ぼくたちは客車のなかで汗だくで存在する
ぼくたちは時に自分たちの水分によりとろけてしまいそうになることがある
木々のようにつり革の手前で僕たちはたたずむ
そうしてなるべくスマートに中央口の改札を ....
ぼくたちは静かにシンナーを吸引する

ボンドやパテやガソリンはやらない

誤ってガソリンを飲んだロッテは恋人のアパートで死んだ

その恋人の名前をぼくたちは知らない

ぼくたちは常に純 ....
     仏陀に教えを説く


「そらそうだよ
あんちゃん
そんなことやったってなんにもなりゃしないさ
腹が減るだけよ
腹が減って、な
そのうち痛くなってくるんだよな
腹が、な
も ....
ここからは見えぬところで太陽がノヴァでもしたのか月が明るい
地上のみならずはるかな高みから真空気圏貫き通して

月影とは月の光のことでした足元に種々ものの輪郭
真空の中には淡く太陽の側へと伸び ....
音楽室の
Yちゃんの真新しい椅子の後ろに
Yちゃんの埃を被った椅子
その後ろに
Yちゃんの足が折れた椅子
その後ろに
ばらばらになった
Yちゃんの椅子
その向こうは
床が崩れて
そ ....
マリンちゃんに告白した


好きだ

俺は
きみより
ずっと年上で
まるでもてないし
甲斐性はないし
かっこよくもないし
男らしくもないし
お金持ちでもない
だけど

き ....
空腹にて地下五階で殺された-

通勤の電車で色白でお餅みたいな顔をした女子高生とよく同じになる

彼女は池袋まで眠っている



詰め所にて。

代わる代わる雑工の同僚たちが

 ....
だが実際、宮崎県民はこれからもしがらみを必要としている
正義にこだわることにより
人間がたった一つの真実を求めていないということを忘れてはならない

花王や視聴者が怒りに震えるふりをしてい ....
詩の朗読とは
思春期の中心を体現するようなものだ
その行為は恥ずかしく常にみずみずしい
朗読者は、迷いと決断の真っ只中に立たされる
それは存在を「行為する」人間の姿だ。
俺はオナニーを中断して詩を書くこともある
俺は野性的だと言われるが きみたちにそんな理性はあるまい
意味のない繰り返しなら 俺はごめん
人類や歴史共と さよならしたらどこに行こうか?
続けるの ....
現場のスポニチでミス日本を見る
現場は男だらけで価値が無いので新聞のそういった記事にも敏感に興奮してしまう
ああ俺もミスコンを開いてみたい
難しい顔をしながらもっともらしい事を言って
審査員席 ....
もてない男が集まって
深夜のファミレスで話した
しみじみとふかぶかと話し込んだ
夜も更けて
やっぱりぼくらはもてないままだった

『もてないことのかなしみは
近代的な発明にすぎない』
 ....
ことばが あふれだしたのでそっと ひとさしゆびで とめた 。  女にふられたので、
涅槃へ行って死のうと思った。
年も明けたのだから、
もうこのパターンはやめたかった。
だけど俺は、
もうやめようと決めたことを、
やめられたためしがない。
俺はそんな ....
本当は食欲なんかないの
コーヒーだって飲みたくない
だけどわたしは駅のカフェに行く
その駅のカフェは
窓がちょうど改札に面しているので
入り口から入ると
カフェの中だけは
駅の中になる
 ....
{引用=
音もなくオレンジ色に燃える雲

だれかぼくに
手紙をください}
灰皿は


既に煙草の剣山を作り


恋しい人を待つ
現代詩の世界を見て
世界を見ない
コラボレーションとかっつって
ただ一緒にやってるだけじゃん
胸に火を灯す、だと
まだ暗いので
こう言おう

俺は胸にお前を灯している
お前に灯されている
角を曲がると
小学校
目の前に
小さな文房具店
信号が変わるのがいつも遅い
大きな道路への抜け道
自転車も足早に過ぎ去る
空は青く
遠い
いくつもの別れ道
何度も間違った
家に帰 ....
離れてもなお離れ得ぬ漠鬼かな



つむる目にひとつこぼれるななかまど



つむる目の光のなかを去りゆく背



己れから己れあふれる獅子頭



さ ....
そこには誰もいない
そよ風の吹くガーデン
椅子と
テーブルと
お茶セット
バラの花びら

わたしは見ている
風なんか吹かない場所で
誰もいない場所を
見ている
大丈夫、歩いていいよ。
真っ直ぐに、歩いていいよ。

そう言ってくれてるのは、青い光。
兄の背中を見ながら
考えた

大きな体を丸めて
窓際の席でひとり頷きながら
形のいい耳に
壊れかけたヘッドフォン
六法全書をいちページ捲る毎に
くるっとマーカーを回す

デスクトッ ....
久しぶりにナニカを書こうと思ってみたときに、テーマは日記なんじゃないかと。
今日、日記風な小説をチョットだけ立ち読みしたけど。。。泣きそうだったのでそのまま本を閉じました。
何度も同じ話をしてしま ....
いつか会えるときまで

枯葉が
砂になるまで
両手ですくいとって
散っていく

その上をセリが
嬉しそうに歩く


そう
いつの日か
というときの
未来は

眠りの
 ....
陰鬱に晴れた岩場に
大きなバッタがしんでいる
白雲飄々と去来し 大地は黙し
どうにも
雲間の
空が あおイイ

「ふん、
 空気掻き分けるで からだぁ 冷えるヴァ」

ガッシリした ....
詩で食ってゆく、とは、必ずしも詩集を売ることじゃない。俳句で食ってるヒトは詩で食ってるヒトより多いけれども、それは、句集を売って食ってるんじゃなくて、たいていは俳句を教えてお金にしている。たとえば老人 .... ローグみたいなエロゲーないかな、と思う

つまりエロさをグラフィックに依存しない

てかほんとは愛しかエロくないのかもしれん

わからんけれど

結局表面的にどうあれ、

人間は精 ....
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「軽犯罪日記」_面接の練習・前編- 馬野ミキ自由詩607-2-5
「軽犯罪日記」_シンナーの練習- 馬野ミキ自由詩1307-2-5
仏陀に教えを説く- ふくだわ ...自由詩107-2-4
○満月(まるまんげつ)- 小池房枝短歌14+*07-2-2
Yちゃんが道を渡ろうとしている- 片野晃司自由詩2707-1-27
マリンちゃんさようなら- しゃしゃ ...自由詩807-1-24
雑工日記・前編- 馬野ミキ自由詩9*07-1-24
小鳥時事Ⅰ- 馬野ミキ未詩・独白307-1-23
詩の朗読について- 馬野ミキ散文(批評 ...407-1-23
イメージ- 馬野ミキ散文(批評 ...1207-1-23
雑工日記- 馬野ミキ散文(批評 ...607-1-23
もてない- しゃしゃ ...自由詩12+07-1-23
言葉。__- すぬかん ...自由詩607-1-22
涅槃へ行って死のう- しゃしゃ ...自由詩907-1-21
駅の中- チアーヌ自由詩607-1-19
冬の日(短歌)- 青色銀河 ...携帯写真+ ...1407-1-18
剣山- HEDWIG短歌4*07-1-17
詩人論Ⅰ- 馬野ミキ散文(批評 ...7+*07-1-16
コラボレーション- 馬野ミキ散文(批評 ...4+*07-1-16
ひとふしの火屋(ほや)- 吉岡孝次自由詩407-1-14
奇跡- チアーヌ自由詩1007-1-13
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■批評祭不参加作品■ノン・レトリックより■この文章は古いから ...- 佐々宝砂散文(批評 ...6*07-1-7
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