嫌になるときだってあるよ
そう言うと
友だちは笑顔でうなづく
さほど広く無い部屋に
ふたつ机を並べ
四十六時中
お互いの気配に触れ合って過ごす
それでも机と机を隔てる
背の低い ....
好き過ぎて死にそうだ
苦し過ぎて
大好きなRADWIMPSの歌を聴くこともできない
だからこうやって書くよ
心臓が張り裂けて飛び出そうになっても書くよ
胃が荒れているのもそのせい ....
GoogleでPO-M.COM内を検索してみました。適当な言葉を選び検索した結果の件数と比率を並べています。ウェブ全体に対しても同じように件数と比率を出しています。
ウェブ全体が標準的な日本語の使い ....
確かあれは華の咲く頃
夢も醒めてしまうような青の中から
僕らは最期の空を網膜に焼き付ける暇すら なくして
空虚な 其処 に
放り出されたのでした
――虹は失せたのでせうか…
君はそう問うたが
僕の ....
黄色い世界を
歩きつづけていたら
血が滴り落ち
気づくと
緑の世界へ来ていた
緑の世界で
恋をしてると
恥ずかしくなって
赤い世界へ来ていた
赤い世界の中に
階段をつくって ....
美しき
君の隣に
居たいのに
近づくことさえ
叶わない夢
質問です
「し」と言われて何を思い浮かべますか?
「私」を思い浮かべた人は
自分を大切にしているのですね
簡単な事ではないと思います
あとはもう少し他人の事に
気を配るゆと ....
ある日からだった
鳥たちがいっせいに地下を飛ぶようになった
空を捨てて森を捨てて
鳥たちは土の中へと潜っていった
地上には鳥の姿は見られなくなった
人間は鳥の居場所を探したが
かなり深くま ....
あの暖かい日
お前が何をして過ごしたのかわかる
なぜその足あとが
ところどころ途切れていたのかも
今ならよくわかる
廊下から部屋へ曲がるあたり
眺めて拭く気になれなかった
魚がコ ....
あたしの気持ちが解んないって
あなたいつでもそう言うけど
つないだ手 離さないって事は
あたしの気持ち解ってるって事だよ
ほら あなたの手
こんなにも暖か ....
雨は止まず
降り続き
僕の心に
染み付いた
癒えない痛みが
あなたを苦しめ
藻掻くことも
許されない
いつ ....
わたしはかもめ
白くてきれい
いやどうみてもあなたは
夜から生まれた
からす
夜からなら
よだか
真昼の
まひわ
朝と昼で
あひる
うっすら暮れて
うずら
....
今はただ逢いたい
あなたに出逢いたい
キミにも出逢いたい
とにかく逢いたい
そしてアタシを放さないで
この世界に繋ぎ止めて
必要とされている満足感と
存在を許 ....
耳をすますと
遠く潮騒が聞こえる
ドアを開けば幻の海
白い波頭が立って
空はおぼろに霞み
「春だね」とつぶやくと
「春ね」と君が応える
潮風が弧を描いてゆく
君の長い髪がゆらめ ....
ぼくは今
2つの分かれ道の前に立っている
1つは愛へ
1つは恋へ
愛は永遠に咲き続ける一つの花
大切な思いを種にして
かたく咲き結ばれる
恋は儚くうつりゆく一瞬の花
焦がれ ....
おばあちゃんの火葬の日
おばあちゃんと全く関係ない自分の事で
火葬場のトイレで泣いた
お母さんと
妹は
途方に暮れていた
でも
おばあちゃんは
その夜
わたしの夢に出てくれた
そし ....
さよならの仕方を
手の振り方を
忘れてしまったの
わからない
わからないけど
きっと、この体温が
バイバイの代わりなのね
倍の力で抱きしめて
そしたら
2倍幸せにな ....
お久しぶりです
千年ぶりくらいかな?
ヒトゲノムを分析してみたら
前世はレーサーだったらしいです
西暦3007年の流行は
自家用のスペースシャトル
バーチャルの教会で式を挙 ....
根腐れで
既に逝った友のわきで
水をくれぬ主人を
恨む事を
知らず
こうべをたれ
なみだで
うるおわず
水に事欠かぬ金魚
主人に泣訴
ぷくぷく泡で
声にな ....
なにかが始まる予感がして
私は一人立ちつくす
揺れる心
握るこぶし
強い風におもてを上げ
ただまっすぐ前を見る
なにかが変わる予感がして
私は一人歩き出す ....
私は今でも忘れない
学校の帰り道
家に着くまでに
いろいろな影を踏んでいく
影踏み遊び
大きな木の影家の影
人の頭を踏んだこともあるけれど
鳥の影を踏めたときは
空を飛んでいるようだっ ....
(美しく生まれたかったと
思ったこともありました)
ある日
一羽のチョウが迷い込んできて
羽を持って生まれてきた生き物は
そんなふうに飛ぶのが
当然なのだというように
ゆら ....
もっと抱きしめて
もう寂しくならないように。
明日の分まで、あさっての分まで
次に逢えるときの分まで抱きしめて。。。
雲のように
雄々しく自由気ままに
空という人生行路を流れ行く
時には羊のように{ルビ溌剌=はつらつ}と
晴天の空を駆け巡り
時にはどんより{ルビ鈍色=にびいろ}に
大地を覆いつくす影と ....
花は散ったとしても
彩や香りは思い出せるから
花弁を拾い集めるのは
もうやめましょう?
散り際は儚く美しく
あとはただ土へと返るだけ…
....
例えれば
忘れられるべくして、忘れられている
約束の前の一片、踏み止まるための一線
私から出るものもの、も
忘れられるようにして、忘れられてみたい
繋げるために伸ばす手に、繋がるものを予感し ....
季節に翻弄され
ここは何処なのだ
私は誰なのだ
遠い記憶に兄弟で遊んだ公園が浮かぶ
母は美人で私達の誇りで
父は何でも出来るスーパースターだった
母は毎日出かける前 ....
聞き捨てならんな
お前はあれを首と呼ぶのか
2メートル以上はあるあれが首か
そりゃキリンにだって首は要るだろうよ
持ってたいだろうよ なくしたか無いだろうよ
頭と胴体のあいだにキュッと一本ほ ....
君のこぼれた笑顔の隙間から
幸せがあふれ出て
それが僕の心に染みこんで
僕の心が満たされる
笑顔って
そういうものなんだよ
通り過ぎた列車の
なごりの風が、引き連れる
潮のにおい
線路沿いにこの道をまっすぐ行けば
ほら、海が近づいてくる
そう言ってふたり、短い影を
踏み合いながら走った日
無人 ....
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