コチドリが呼びに来るチチチこっちだよ

午前五時オオカナダモはまだつぼみ

新しく朝日に光る蜘蛛の糸

降交点目掛けて月が駆け下る

大気圏光学現象コンテスト

薄雲をものともせず ....
夏、炎天下

デブ、はしる
すごい 勢いで
デブ、はしる

デブ、汗、噴き出る
すごい量の
デブ、汗、噴き出る

デブ、汗、飛び散らせる
通りすがりの人全部に
デブ、汗、飛び散 ....
先週
友人の通夜のあと
これ幸いと
「フクシマ」
であれでしょう?部長
とかいって
一週間会社から
はやめの
「節電」夏休みをとって
で南米を
ヒッチハイクでう ....
生徒はある日グレて

朝な夕なに

教師のところへ

暴れに来るの

教育委員会が心配するけれど

愛があるから大丈夫なの

体罰反対とさよならするのよ

ハゲの校長辞めろ ....
わたしの帰る家は
スピルバーグのいない街角
宇宙人も出なけりゃ
悪いドイツ人も出ないのよ

わたしの帰る家は
コッポラの声のする街角
とりあえずマーロン・ブランドが
ちょっと怖いメイク ....
学生のころ帰省の旅費を稼ぐため、廃材の釘抜きのアルバイトをしたことがある。
真夏の炎天下で一日中、バールやペンチを使って材木の釘を抜く。ただそれだけの単調な作業だった。

毎日、早稲田から荒川行 ....
   別の生き方があったと思う

キット
設計図に忠実に従って
組み立ていれば

はじめに
描いた
チェックしていたルートを
忠実に
道を挟んでいる
道の外にある世界を散策してみ ....
 今日はバリバリだったねえ

 そうだね、バリバリだったねえ

雪もカチカチだったねえ

うん、カチカチだったねえ

お日様はキラキラだったねえ

そう、キラキラしてたよ

で ....
粘っこい足跡なんて
振り返りたくはないし
遠くへ行くつもりもないから
マイペースの匍匐前進

アンテナは柔らかいけれど
難しい言葉は受信できないし
とてつもなく臆病だから
ツノもヤ ....
どくだみの葉 義経蜘蛛が 跳び渡る その日僕とミョギーは診察が終わると、駅前の定食屋で昼飯を一緒に食べることにした。鎌倉駅前は平日でも観光客で混雑していた。店にいく途中、ミョギーはいつもより静かだった。思いつめているようにも見えた。しか .... 美容院の新人の男の子のユビが胃がすくむほど冷たくて

君のゆびの冷たさを
記憶に呼び起こされた


抱きすくめられると不安になって何も話せなくて。


ごつくてすらっと細い指がなぞる ....
世界中で170万人が死んで行く日々に寝たり起きたり仕事したりする
170万人が死んでいるから生きているのかとかそういう自覚は無く
かと言って140人ずつ増えて行く人間を育てる気も無いまま
眠たい ....
牛込神楽の夜に帰りたいと思いました
新宿西口から練馬に向かうバスの中でそう思いました
氷屋がアイシーンと言う煙草を吸っていると言う
笑えない冗談を目の当たりにする下らない日常が
右斜線を通 ....
流れ着いたもの達が
連なりあって
銀河を形成する

流れ着いたもの達は
連なりあっても
またたくことはない
再び泳ぎだすこともない

蝿すら寄り付かなくなった
白く
干からびた
 ....
結局
私にとって重すぎたものを
引き取ってはくれなかった
調整された視覚の後ろから
脳内に浸透してくる
調整された台詞の数々を
より吸収しようと
頭を揺らし
脳内をかくはんしながら
 ....
人間は過ちを犯す動物である、と以前、職場の先輩から教わったことがある。
人間が人間である以上、それはかなしいことに避けられないのだ、と。
過ちを可能な限り取り戻す努力をすること、同じ過ちを繰り返さ ....
準オープンの常連から出世した馬として、関西の競馬ファンは、ダイタクヤマトや(少し格は落ちるが)エムアイブランの名前を挙げるだろうが、関東では何といっても彼であった。
4歳緒戦に準オープン入りしてから ....
その線の流れは
いくつもの分かれ道があっても
不思議とまっすぐに見える

迷い間違えながら歩いているようでもそれが
過去となれば運命と名づけられるからなのか

生まれながらにして刻まれた ....
眼を開ける暗証番号をおしえるから眼を閉じて避難して、

ゲンジツは眼球に触れて犯されるどろどろになみだにまみれて、


「おんなのこ。」と呼ばれるうちはまだ死 ....
 
 
日記帳、
欄外の余白を縮絨し
つくられた子羊に
錆びた針を飲ませる
わすれられた浜に
とり残された
もろい足跡のように
母の筆跡は、
幾度目かの春で途切れていた


 ....
私には、物事の正しさ、何かしらの真理、確信、誠を、得よう
それらに、近付こうという、考え、向上心が、ありません。
出世や裕福さ、社会的に、自らを高めようという、生活意欲が、ありません。
何一つ自 ....
お父様と お母様の 夜の営み
その 家族計画の 失敗により
私は 部落の 長屋に 生まれました

つぶれた魚屋の生臭い あばら家に住んでいた
私よりも 貧相な 子たち
何故か その子たちが ....
塹壕での筆談に 俺は「、」と返した  ヒューストン ヒューストン 聞こえるか
 君がどこかでこの声を聞いていることを信じて電波をとばしている
 あと2時間で金星の長い夜があける
 ただし30分後から 強い雨がふりはじめる 間違いな ....
 {引用=一名、『飛び出せ!自殺衝動。』}

 教室ににわとりが入ってきたことがある。クラスのみんなはちょっとしたパニックになった。先生は「大丈夫だから、気にしないで」というような言葉をくり返して ....
 ある三人兄弟は、みんなそろって大金持ちだった。
 あるとき一番上のお兄さんが子どもを三人もらってきたので、きいてみた。
「三人の子どもをどうするんですか?」
「子どものうちから楽器を教えて、楽 ....
 ぼくの友人K君は隔週水曜日の資源ゴミの日に古本古雑誌の束を拾ってくるのが得意な男で、切り貼りしてノートにコレクションしている。しかし、K君は活字を読むことには興味がないみたいだ、ぼくは思う。刻まれて .... なっちはかわいいお目目さん。
不思議な穴から私を見ているよ。
じっと。
或いは
じっとニコッと。

なっちはかわいいお目目さん。
珈琲とアルトサキソフォンの豊穣に液晶の海漕ぎ出でる人

珈琲とピアノの滴海となり夜の彼方に跳ねたトビウオ

女生徒の「わたしバカです」渦まいて沈積してゆく初雪の夜

この宇宙は蜘蛛の巣状の ....
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ジュライシック公園- 小池房枝俳句3*11-7-11
さわやかな夏の日- 花形新次自由詩8*11-7-11
「やっぱチョッパーっすね」- モリマサ ...自由詩911-7-10
生徒の鼻折れ- 花形新次自由詩111-7-9
ひとりジョーズ- 花形新次自由詩411-7-4
釘を抜く- yo-yo自由詩17*11-7-4
且つ断層- 北村 守 ...自由詩211-6-19
会話するということ- 初代ドリ ...自由詩411-6-13
カタツムリ- nonya自由詩18*11-6-8
庭で- 八男(は ...俳句1+11-5-25
長いおかわり- 花形新次散文(批評 ...2*11-5-24
熱。- 自由詩411-5-22
別にまぁそんな事どうでもいいんだろうけど- 虹村 凌自由詩911-5-15
死ねばいいのに- 虹村 凌自由詩611-5-9
波打ち際で- 北村 守 ...自由詩211-5-8
津波- 北村 守 ...自由詩211-4-10
「名」馬列伝(16)_サイコーキララ- 角田寿星散文(批評 ...2*11-4-9
「名」馬列伝(20)_グルメフロンティア- 角田寿星散文(批評 ...2*11-4-9
手のひらにある地図- ベンジャ ...自由詩311-4-8
「_眼球避難。_」- PULL.短歌4*11-3-30
Ou_est_ma_agneau- 雛鳥むく自由詩1311-3-19
お前が死ぬべきだったのに。- 小野 一 ...散文(批評 ...4*11-3-14
...and_Mary_Chain_/_****'03- 小野 一 ...自由詩7*11-3-1
- 吉岡孝次自由詩311-2-16
金星応答せよ- ああああ自由詩5*11-2-15
気球- ああああ自由詩3*11-2-13
三幕- ああああ自由詩3*11-2-12
読書ノート- ああああ散文(批評 ...4*11-2-11
なっち。- ながぐつ ...自由詩111-1-31
回転木馬- 都志雄短歌511-1-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62