暗い中パソコンの作業をしていると
ときどき小さなこびとが出てきて
私に向かって微笑み掛ける

あなたはどこから来たの
私はね あちらから来たの
というと

おばたんはあちらがこわくない ....
暗闇の先
見つけてしまった光
遠く遠く
手の届かない才能
同じ時代に生きてるなんて
点火されてしまった

どっちにしろ
太陽の様に赤いひまわりはもう枯れてしまった

残されたわたし ....
目覚めると女の身体は何十メートルもの大きさになっていた千切れた服を破り捨て裸のまま扉を開けると女は新しい一歩を踏み出したギャンブル狂いで借金まみれになりそれを責められ口論の末に妻を刺殺しこれからどうす .... アイラブユーが、上手く言えない。
愛してるにいたっては、言えない。

彼女は、ニューヨークに旅立って、大きくなって、もう、きっと帰ってこない。

私は小鳥になりたかったし、代々木アニメーショ ....
発泡した軽石は海にぷかぷかと浮かぶので
さしずめそれは人の身体
海は空の鏡と言い得て妙
波長が合えば共鳴してくれるか
海風を真向かいにバグパイプを
水平線まで届けと
音が満ちる
そこ ....
うさぎの眼 泣いてないよと 睨む{ルビ金星=ほし}

通学路 さようなら僕 吐き捨てて

明日から 殺してしまえ 皆悪魔

{引用=先生見てくださいこれが現実です。}
「ある公園の風景」



ゆらゆらと 斜めからのぞく朝日
下着まで剥れた 木立の挨拶
群がる鳩 チカチカ光る噴水
大晦日を焚火で過ごした日雇い人たち

くすぶる焚火 水浴びを楽しむ鳩 ....
容赦なく不機嫌であるまなうらにひろがる無数の鶏頭の赤

いちにちを作業療法すると言いビーズ細工にこめるかなしみ

いけないよ爪を噛む癖孤独癖マニュキア塗って待ち合わせしよ

右足をアンクレ ....
[星]

星は、ちょっと寄り道をして、
俺んちで遊んで帰る、
幼稚園ときからのともだちだかんな、星は。




[さよならの国]

うさぎが泣いている
らくだが泣い ....
どこまで行ったら、安心できるのか
僕は知らない
俯瞰図は、耐えられずに大気圏で燃えてしまった
切な過ぎて
未確認生物を探すしか手が無い

谷川俊太郎の言う孤独はさわやか過ぎる
本当は ....
 壁に咲く花を見落としても
 私は死なない
 

 夏は確かにあった
 冷蔵庫の置きすぎた麦茶からは
 想像もできない


 どこか
 ダムの底に消えた役場のよ ....
前のめりに倒れていたよ。口許に笑みを浮かべていたよ。スナフキン。

フリューゲル・ホルンを買った。フリューゲル・ホルンのエチュード吹いた。さよなら。

言うなれば全て寄り道が旅なれば並べてこと ....
赤子持って来い
蹴るための
持って来い

赤子泣かして 博打に向かう
赤子泣かして 博打に走る
博打や博打や 博打持って来い
赤子泣かして 博打に謝る
勝たんなあかん 勝たんな ....
口をただ開きこの舌からことばが剥がれてしまえばそれでいい。


縫い付けてしまったまぶたの奥でさえ眼球は既視感に溺れ。


うなぎが点滴を溯るそろそろですね ....
  半歌仙【山肌】の巻 平成20年10月4日(於:武甲書店)

発句  秋澄むや山肌さらす武甲山        白鴉 三秋
 脇   猿の声聴く宵の明月          虚空 仲秋
第 ....
雨あがり風の履歴の騒がしさ



煙ゆく光を原に削る冬



ふたつ膝ふたつの光だきよせる



見えぬ背の見えぬ行方を描く鳥



器からしずく持ち去 ....
秋は
もともとが 美しいものだから
心を奪われないように歩く

木琴の連打がやわらかな足跡をつけていくとしても

スリットのむこう
無言のまま去っていった あの
影のない犬の
ように
公園の芝生に、
なんとなく秋を感じ
吹く風に甘く薫る美女たちが歩き去っていった。

そして、
氷塊が粉砕されて砕け散り、
意識の底の粘膜に降ってきたのだよ。
百足百匹に爛れるように腹を這 ....
もともと
昏睡状態にあることに
無自覚なだけだったのかもしれない

スクリーンを流れていく
大きなもの

あれが大地だろうか
空中ブランコに
さかさまにぶらさがって
考えている
ふかづめした指でガラス引っ掻き鏡の向こうのカラスいじめる。

耳をとじた兎を追ってじうじうと蛇が背骨をのぼってゆく。

ひとしれずざりざりと腕に生えたうろこ包丁 ....
白クマ
トラ
コヨーテ
ゾウ

シカ
イヌ
ネコ
カメ

カエル
バッタ
カブトムシ
コアラ
なあ あんちゃん
俺たちふたり ドラム罐転がして
まっすぐな坂道のぼっていこうよ
ここ二週間 頭は痛えし咳がとまらねえ
たぶん少しだけちがった空気吸って さ
たぶん少しだけちがった景色を ....
うろこ雲の尻尾につかまって
東の空へ流れ去った君は
雨雲に紛れ込んで
細やかな涙を降らせた

柔らかな時の掌に撫でられて
色鮮やかに頬を染めた君は
頼りない指先に手折られて
夕餉の ....

趣旨がよくわからない格好をしたあなたは
私の家の前を通り過ぎてしまって
罰が悪そうなのと恨めしいのがまざったような顔で
ちょっと笑いながらこっちを見てたのを覚えてる

慣れてないのがバ ....
懐かしいのに
なぜ懐かしいのか
思い出せない

そんな感じがする
日曜日の明るい昼間

こころの
おと
におい
あかるさ
おんど

いつも遠くにある
いつも探していた

 ....
銃声
聞こえないから大丈夫かな

マーケット
光り輝く

助けて
たくさんの人の形

ねえあなた
大丈夫?

暗闇に
一本の横線
光る

両脇を列車が通り過ぎる

 ....
あの頃
わたしたちは溶けていたね
瑪瑙みたいな空を見ながら
空気はあんなに乾いていたのにね
わたし
まだ忘れていないわ
無理矢理に詰められたことばは潰れ変型して漢字し放題。

ちくちくと手で書くと腱鞘炎になりそうな字画が刺すのです。

まるで袋詰め放題!三十一文字百円で大売り出し ....
亀の行列が通りすぎるまでぼくの口はいつも開いている。

また押し入れの中の牛が泣いている眠れない明日は街に行く。



沼に沈めた家から真っ先に逃げ出してき ....
あなたといて、満足なんだけど

なんだかシーソーがつりあって動かなくなってしまったみたい

シーソーはぐらぐらするから面白いんだよね
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こびと。- すぬかん ...自由詩408-11-8
書く事- 光井 新自由詩408-11-7
痴態女砲号- 雑魚ヒロ ...自由詩108-11-7
アイラブユーが上手く言えない(発音的な問題で)- がん自由詩308-11-1
緩慢する海の響鏡にして- mizu K自由詩1408-10-31
本当は泣きたかった。- そらの  ...川柳7*08-10-27
ある公園の風景- 高橋鉄次 ...自由詩108-10-27
うつうつうつ- 白糸雅樹短歌6*08-10-24
ぼろぼろのつばさ_3- 青色銀河 ...自由詩308-10-24
人間の土地- 山田三平自由詩408-10-22
壁に咲く花- カンチェ ...自由詩1008-10-16
旅人の歌- 山田せば ...短歌308-10-14
キ狂い憑き- ヨルノテ ...自由詩2*08-10-13
「_未視感。_」- PULL.短歌2*08-10-9
連句:半歌仙「山肌」の巻__上原輝男&白糸雅樹- 白糸雅樹伝統定型各 ...508-10-8
冬と子- 木立 悟俳句308-10-7
影のない犬- 角田寿星自由詩808-10-7
写生- さかまき自由詩108-10-6
青空- ty自由詩208-10-6
「_おとなしい。_」- PULL.短歌5*08-10-3
- ペポパン ...自由詩4*08-10-2
星になる方法- 角田寿星自由詩8*08-10-1
- nonya自由詩14*08-9-30
さようなら- 虹村 凌自由詩9*08-9-29
喪失した昨日- チアーヌ自由詩208-9-27
大丈夫- チアーヌ自由詩208-9-24
瑪瑙みたい- チアーヌ自由詩308-9-23
「_たんかをきる。_」- PULL.短歌2*08-9-22
「_溺れる家。_」- PULL.短歌4*08-9-22
シーソー- くしゃみ自由詩3*08-9-20

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