
肌透きとおる
独りわれ
蒼き午後の
はぐれ子となりて
一本
二本
三本

指が沈んでる

あなたに触れようとしたら
全部
落ちてしまった

水槽で泳ぐ
さみしそうな指に
ゆらゆらと
水草がからみつく

しょうがないので
エ ....
(ネ)=馬。に乗った
(申)=猿。が
空に向かって手を差し伸べる

何に祈りを捧げているのか

血の流れが中心に集まる
身体に熱く充満する

その感覚が招くのか

空の何処かに  ....
花のようにいつでも
  あなたと笑いあっていた

悲しい出来事も
寂しい出来事も

あなたに会えば 全て
  涙で流してしまえる

そんな風にいつも 私達は
花のようにいつも 貴女 ....
処方薬羅刹の朝
          例の液

盛る 捻る
春を知り 恩に着る 作用

 てふてふ は てふろん
 はがして はがゆくてのおもい
              の
麦酒色 ....
ねこじゃらしを持って夜空を散歩していたら
土星の奴が現われてクネ〜(´ー`)〜クネするので
おいこら輪っかんぼう叩くぞと脅してやると
土星の奴め お月様の後ろに隠れ
こそこそ輪っかを取り替えて ....
真実について10みたのなら
偽りについても10みよ
そして差別するな。
鴉来る数十羽来る空は青

鴉悲しまず空の青海のあを

山に海に日の唇づくるとも鴉

鴉鳴く読点多き文読めば

人死にの記事を切り抜く鴉鳴く

鴉捨てにゆきてかえらぬおとうとよ

 ....
転がりしボール追う子の一本道暗く並んだ家々静まり

門出だよ四つ角十字に薄光り死神呼ばれ手招きをする

死神は鋼鉄殺人兵器なれど利便性ゆえ責められずおり

空に吠え天駆けぬける命の価値ブー ....
四二.一九五キロをみな包丁持て走る (摂津幸彦)

俳句は怖い。恐ろしい。どのくらい恐ろしいかって、「俳句」というキーワードでぐぐってみたらいい。いくつひっかかると思う。どれだけのひとが、どれだけ ....
年がら年中ことばを弄ぶには
シャツの数が足りない
きみだってそのはちみつ味のキャンディで
うちくだきたい距離があるんだろう

不健康そうなエンジンのおとを聞きながら
注意深くみちばたの草を ....
生えないハネ 干涸びた泪
影に吐き出した汚物も黙ったまま
太陽は燃えつきては堕ちた
誰を捜しているの? アタシは見えない
傷なんてナイ痛みなんてシラナイ
ソラが青いのをアタシはしっている
 ....
現時点にあっては、私の詩は二つの時期に立っている。
一つは、一年〜二年前、睡眠薬等の酩酊にまかせて書いていた時期だ。
その際重要であったのは、音と文字と、惹起するイメージの融和が肝要だった。それら ....
午睡が
目蓋をあとにして 引いた頃
残された畳は
幾重もの夕刻で磨耗して
いつしか
青みを失っていた


かつて 
お伽噺の 
わざとらしい色合いの湿度を
痒がって むず ....
結んでいた髪をほどくと
さらさらとこぼれて裸の腕を包む
冷たくなった首筋も温かい
今日はもう
立っている必要はないから
膝を抱えて
うなだれて目を閉じた
温かさは
これくらいでちょうど ....
ピンクのレモンと

すっぱい 角砂糖 には

ただ ただ 拍手をおくるよ


そして


君に サヨナラを告げた

この 僕にも
きれいな女やった
絹ごし豆腐みたいな肌してたわ
几帳面な女やった
後ろ髪をよー梳いておったわ
早起きな女やった
いつもせかせか働いとったわ
芯の強い女やった
最後まで別れへんって ....
スーパーには
徳用が売ってる

山ほど
入ってる

こどもが
「買って」と
騒ぐけど無視
だって
あんなの食べたら
虫歯になるよ

しかし泣かれるとヨワイ
面倒なので買い与 ....
ぺたりと落ちた1円に愛想笑い
いつかお世話になるかもと
いやらしくお辞儀

文房具屋の駄菓子を
思い出せるだけ持って
1円 足りずに
レジ横へお菓子の山を
全部置いてきた夕方の ....
たくわんの淵は よれよれしてて
噛むとカリコリやのに
今日のはまた特に
薄っぺらくて よれよれ
あたり前やけど まんまるやないし
たくわん なんで よれよれなん?
なんで もっと しっ ....
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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Cut-U- 六崎杏介自由詩104-5-5
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笑う仏陀- 望月 ゆ ...自由詩2*04-5-3
古都恋文(2)- 花田春菜短歌4*04-4-30
電車の形の喫茶店- チアーヌ自由詩10*04-4-30
前頭葉- チアーヌ未詩・独白1004-4-30
フェティッシュ- 折釘川柳404-4-30
- A道化自由詩404-4-30
春午睡- 青色銀河 ...短歌304-4-29
落ちる- チアーヌ自由詩11*04-4-28
神が降る- 千月 話 ...自由詩1*04-4-28
*Frower*- 自由詩3*04-4-28
ガガ詩#03- 中村トク ...自由詩504-4-27
〜(´ー`)〜- ダーザイ ...自由詩17+04-4-27
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鴉16句- 佐々宝砂俳句3*04-4-25
交通事故- 紀ノ川つ ...短歌404-4-25
俳句の非ジョーシキ具体例6- 佐々宝砂散文(批評 ...704-4-25
17- 船田 仰自由詩904-4-24
プラネタリウム- 花田春菜自由詩104-4-23
私の詩作作法- 六崎杏介散文(批評 ...104-4-23
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消化- 蒼木りん自由詩2*04-4-21
称賛- 望月 ゆ ...自由詩3*04-4-20
納豆の不倫- 湾鶴自由詩4*04-4-20
キットカット日和- チアーヌ自由詩3*04-4-20
月末- 湾鶴自由詩5*04-4-20
へたれ- 湾鶴自由詩404-4-19

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