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彼のことを一言で評するなら、一般には「日本史上最強のセン馬」だろう。異論はない。
気性難を解消するための去勢は、種牡馬への道を閉ざされるため勇気がいるが、彼の場合は成功した。
が、筆者は彼のこ ....
レトリックと意味とに絡めて
表現がある。詩は言語表現である。表現とは何かの伝達。創造とは表現さるべきものの創造。詩は創意工夫して何かを伝えようとする。現状、注視すべきはその創造さるべき何かで ....
超自然的に増幅されたそれは重く、濡れた毛布の様に背中からのしかかり、脊髄の軋む音を体内中に響かせる。生物であれば当然、誰もが耳にするはずの音さ。安物のエアコンが説得力だけは十分な音 ....
見ないわけにはいかなかった。
人前に出て行くためには身だしなみを整えるのは最低限のマナーであったし、鼻の下のにきびがどうにもうっとうしくって、そういったものを確認しておくためにも、一日に何回かは ....
その日僕とミョギーは診察が終わると、駅前の定食屋で昼飯を一緒に食べることにした。鎌倉駅前は平日でも観光客で混雑していた。店にいく途中、ミョギーはいつもより静かだった。思いつめているようにも見えた。しか ....
人間は過ちを犯す動物である、と以前、職場の先輩から教わったことがある。
人間が人間である以上、それはかなしいことに避けられないのだ、と。
過ちを可能な限り取り戻す努力をすること、同じ過ちを繰り返さ ....
準オープンの常連から出世した馬として、関西の競馬ファンは、ダイタクヤマトや(少し格は落ちるが)エムアイブランの名前を挙げるだろうが、関東では何といっても彼であった。
4歳緒戦に準オープン入りしてから ....
私には、物事の正しさ、何かしらの真理、確信、誠を、得よう
それらに、近付こうという、考え、向上心が、ありません。
出世や裕福さ、社会的に、自らを高めようという、生活意欲が、ありません。
何一つ自 ....
ぼくの友人K君は隔週水曜日の資源ゴミの日に古本古雑誌の束を拾ってくるのが得意な男で、切り貼りしてノートにコレクションしている。しかし、K君は活字を読むことには興味がないみたいだ、ぼくは思う。刻まれて ....
ものすごく頭のいい馬だった、と聞く。
スパルタで有名だった厩舎の調教をしっかりこなすだけでなく、インターバル、クールダウンまで、調教助手の指示に従って粛々と行ったというのだから、只者ではない。だから ....
冬の中山、新馬戦。14頭立ての芝1800m。
ゲートが開いて一頭だけなかなか出てこない馬がいた。彼だった。
大きく出遅れて4角まではとことこ付いていき、直線だけでごぼう抜き。2着に入る。
ラ ....
ある夜のお仕事帰りに駅から自宅までの道を原付きで走行中、前を走るタクシーの後ろのバンパーに貼られたイエローのステッカーの『夏の交通安全運動実施中』という文字をなんとなく眺めていて、そのステッカーが『 ....
√/石畑由紀子
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=212759
空に√をかざす まだこたえはない
尾翼灯でもいい 君の名を三回
空 ....
桃破壊する少女/ふるる
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=212364
春の風草食動物月面へ
そよかぜが草原を渡り、そのままふわっと浮き上 ....
ブラウン管に映る天皇裕仁をテンちゃんテンスケと嘲罵するほど軍国少年
であった父は明らかに左翼で、党から除名されても宮本議長(当時)の不
撓不屈や不破書記長(当時)の才気煥発に敬服やまず、一般紙の他 ....
なんとなく書きたくなったので。ざくっと。軽く。軽く書いたら怒る人は怒りそうだけど。今回は怒られるの覚悟で。ホームレスのことで思い出すこといろいろ。
※
とりあえず、正直なところ、こんな程度 ....
私がちょうど22よりひとつかふたつばかり年が若輩者だった頃、世の中では1980年代の世紀も終わりをつげるかどうかの瀬戸際だったかと存じます。
私は当時イヤでイヤで体重100kgを越す典型的な拒食 ....
某東京都の条例に関して、簡単な覚書を。
細密な批評ではないです。
○
まず思うのは、石原に「エロいのは不謹慎」なんて言われたくないわな、ってこと。
じゃぁご自身の小説はどうなんだろう、 ....
現在の彼のことから話そう。
生れ故郷の牧場で細々ながら種牡馬生活を送っている彼の右前脚は、
サラブレッドのそれとは思えないほど腫れあがり曲がっている。そして少し短い。
現役生活最後のレースによる ....
日曜日の過ごし方
土曜日は、家電量販店での仕事(読んでいるうちに眠くてしようがなくなる小説のための自動ページめくり機売り場の店員)があって、僕は競馬場には行けない。だから、競馬場に行くのは決ま ....
・藤篭に鳴く生きものや死にものや
わたしが佐藤みさ子の川柳と初めて出合ったのは、『川柳MANO』だった。
『川柳MANO』は樋口由紀子が発行人を勤める川柳誌であり、佐藤みさ子はその会 ....
優れた詩に出会うというのは、そうそうあることではない。
それはインターネットの世界も同じことで、ここ現代詩フォーラムにおいても、文句なしに優れた書き手といえる者は全体の1%にも満たないのではな ....
ぼくは4〜5年前に、馬野幹くんが以前主催してた朗読会で、映像で流してくれたのを観たんですが、平成3年、蜷川幸雄さんの演出で、当代一流の詩人たちによる屋外朗読会があって、それをNHKが特集で放送した ....
リアルタイムで彼の走りを観てきた者にとっては、彼がこの列伝に登場するのは到底信じられない思いだろう。
だが彼も間違いなく、時代の影の中に消えた名馬であった。
G1の勲章を手にすることなく…
....
皆さんは競馬の予想をする時、血統をどのくらい参考にするだろうか。
菊花賞に、ニホンピロウイナー産駒のメガスターダムが有力馬として出走した時はそれなりに話題になったし、ひと昔前ならモガミ産駒の障害馬は ....
逗子寿会会員 スズキさん(84)以下ス、サトウさん(78)以下サ、
ヨシダさん(98)以下ヨ の会話
ス:「久々に皆が集まったんじゃ、童心に帰って、アッチむいてホイでもやらんかね。」
サ ....
日本在住の中国人 金 双玉氏(48)(以下 金)と同じくメキシコ人 アルツーロ・
フェルナンデス氏(25)(以下 ア)との会話
金 : イマカラ、ナゾナゾスルアルヨ。
ア : イイデスヨ。
....
皐月賞馬だった4歳年長の叔父、ビンゴガルーを彷彿とさせる、小柄な馬体。
叔父のトレードマークでもあった、臙脂色に白のXマークの、勝負服とお揃いのカッコいいメンコ。
遠くからでも、ひと目で彼だとわか ....
世界の為に、全ての生き物の為に、
この身体がずたぼろにされようとも、
どんなに酷い目に遭おうとも、
戦ってゆきたいと、
護り抜いてゆきたいと、
そう思う気持ちは、嘘ではな ....
JR京浜東北線新子安駅前にある居酒屋『道草』の親父は、
僕がカウンターで一人、コップ酒をちびちびやっていると、決まってボクシングの話を
聞かせたがる。僕ら以降の世代では誰も知らないような昔のチャ ....
m.qyiさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(180)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「名」馬列伝(23)_レガシーワールド
-
角田寿星
散文(批評 ...
3*
12-1-22
雑感_3
-
るか
散文(批評 ...
1
11-11-28
どれもすべてたったひとつの生
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
2*
11-11-23
ホームステイ
-
北村 守 ...
散文(批評 ...
2
11-8-31
長いおかわり
-
花形新次
散文(批評 ...
2*
11-5-24
「名」馬列伝(16)_サイコーキララ
-
角田寿星
散文(批評 ...
2*
11-4-9
「名」馬列伝(20)_グルメフロンティア
-
角田寿星
散文(批評 ...
2*
11-4-9
お前が死ぬべきだったのに。
-
小野 一 ...
散文(批評 ...
4*
11-3-14
読書ノート
-
ああああ
散文(批評 ...
4*
11-2-11
「名」馬列伝(19)_フジヤマケンザン
-
角田寿星
散文(批評 ...
3*
11-1-2
「名」馬列伝(18)_ノーザンポラリス
-
角田寿星
散文(批評 ...
5
10-9-25
夏の亡霊
-
A道化
散文(批評 ...
4
10-8-10
【句評】_√/石畑由紀子
-
古月
散文(批評 ...
3*
10-6-24
【句評】_桃破壊する少女/ふるる
-
古月
散文(批評 ...
4*
10-6-17
メーデー
-
salco
散文(批評 ...
14+*
10-4-29
ホームレス状態の人のこととか
-
真島正人
散文(批評 ...
8+*
10-4-9
悲しいことがあると僕はいつも
-
花形新次
散文(批評 ...
3*
10-3-24
非実在青少年なんたら
-
真島正人
散文(批評 ...
20+*
10-3-17
「名」馬列伝(15)_クラキングオー
-
角田寿星
散文(批評 ...
2
10-2-23
夢の競馬場2
-
花形新次
散文(批評 ...
4+*
10-2-6
【批評祭参加作品】ひろげた本のかたち(佐藤みさ子)
-
古月
散文(批評 ...
8*
10-1-11
【批評祭参加作品】客観描写ということ(高浜虚子)
-
古月
散文(批評 ...
18+*
10-1-10
【批評祭参加作品】詩人は、ことばだけで勝負するんだ!?
-
角田寿星
散文(批評 ...
10*
10-1-10
「名」馬列伝(14)_メジロアルダン
-
角田寿星
散文(批評 ...
2
09-12-13
「名」馬列伝(13)_トウショウフリート
-
角田寿星
散文(批評 ...
3
09-12-13
コント「だるまさんは転ばない〜或る立ったきり老人の死」
-
花形新次
散文(批評 ...
2*
09-11-27
コント「しりとり無宿」
-
花形新次
散文(批評 ...
2*
09-11-13
「名」馬列伝(12)_ビンゴカンタ
-
角田寿星
散文(批評 ...
2
09-11-8
続・汚濁。
-
aokage
散文(批評 ...
4*
09-10-27
PCを捨てよ_町へ出よう(1)
-
花形新次
散文(批評 ...
2+*
09-10-23
1
2
3
4
5
6