本当のことをいえば

ほんとの私はこんなもんじゃない

すごいのだ

あたりの様子を伺いながら
どこかの家に入り込み何かを得ようとする野良猫のように

意味もなく尻尾を振り
くるく ....
お〜い、

お〜い、

あなたたちは旅人ですかぁ?

お〜い、

お〜い、

私はただの幻の船長「フレデリック」です

お〜い、
お〜い、

こっちへ来ませんかあ

 ....
なかなか灯かない100円ライターをいじられているような・・・そんな気分の瞬間。


















ムゴっ・・・ギギギ
流れてきたから
そっとすくった
その手は
まだすこしあたたかい

必死でマッサージやら
なんやらをして
息を吹き返したと思ったら
どうやら気に入られたらしい

こまったなと首を ....
長縄跳びの長い紐で 電車の窓から誘う
あれは狐つき

ビルの屋上に上り 糸電話をどこまでも伸ばそうとする
あれも狐つき

順番に口を開き 遠くの山を意識するよう指示した
聞こえる? 聞こ ....
空港までのベイサイドロード
朝から最近一番の天気
雲は僅か端っこにだけ
海の向こうまで見渡せそう
君は無口
いつもの憎まれ口もない
窓の外
観覧車みながら
いつもの歌を聴いた

例 ....
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・カタカタカタカタ・・・タカタタカタ。

★らっくラック★
★ぽいんポイン★
★どっとドット★

 ....
わたしはあなたに幻想しか見ていない
だから幻想を見せてよ
もっとたくさん

呼吸が浅くなるくらいの
幻想を見せて

わたしはあなたの背後から近づいて
棍棒を振りかざす
力いっぱい振り ....
砂粒が吹きこまないよう
電話ボックスを 黒いカーテンで仕切れば
その四角さを 上から見たくなって
少し笑った

優しい手ざわりを吸いこみすぎたこと
数え直しながら
いくつもの秘密の隙間を ....
 山のお坊さんはおじいさんでした。
いつごろからおじいさんになったのかは覚えていませんが、いつのまにか山のお坊さんはおじいさんになっていたのでした。

 山のお坊さんは、誰もいなくなった山の里で ....
☆ きんかんの 鈴やなるなり 庭のすみ

☆ 雨雲も 色づくこの頃 秋の風

☆ 木の葉散る それだけなのに 涙散る

☆ しみじみと まなさきに散る 赤き葉よ

☆ 秋寒く どちらが ....
夕焼け色に自転車こいで
うちからちょっと離れた団地の脇の
公園の角をすうっと曲がって
またペダルに力をいれる
冷たい風とかじかんだ手
ちぎれそうな耳にかさかさの頬

紺色した赤い空
硝 ....
夕暮れ
街音が
ゴォー

下から吹き上がる

丘の上の
寺の境内
結界
そこにひとり

一瞬の事だった
耳鳴りのように

夕日が割れて
輝かしい光があふれ
われるよう ....
鳥獣店の前を通った
すきとおる鳥の声が
鋭い刃のように空をゆく
黒いアスファルトに金の粉が撒かれた
夕暮れ

私は子供に戻っていた
道の小石を蹴飛ばした
顔を上げると
夕日の逆光の中 ....
オリエンタルリリーに
オリエンタルユリって札をつけるのはやめて

ポインセチアをポインって略すのも論外

プリムラ・オブコニカは
オブコじゃないし
プリムラ・メラコイデスも
メラコじゃ ....
きこりは斧を打ちつけて太い幹を切り倒す 

さぁ 石つぶてを投げつけようじゃないか  
さぁ みんなで悪い噂話をしようじゃないか          

チップをください 
チップをください ....
秋は冬のことを知っているのだろうか
こどもが大人になるように、秋が冬に、冬が春になる
気付かないまま、秋は別人になるのだろうか

空が高くなり
金木犀が香り
気温が低くなり
葉っぱが色づ ....
まだ 眠い 朝

家の前に

赤ん坊が ひとり 欲しい

祝祭のように 泣き声をあげる

赤ん坊が ひとり 欲しい
おんなじくらい跳ねるなら
砂漠の町を飛ぶときだって
氷を振りかけたい

出してくれって叫びながら
ドンドンって窓を叩く人の
汗ばんで 黒い 顔に
乗り移れば流れ出す
私の水

くだ ....
手鏡を持つと みんな照らしてしまう
その柵の際から
聞き取りやすい匂いで 呼びかけた
蘇生術の手ほどき

邪魔くさい枠をどけて
もっと 回そうとした目が少しだけ
後は みんな吹き飛んだ流 ....
尖塔×2の教会へ続くSoLatesな二列縦隊
say!同音異義語と聖堂での大合唱!3bee
花から運ぶ蜜で球薬聖書に白紙の聖歌を貼
り付けテイルと神託はお話しの尻尾の文字
尖塔間に見当違いなビ ....
焚く思惟、煙に乗って
選択肢-Eに泣くC
Dark-See迄跳べよ、願う

震えて泣く、震えて泣く

僕の父さん、タクシーに殺されたんだ。

散天したナンテンを摘む球体関節の
長足が天圃を揺らすモールス-テンポ
もう留守になった巣箱のサテンの毛布に
告発者の独白がchillを喪して震えている
朝靄の満ちる未知の一縷は揮発性
 ....
テストです。すぐ削除します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
┏━┓┃┃┗━┛┏━┓┃┃┗ ....
透明に なりたいね

本物なんて ないからさ

目指すなら トウメイ だね

そうだと よいね
私は走る
   走る
    走る
     走る
       湖に向かって
        走る
         走る
          走る
       ....
留学生のアントワーヌは
フランス人だけど英語も話す
でもわたしはどっちもあやふやで
アントワーヌの言おうとしていることが
いまいちよくわからない

アントワーヌはおしゃれで
見慣れない色 ....
ぽすっ・・・ぼすっ・・・
   ぽすっ・・・ぼすっ・・・









ぼす・・・










   ぽ ....
ピアノの上に跨って横から弾いてごらん
そう横から縦にショパンのエチュードを弾くの
指の動き早い早い早い
ねえどうやって弾いてるのねえちょっと見せて見せて
すごいよまるで曲芸だね
ねえわたしも ....
どっちなんだろう

俺はわからないと友達に言いたい

携帯電話のメールで『ぜんぜんわからない』とメールでスカイメールでせかいの全員に返信

メールでスカイメールで、全員に。せかいに。

 ....
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
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