空にタマゴが浮いている
白くやわらかく
ふわふわと浮いている
この空にも
向こうの空にも
何のタマゴなのか
わからないけれど
きっと一つ一つの夢が
生まれるのかもしれない
大きかった ....
振り返る 月が見ている
足下に
柔らかい形の子猫がいる
お母さん、
僕を"赤ちゃんポスト"に連れて行くのはやめてください。

もう僕、28歳ですよ。

赤ちゃんポストに投げ入れたい気持ちも分かりますけど…


いや、 ....
あなたが気に入っていた髪形

今日思い切って変えてみた

あんなにひどい事言われたのに

あんなに外で待たされたのに

あんなに心配してたのに

今でも あなた好みの女でいたよ
 ....
真っ白な 世界に行きたい
一度だけで かまわないから
何もない ただの 白い世界に行きたい

私は 何者でもなくて
白くもなくて
黒くもなくて
中途半端なままに
エゴを 抱き続けている ....
どこかに逃すために 
ついた
ため息が

横隔膜の辺り
胸の底で跳ね返ってきて

鼻の奥で膨れ上がる

   ぼわん

   ぼわん

膨れ上がって
こみあげる

涙の ....
一喜一憂してる自分がいる



たった一言
されど一言


その言葉で幸せにもなれ
その言葉で不幸にもなる



誰かの一言
こんなにも重いとは思わなかった



 ....
空の中を
風が手紙を配達する
何も変わらないけれど
安らぎでいっぱいになる

山の中を
風が手紙を配達する
何も書かれていないけれど
緑の音でいっぱいになる

川辺の中を
風が手 ....
溢れでるものが 涙だけならば
錆びたナイフで故意に 傷つけたりしない

優しい感触で こぼれ落ちるなら
汚れた手を翳して 罪を重ねたりしない

ときどきは 昔のように あなたを想ってる
 ....
足跡残す
砂地の軟らかさ
眠りの中の古い夢
絶え間なく風が動き
その中心から
連れ去られた
形 ばらばらに
ねえ、おまえ。
おまえさま。

なんて
お女郎みたいな呼び方をして悪かったね
怒らないで こっちを向いてお呉れ
ねえどうか
機嫌を直してお呉れな



ねえ、おまえ
あ ....
トワ エ モワ

きみ と ぼく

笑顔は ひろがっては いない

この 丘で

かぐわしい 初夏の 葉群れに

肩を 抱かれて

ぼくたちは いた から...
 ....
春も もうすぎた

ワタボウズは幻のように浮かんでいる
あれは何年前だっただろうか?
思いがけないケータイ購入から
アナタも私の領域に参入することになった
すでにモバイルにはとっくに慣れてる私には
別に 何のこともないのだけれど

《メールうつ ....
散ることを知らずに咲けぬ霞草

この皿は一人暮らしの味がする

万華鏡最初の絵柄はよかったのに

一輪挿し咲いているのは違う花

地下鉄の窓の鏡が怖いだけ

あくる朝アドレス帳 ....
秋が終わりを迎え 冬の到来と共に雪が降り始めると僕の高校では自転車通学からバス通学へと変わる
 凍てつく寒さを堪え毎日眠たい体を震わせながら 停留所まで歩いていってそれ一本しかないバスに乗る
 ....
綺麗で流れるような文章は
心にすんなりと受け入れられるけど
ありきたりで不器用だけど
それでも気持ちがこもってる
そんな手作り言葉が微笑ましい
規格化された文字体では
伝わりづらくて
他 ....
ずっと
船に乗ってた
訳も分からず
切符を持っていたものだから

夜空が美しい
けれど夜が汚い
信じていた
その濃色を

波が輝いている
チェロの音色が聞こえてくる
離さない
 ....
俺は大陸を股に掛け
不幸を振りまくために造られた
戦略核を搭載し
愛も
死も
美も
その風景すら残さない
一瞬にして灰にするのだ

俺は飛翔する
大気圏を突き破り ....
ある夜から、ガラス球が衝突によって砕ける事さえ悦んだ。
哭いても仕様がないのに、ひとつにはなれないのに。

まるで知らない、仄明るい迷路を彷徨う内に。
はしり火、彗星の尾ひれ、その燐光を追うよ ....
光と影の悪戯な満ち引きに操られるように
僕の足は急いだり止まったり

そして派手に曲がった{ルビ歪=いびつ}な足跡が
僕のたましい

美しい汚れと汚れた美しさの
どちらにも触れながら首を ....
さわやかな
公園に差す
五月晴れ
赤い稚児と
緑の群舞
ビール片手に
腹を叩く
舌を出して
笑っていら

愛を語ったった
あの日
あの娘
その後どうだい

明日は2人と
待ち合わせ
その後友達と
お食事だ。
五月のありふれた憂鬱に
からみついた幻

信じ切れない言葉が
ぼくの足首から離れたら
待ち合わせの場所で
君を待つとしよう

電線で休んでいる鳥は
手招きをするように
羽を広げ 羽 ....
「好きです。」
ずっとずっと、心の中に、溜め込んでいた言葉。
「…ありがとうございます。僕は、貴女が素晴らしい方なのを、よく、知っています。
ですが、貴女に、恋愛感情はありません。…すみません。 ....
すべては流れてゆく

変わってゆく

すべては

僕の手から

零れ落ちてゆく

どこにもたどりつけないままに

だからここで僕は

虹を歌おう

月を綾どる天輪を歌お ....
           、、、言ってみたかっただけ のぼる陽に、いつからか
乾いて乾いて、
ぼくの精いっぱいは灰のようになっていた


ビートニクにとりつかれた黒人の青年が、
若者が、
口々にさけぶ、

「 光が 今、必要なんだ
 ....
地下の心地はいいものだ。
ひんやり、固い、やすらぎの街。
がたんごとん、きい、てくてくの音。

―実に、よい。

無心とはまさに、{ルビ地下=ここ}にあるんだ。
欲望なんて、{ルビ地下= ....
自分がこの先行こうとしている
果てしなく遠い地点(ところ)を思うと
進むのが恐くなる
でも 一歩 また一歩と
この震える足で進んでいく…
しかない

恐怖に全身貫かれながら
不安に全身 ....
萩原重太郎さんのおすすめリスト(2601)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空のタマゴ- ぽえむ君自由詩7*07-5-15
視線- 八布未詩・独白207-5-15
赤ちゃんポスト- 北大路京 ...未詩・独白14*07-5-15
髪と縁- 森下 流 ...自由詩5*07-5-15
ホワイト・コンプレックス- 麻生ゆり自由詩8*07-5-15
我慢- さち自由詩7*07-5-15
Syllable_from_you...- Lily of the ...自由詩3*07-5-15
風の配達- ぽえむ君自由詩10*07-5-15
錆びたナイフ- 北大路京 ...自由詩16*07-5-15
消失点- 及川三貴自由詩707-5-15
月に請うのに- ヴィリウ未詩・独白207-5-15
toi_et_moi- モーヌ。自由詩12*07-5-15
はるのまぼろし- ゼロスケ携帯写真+ ...207-5-15
メール初心者症候群- 渡 ひろ ...自由詩7*07-5-15
霞草- 小川 葉俳句4*07-5-15
恋のラヴ・ソング- はじめ自由詩5*07-5-15
手作り言葉- ぽえむ君自由詩10*07-5-14
残映- ロカニク ...自由詩607-5-14
愛_死_美_絵_無_(ICBM)- maynard自由詩307-5-14
導火の後- ICE自由詩6*07-5-14
首をかしげて- 松本 涼自由詩1007-5-14
さわやかな- 殿様が得 ...短歌407-5-14
何が悪い?- ペポパン ...自由詩3*07-5-14
まちあわせ- しでん自由詩4*07-5-14
滲んだ世界- 愛心携帯写真+ ...2*07-5-14
虹を歌おう- ジム・プ ...自由詩307-5-14
ナチュラルボーン詩人- 北大路京 ...未詩・独白7*07-5-14
もしも、だれかに愛されたなら未来は変わっていたかもしれない- わら自由詩19*07-5-14
思案虞理楽(君のための詩です)- 蔦谷たつ ...自由詩6*07-5-14
道のり- 愛穂未詩・独白407-5-14

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