とても広い湖の
至るところにブイが浮かび
竹を編んだ丸いものが
そっと押されて岸を離れる
竹を編んだ丸いものから
一つのブイが遠のいていき
またそれ以外のあらゆるブイが
どれも等しく遠の ....
鰻屋で
独りこつこつ
酒を酌み
昼間のデート
行ったが最後
夜のお酒
女子高生
二人乗りして
ふらふらと
大風が秋の雫を散らすかな 秋の蚊を容赦なく打つ重さかな 南瓜がおいしく炊けたので嬉しくなる。自分のみせかたと他人のみせかたが相俟ってプラス二乗になったので言葉に乗せてみたくなる。わたしはここではどうあっても最期のラッパ吹きなので病院に問い合わせてホームヘル .... パリス、巴里
今朝を生まれて
ゆでたまご
目のなかにちいさな音の遊ぶ夜



通りすぎまた通りすぎ唱は降る



手をかすめ消える笑みたち金のいろ



生と死を斜めに飾る毒の花



天と地の ....
働けど
「けど」「でも」ほどの
夢もなく
ジャズ時雨
マウント・フジにも
日の染みて
ちんちんぽんぽん
ぽんちんちん
ちんぽろとろとん
ちんぽろとん
おどれが踊れや
踊れがおどれ

んこんこまんまん
んこまんまん
まんころころこん
まんころこん
陰で皮剥け
皮剥 ....
りんご農園の気配の残る

最後の番地を通り過ぎた

その先の道のりの限られた長さが

無限に区切られているかのような

実在しない旗の行列

この世の果てを先送りにして

にぎ ....
非常口まあくの男は
誘う
非常事態に備え
非常時に誘う

その下の扉は
笑う
非常事態には
非常時を笑う

男の未来は
扉の先には



点滅する
非常口をヂッと見る
その穴に吸い込まれたら、

そこからは何が見えるのだろう?

アイツも見えるのかな。
うふふふふ。
いいもんだ。
もう引き返さなくて良いのは。


良かったじゃないか。
僕なんかの思い通りに
ならなくって。


すべてうっちゃらかして、ぶらぶら。
ご近所の真っ昼間 ....
 


  
 ちくわ
 が好きだとしても
 ぼくを獅子丸あつかいしないで
 水でっぽうから
 ミサイルを発射しても
 ぶっしゅだとは思わないで
 ぼくは下駄をはいて
 まっすぐ ....
 ハンカチを落とした 鶏の胸肉のような色
 ペンギンが踵から剥ける
 中身は大吾
 繰り返し描かれるマジックの人面魚のひげ
 さきほどは嘘だったのに
 感動を呼ぶ映画にな ....
とべない君の
飛び箱になりたい
夏のあいだの
君の上履きになりたい

君のすくうプリンの
一口目になりたい
君のぬるリップクリームの
真ん中らへんになりたい

君のさくらんぼの種に ....
わたしは 貝殻 
海に 寄せる 貝殻 。
同じことを 思っては 
眠っている 
明日は 晴れるだろう 
ついでに いえば あの人にも あえるだろう 、
雨も 上がり おひさまが
顔を 出すだろう 
か ....
ぐるぐる ぐるぐる
ぐるぐる ぐるぐる
時計の針は止まらない

ぐるぐる ぐるぐる
ぐるぐる ぐるぐる
扇風機も止まらない

ぐるぐる ぐるぐる
ぐるぐる ぐるぐる
赤とんぼを捕ま ....
冷えきった繋いだ手と手を温泉で去年の炎暑を取り戻そうとす



耳元で優しく君が囁いたあの夏のさよならを海で泳がす



夢うつつ瞬時に散りゆく白昼夢、儚く消える思い出花火


 ....
これは6月にはじまる
怒りのものがたり
無にされたひとの墓碑
降り続く雨のなかに
いつのまにか青く牙を開いた樹
物言わぬものが
そんなにも美しいか
君!


大文字で書かれたNOT ....
あたしの踵にね
鈴が入ってるの

歩くたびにね
動くたびにね
すごく
いい音で鳴るの

お母さんがね

入れてくれたの

うれしいときは
すごく可愛く
なるの

怒って ....
かどかどの
アボカドひとつ
テキーラ二杯
唄は かなしい 唄 しか うたわない 。唄は 悦び しか うたわない 。きの遠くなるような 歳月 くりかえしてきた 年月。 満月がわたしを わらっても カレは わたしを わらえない 。  花つき言葉   −もとこへ−


一周年の祝いに
なにか書いてみせようと思ったが
気負いのせいかどうもうまく書けず
かといって最初の年に
なんにもなしでは済まないぞと思い
月並みだが ....
暗い夜から
桜の木へ
落ちていく途中
わたしは足から
落ちようとしていた

美容院は何軒行っても
満足できないし
恥かしいくらい何度も何度も
求めたくなるし

ねえどうかしちゃっ ....
あなたの こころに あいにいく 。せいざでは わからぬ こころ 。神話の 世界を 夢見ながら あなたに あいに いく 。  ぴんくの 傘を さしながら
まえへ 進もう 。
ことばは ときに あやふや
まえへ すすめない 時は 笑おう 。センチメンタルにならずに 前に すすもう。鍵穴に 鍵を 差し入れて扉を 拓く前に  ....
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
魔法- 砧 和日自由詩12*06-10-7
鰻屋で- ふくだわ ...俳句106-9-30
デート- ふくだわ ...俳句106-9-29
ふたリノリ- ふくだわ ...俳句106-9-29
初秋- 白糸雅樹俳句2*06-9-28
秋の蚊- 白糸雅樹俳句106-9-28
砂糖を入れて。- すぬかん ...自由詩406-9-22
悶巴里- ふくだわ ...俳句106-9-19
宝石夜- 木立 悟俳句706-9-15
手を見ないのか- ふくだわ ...俳句106-8-28
喉が渇くほどジャズが聴きたい- ふくだわ ...俳句306-8-28
性器祭- 藤井和自由詩206-8-20
ゆりがおか- 砧 和日自由詩606-8-19
緑にしろ男- 藤井和自由詩106-8-19
- 神音携帯写真+ ...706-8-18
マーキング- 大村 浩 ...自由詩18*06-8-17
ちくわ- カンチェ ...自由詩306-8-7
きんぎょ鉄パイプ- カンチェ ...自由詩206-8-7
蚊取り線香になりたい- しゃしゃ ...自由詩1006-8-5
わたしは_貝殻の_うた_。- すぬかん ...自由詩506-8-3
ぐるぐる- 神音自由詩206-7-29
【短歌祭参加作品】こちら冷夏- 容子短歌1006-7-27
ジューン・ブライド- 大村 浩 ...自由詩7*06-7-22
あたしの踵のステキな鈴- 初代ドリ ...自由詩7*06-7-20
アボカド- ふくだわ ...俳句306-7-20
うたのうた_。伝言版_。__- すぬかん ...自由詩206-7-19
花つき言葉- 大村 浩 ...自由詩22+*06-7-17
桜の木の上へ- チアーヌ自由詩606-7-15
こころに__- すぬかん ...自由詩106-7-5
ピンクのかさをさしながら。- すぬかん ...自由詩306-7-5

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