ふらふらと
おんなの肌へ
手のふれて
ほんの少しピッチのずれた
不安な音楽を

誰のためでもなく
自分のために
駒込の地を離れることになった。
愛着を持って、というとそうでもない。ローリングストーンズ。またしても引越しである。一年余りの経過というのはいろいろなことをやり過ごしてしまう。
立原道造記念館もその ....
私の口から
猫が生まれる
喉の奥にひっかかって
息苦しい

気付いていたのだけれど
最初それは
小指の先ほどの石だった

幸せな日常を過ごすたびに
大きくなって
ある日
喉まで ....
わたしの田舎に

とうとうコンビニができてしまった

もう
これで
この町も終わってしまった

二十四時間
煌々と国道を照らす
白い光は
人々を堕落させるためのみに
輝く

 ....
   こよつきよ              
   ここにもちから およぼせよ。

   夏草ノ原 草ノ海原。


 ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
      ノノノノノ ....
 そのむかし、とーっても若かった頃、何を血迷ったのか「仲間を作ろう!」と決心したことがあった。「やっぱり仲間といえばバーベキューよね」と数少ない友人に頼み込み、仲間集めをしてもらった。私はとても頑張っ .... わたしはわたしを以て 
いかなる孤独にも戦利し 
平伏する憤怒と哀憫を両肩に掛け  
凱旋する兵士のごとく 
絶望に満ち 
絶望にひろがり 
靴は鉛のように重く 
ポシェット ....
冬夜未聞人
人人見散鱗
前夜菊花上
君来問虚真
体と心は
一緒だよ
気持ちいいことすれば
両方喜ぶでしょ
苦しいことすれば
両方嫌がるでしょ
なでなでされると
優しくなれる
みんなをなでなでしたくなる
お兄ちゃんをなでなですれば
 ....
いつものように、この駅を抜け、
いつものように、あのラーメン屋街に着くと、
いつものように、あのx番目の店へと入り、
いつものように、私のy席目へと座る。
すると、
いつものように、
近く ....
君不来
君不来
睡乎
病乎

来来

愛哉
もう大人になった気がして二本足で立つことにした誕生日


「生命線を持って生まれたかった」スクラップされていくロボット


大福だと思って食べたら素甘だったという悲しみを背負う
 ....
平成十七年五月十七日
半歌仙連歌「木漏れ日まるく」の巻
於 RT会議室A

 表
 発句  夏木立木漏れ日まるくなりにけり
 脇    手足伸ばして歩く歓び
 第三  園児らの帽子ばか ....
太鼓橋が渡れない

友達が言うので
回り道を教えてあげたら
来なかった
こぽこぽと音がする
静かなカフェに
きつねと
たぬきが
やってきて
コーヒーを
飲みたいと
言うので

こっそりトイレで
おしっこを
子供をつれて大きな公園へ行った
大きな公園には大きな木があった
大きな木の枝は重そうに地面に垂れて青葉を繁らせていた
子供は喜んで木の枝に乗りブランコにし始めた
ごめんなさいね重くないですか
 ....
おでんにタマゴがないように
ショートケーキにイチゴがないように
おまえがいないのは・・・ナンダカナー

おまえは鏡餅で言えばみかん
おまえはバンドで言えばギタリスト
おまえは相撲で言えば高 ....
戦いの中心に
幾群れもの薄が足踏みし
記号の弓が
裁きの矢を射切る
天井のない住処に
狐が一声
御覧 神が怒って暴れ狂う
橋も間近じゃ 間近じゃ、と
竜女の住むあばらやに
川縁の匂い ....
四辺曇った硝子窓の奥で
焼女人形が
踝までダンス
燃え縮れた化繊の匂いが
部屋に満ちている
枯れた花の鉢と
灰化したはしごの下で
焼女人形が
踝までダンス
透き見する目に射かけられた ....
 
 
 
 
 
 
高く高く突き抜ける比翼に 
いくつもいくつもの夢を見た 
閉じる前に輻射する粒子の 
ドミノに分離する輪郭の呼応の
劣勢の瞼に諭す残像に相応の祈りを 
そ ....
「すべての生命は海から生れてきた。じゃあ、星はどっから生れてきた?」
そう、宇宙だね。ぼくらの生命の、おおもとの、そのまたおおもと。
ぼくらが海に郷愁を感じるように、宇宙に郷愁を感じるのは、け ....
ロ慕Joeの詠む暗T句が月を濡らす
 天に地に満ちるブリキの錆


蝶や蛾のレゾンデトルは火薬の中
 美ニールの羽には異存無し


花畑、蜂たちが射るオルガンは
 遠い雷声にすがりて ....
笑えない部品はひとつもない。
おれの中に、
信じないなら。
分解してみな。
脱ぐときは背中から脱ぐ春近し


目薬のまばたき世界を巡りゆく


歯の奥の穴に詰め込む笑いかな


にやにやと胃がさげすむ日空は青


とどこおる想い手のひら解き ....
 のろま
 のろま
 のろまどけどけ
 みちいっぱいに
 ひろがって
 こちとら
 あしが
 ばいぶする

 のろま
 のろま
 けっとばしてやりたいのはやまやまだけど
 こち ....
 さくら さくさく ららら さくさく くらくら さくら くさらくさら


  はらそいよやの
  さらくらさ
  たかもかぎぞに
  (いら さざやく)
  みかわりすくみ
  す ....
行秋や抱けば身に添ふ膝頭 (炭太祇)

ところにより最高気温30度を越える場所があったりして世間は春たけなわなのだが、静岡の桜はやっと三分咲きというところで、佐々宝砂の気分はいつものごとく暗く(? ....
小学校四年生
下から燃える

小学校4年生の頃、毛内君と中畑君とオレと3人で
エロ本を買う計画を立てた。
みんなでお金を確か200円位ずつ出し合って、学校が終わってから
ファミランで待ち合 ....
東京少年
空を見上げる
星が見えない新宿の夜空
僕達は 吸い慣れた煙草をふかして
何時も通り どんな通りだって
みんなして練り歩いていた

東京少年
空を見上げる
星が瞬く世田谷の夜 ....
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふらふらと- ふくだわ ...俳句305-5-31
不安な音楽- チアーヌ自由詩705-5-30
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台所にはシリアルとかつお節とコーヒー豆が散乱していた- 初代ドリ ...自由詩2*05-5-28
コンビニ- 北村 守 ...自由詩605-5-24
なつくさのはら- 小池房枝短歌13*05-5-24
私はバーベキューが嫌いです- 初代ドリ ...未詩・独白5*05-5-23
児童室- ふう自由詩4*05-5-22
冬夜- まちぼう ...自由詩105-5-22
なでなでしてね- チアーヌ自由詩705-5-20
夢醒- 雑魚ヒロ ...自由詩305-5-19
まちぼうけ- まちぼう ...自由詩105-5-19
二足歩行- バカ男短歌1605-5-18
木漏れ日まるく連歌れんしゅう- 小池房枝短歌9*05-5-18
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逆巻きの竜- 鏡文字自由詩205-5-12
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