七匹の蝉はクローンとして生まれたが・・

一匹目の蝉は
例年より水嵩の増したダムの滝に打たれて逝った

二匹目の蝉は
夏休みを満喫する少年の網にかかり羽根をもがれて逝った

三匹目の蝉 ....
線香花火は
線香の匂いがするだろうか
水辺の淵でひっそりと
雨のように流れ落ちる火花
喧噪に耳を澄まし、ベッドの角から落ちないよう微睡んでいる

くるまったタオルケットに熱がこもる


唇を添えて


彼女の名前を口ずさむ
五年前に自殺サイトの掲示板やチャットルームばかり見ていたぼくは
ぼくの瞳がそれを僕の世界にうつしたように
いまわたしは空気ばかりみつめる。


「PARTY」


真夏のALTA ....
メディ知家のウンムラウ兎葬 Loopすモデの指輪r×finのピン
扉ヲノ・ノックinアトリAir、コデ韻ショウerのカーゼの中
笑ラフ塗装の赤.no墓に 踊るO$銅貨の王 he鳥の影n'月下に
 ....
「ええと…ミスターチャド、くん?」
「いいえ、チャボです。ボクシングの『ボ』…」
「ああ、ぼったくりの『ボ』ね。…実戦経験ありか。どこのプロレス?」
「あのう…正義の、味方です…」
「聞いたこ ....
猫の毛がぼくを
春へと連れ戻す
我が背子は まだ 嬰児 なるらしも 
 
 その目を とじて ひたすらに ねる              

        






  


  
労働に やる気がないのに やりすぎさ 

青鬼に 憑かれて欝る 夏の心ね

いかれてる Head休ませ Lie La La


鼻歌に 
文句 のせれば 
Bluesさ

 ....
「薬を飲み忘れたわ!帰らないと」

マンボウを見に
水族館へ行こうと
誘ったのは彼女の方だったのに
家を出てすぐ言った

「どこが悪いの?」
「知らないわ、生まれてからずっと飲んで ....
詩を 描きました。 

小さな詩を 書きました。

相変らずそらは 真っ暗だと言うのに

いきがって 小さな 詩を描きました。

トラさんや タツノオトシゴさんは、

もう ずっと ....
じんべえって
まるで人の名前みたいだ

こんな夏の日に
すっかり涼しい顔をして
遊びに行こうって言っている



(ほら、じんべえ
 祭りばやしがきこえるよ)



ふわっ ....
はりついたちりぢれの 
鱗のようなゆううつを以ち 
こうして居る君は
見るもの全ての目に留まり 
詩のように据える
それを誰もが秋だと覚え 
ひとつの忘却にあてがい 
それぞれの食卓に眺 ....
あたらしい朝がきた
希望の朝だ

夏休み3日目
寝ぼけた目をこすりながら
ラジオ体操

   喜びに胸をひらけ
   大空あおげ

  「おはようごさ ....
夏の終わりには
風が囁くように傍らを通り過ぎ
蝶はラン・デ・ブのさなか
嘴に捕えられ
蜜はそのくちづけから
緩やかに零れて
太陽は輝きを彼方へと
少しずつずらしてゆく
真夜中の荒い息遣 ....
例えば、ゆるゆる喉を下る
ぬるい水、ひとかたまり
心臓を掠めそうで掠めない
何処にも、何も、満ちない


真昼を怠りたくて怠る身体では
空ろまで無気力な
ほら、 ....
おい幽霊おしえてくれよ裏表 晴れているのに
雨漏りする時がある

別に拭わなくてもいい
勝手に濡らしておけ
そのうち止むと思った
『そのとき』が遠くても
勝手に濡らしておけ

どれだけ濡れても
 ....
神 鳴 り が 天 地 を 引 き 裂 き
黒 い 空 に 凍 て つ く よ う な 色 の 虹 が か か る 。
小 鳥 は 悲 し み に 閉 ざ さ れ そ の 形 の ま ま 影 に  ....
稲妻に優れと劣れど愛してる ギガ眼鏡に昆虫バイト
交わされる空中分離帯 
汗かいて曇りガラス何も知らない
早すぎた演技
導かれて楽になれるならこうやって想像しても意味がない
余り 嘘声 嘘態度の乱用呆れ果てて ....
膝、突き合わせて茶でも飲みながら始終お伽話のような妄想
転がって地中に落とすおむすびの行方知れず
まだまだ此処に居る意味さえも僕には解らないで偶然に期待をかけ
痺れる戸の向こう側のカタカタ ....
教会駅に暮らす
おじさんは
だらしがない
よみおえたH本を
ベンチに
ぽんとおいて
葬列に
自慰したり
そうやって
泣いたり
する

またある日

となりの
おんなの子の ....
東京のかたすみで齧る
レモンの味は
とてもさびしく
小学生のわたしは
校庭のすみに駆け寄り
朝日に似たものを吐瀉する

(バラのとげはひとつひとつていねいに折ること)

希望の春のノ ....
私の詩に於いては、叙情も抒情も情状酌量の余地無しとして、死刑台に送られる。
感動する詩・切なくなる詩や勇気づける詩・恐怖に震えている詩なんぞ、感情のしがらみにからまって奈落の底で終身刑だ。
ただ、 ....
忙しいと言いながら
忙しそうにしている人がいた

忙しい毎日が嫌だとぼやきながら
忙しいのは何故かしらと呟きながら

忙しさから解放されそうになると
忙しく何かを探しはじめる

忙し ....
テーブルから
持ち上げたグラスの跡の
丸い水溜りをかき乱した指が濡れた。
夏の熱が引いてゆく。



グレープフルーツジュース。
そのグラスを頬に当てれば
あ、この匂 ....
苦しげな雷鳴に飲み込まれ
灰色に溶けてゆく午後の中
向日葵の黄色の彩度が
浮いてしまっていて
それでも、向日葵は
いつまでたっても泣いたりせず
ああ、どうしてなの
滲んで ....
熱く
青く
南から押し寄せる
夏の、ソ、ラ、シ、の
反復の幾つかは
肌を灼熱させたり
唾液と共に高笑いに混じったり
アイスクリームをベトベト光らせたり、そうして
幾 ....
かぜがつよい なにがとんでくるかわからない でもきもちがいい たいふうのせいだ いもうとはねつがでて ねている じてんしゃにのれないし いもうととあそべないので つまらない こんどは ははがねつをだし ....
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
七匹の蝉- 自由詩2*05-8-30
夏の終り- チアーヌ自由詩505-8-30
彼女の微熱- 自由詩4*05-8-28
PARTY- 馬野ミキ自由詩1805-8-28
落下と兎- 六崎杏介自由詩505-8-28
明日のために!Mr._チャボ(Mr._チャボ、真夏の激闘)- 角田寿星自由詩705-8-27
人類に許された永遠の春アレルゲン- ふくだわ ...俳句305-8-27
嬰児_- すぬかん ...短歌305-8-27
7and5_tune__blueオークブルース- 什蔵自由詩3*05-8-26
忘れんぼうの水族館- 初代ドリ ...自由詩10*05-8-26
墓所。- すぬかん ...自由詩18*05-8-25
じんべえ- ベンジャ ...自由詩9*05-8-22
借景- ふう自由詩7*05-8-21
面倒くさい夏休み- 初代ドリ ...自由詩8*05-8-20
処暑- 雑魚ヒロ ...自由詩505-8-19
- A道化自由詩1205-8-19
雨月2005,夏- ふくだわ ...俳句4*05-8-19
漏れ濡れる- チQ自由詩205-8-18
沙_羅_双_樹- 青色銀河 ...未詩・独白2*05-8-17
愛一心- ふくだわ ...俳句105-8-17
チョロコ- チQ自由詩205-8-16
少年- チQ自由詩105-8-16
教会駅のおじさん- kokorono未詩・独白4*05-8-15
曇りの日- 青色銀河 ...未詩・独白905-8-15
死刑宣告- 六崎杏介散文(批評 ...505-8-14
忙しい人- ベンジャ ...自由詩13*05-8-13
グレープフルーツジュース- A道化自由詩605-8-12
停滞前線- A道化自由詩1105-8-7
熱帯夜- A道化自由詩905-8-7
たいふう- たかぼ自由詩805-8-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62