何も言わない
語らない
語らないほうが
空気は無闇に震えない
つまりは静寂だ

25時のバーカウンター
グラスを手に取り
少し口に含んで
目を閉じる
納得したように
軽く頷いてか ....
部屋を一歩踏み出したときから孤独は纏わりついてくる

貧相な湾と丘陵に挟まれて
身動きが取れなくなったこの街に漂う霧のように
湿っぽい感情はいつまでも俺の皮膚から離れない

東京行の駅のホ ....
「どうしたの?」

「あのね」

「うん」

彼女の声はひときわ小さく、ゆっくりとこういった。

「死にたいの」

「…」

「…」

「…だって、君は…もうすぐ死ぬじゃな ....
無花果は存在主体いちじるし チンポ立ちぬ
気分は春
40を超えても
私は孤独な鉄人

情けないところ
見せたくなくて
北京、バンコク、ホーチミン
路地裏の薬屋に行って
有り金残らず
つぎ込むつもりです
「ア ....
おいっ、ノックぐらいしたらどうだ! なんだ、フローリングじゃねえのかよ!! ごめんくださーい。
朝日新聞でーす。
宙返りしてみても秋深まらず

空腹に飴をあてがう午前2時

鈴虫よ鳴くは勝手、泣き止むな
星月夜廊下は長くのびており 血を吐きたる祖父の楽器冷ゆる夏 方形の月訪れたる窓辺かな ヨーイ ドン
校長先生のピストルで
みんな死んでしまった

スタートしたのはぼくだけ
急にグラウンドが広くなったみたい
走っても走っても
ゴールのテープが見えない
しかたがないので
 ....
僕の嘘には愛がある
「俺、巨乳って好きじゃないんだ」

きみの語る真実には
愛の欠片もない
「わたし〜、デブで、多汗症で、臭くて、不細工で、
変態で、短小で、包茎で、早漏で、馬鹿で、デ ....
縄が切れた首吊り月のころんころん転がってゆく先の湖

黒猫を振り回している友達と目を合わせないように歩く

容疑者は「月がきれいですね」などと供述しており

日記には月齢を書く欄がある そ ....
目を瞑り月の女の名を呼ばう 指に安らう蛾のやわらかさ

梟の灯りを頼りに船は進む 翼は煙 心は砂糖

銀の盆 兎が行き来するたびに紫色の林檎が落ちる

不死の父を時計の中に閉じこめて蠢く鍵 ....
梨を剥く間にバスは図書館へ 風の果てには悪魔が待つ

司書の目を盗んで書架を渡り歩く 本は野菜のように選ぶ

ノートにはただ星屑が並ぶだけ 孤独を星の言語で記す

錆びついた巨大な鋏が待ち ....
 眼鏡を外して電車を降りた
 閉園のアナウンスが流れる頃に
 金属製のゲートをくぐった

 アスファルトの水滴が
 輪郭を失ったパレードのように
 商店の光を反射していた

 黄色 ....
そこに行ったことないです
どこら辺かも知りません
だけど語呂が合うから
使ってみたの
それがチェンマイ

ばばばば、ば、ば、ば、ば、バンコクに次いで
タイで2番目に大きい都市
ちちちち ....
川で冷やしていた西瓜が
ぱっくりと割れて
下流は血まみれになる
子供らは群れ集って
それを飲む
庭で武将が跳ねまわっている
敵が来るから加勢しろという
大慌てで縁から出て
どうすればいいのかと聞くと
とりあえず今日のところはこれで
火を消すのだ、とお玉を渡される
見れば裏の家が燃えて ....
 見ないわけにはいかなかった。
 人前に出て行くためには身だしなみを整えるのは最低限のマナーであったし、鼻の下のにきびがどうにもうっとうしくって、そういったものを確認しておくためにも、一日に何回かは ....
押入れに入れられて
もうずいぶん長くなる
ときどき遊びに来るねずみに
爪をかじらせてやったり
みかんを潰したりしているうちに
骨の浮いた老婆になってしまった
これではいけないと思う
これ ....
四つ辻の老人ホーム日が暮れて色とりどりの折紙の森

泣き濡れた同級生の美容師に長靴一杯の画鋲をもらう

「亡くなった人に救いはありますか?」色白の男に呼び止められる

鮮魚店から出た水が焼 ....
眠れない夜は羊人間の数を数えて眠るとよい

ゲバ棒を構えた少女一斉に海に向かって雪崩こむ夜

ひき割りの納豆の雨さめざめと夏の夜更けに卒塔婆を濡らす

子供たち川を流れてゆく途中賽の河原で ....
暑い
湾が茹だって
タコが浮いている
タコ料理ばかりで
何もする気が起きない
みんな葬式も出さずに
タコを食べている
ペットボトルで
金魚を飼っている男が
近頃は断水が多くて
ままならないという
言いながら口をつける
そのボトルの金魚が
今飲まれるか
今飲まれるか
気になって仕方ない
10秒・・・・
20秒・・
25秒・
6、7、8・・
真行寺三級、9回目の考慮時間です
残り1分です

さあ、真行寺三級、持ち時間が
残すところあと1分になりました

終盤のかなり ....
カラカラと音がする 心の中が渇いているんだ
カラカラと笑っている
干からびた気持ちで 愛嬌をふりまいてみるんだ
誰に?
自分自身に
自分の周りの酸素殿とか窒素氏とかに
カラカラと音がする
 ....
遠雷や影が連なる草の息
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