突然
季節を忘れて
しまったかのような
 
そんな暖かさに
包まれた夕暮れ
 
 
縄跳びに夢中になる
見知らぬ子供たちの
笑い声が高く響いて
 
向こうの方では
あつあつの ....
微かに響く鐘の音
哀しいその音に何を祈ればいい?
縋り付く必要も無い

この先から見えてくるだろう
痛み、憂い、泣くことの答えが
そしてその意味が

私は、ただ立ち竦んでいた

こ ....
後姿を追いかけて
雑木林を抜けると

ほのか温もる世界

君が道しるべ

並んで見下ろした昨日は
水面が揺らめくように瞬く

  
  ふたりで夢をみた。


からだ寄せて ....
緑色の手足に
金属の目玉
アナタを愛すると薄っぺらに誓うのは
この長い
長い

熱い
むしむし
むし熱い
アナタの寝顔を舐めて
溶かす



私を呼ぶ声がする
常に ....
今オバァちゃんが食べ残した
お頭付きの鯛が天に昇っていきます
片身が無いので泳ぐ事も侭ならず
さりとて
昇っていくには
残った片身が重過ぎて
潤んだ瞳を
ますます潤ませ
静かに ....
梅が咲いたか

菜の花咲くか

どうらや春が来たようじゃ

宴じゃ
宴をはじめるぞ!

さあ酒を交わそう!

いざ舞を舞へ!

春の宴のはじまりじゃ!
一人じゃ出来ないことも
あなたと二人でならこなせる気がして
別に根拠なんて何も無いんだけどさ
無色透明の自信だけ頼りにして

世界を変えるなんて出来なくても
この目に映る景色ぐらいなら
 ....
燃える草の原のむこうで
夜は息をしつづけていた
生まれる前のものが羽に包まれ
夜とともに揺らいでいた
かがやきのない星が穴のように在り
風と煙と火の柱を
吸い尽くすように吸いつ ....
踏まれても

風に吹かれても

雑草呼ばわりされても
一生懸命咲いてる



あぁ 強いね



僕は君みたいな花が
いちばん綺麗だと思うよ
焦ってみても
怪我するだけ
やめときなよ
無茶と勇気は別物

目を閉じて
耳をすまし
感じるんだ
波の訪れを







静かに…




 ....
飴色の線が蜘蛛を伝って降りてくる
壁の染みは手を広げた形
翅みたい、

ぺらぺらのセロファンで
赤かったり緑だったり部屋を照らして遊ぶ
水葬には多分、オレンジが一番似合うと思うの

心 ....
今日起きて窓を開けたら
3月の風が入ってきました。
まるで包み込むようにふわりと。
3月特有の温かさをもってわたしをそっと包んだ。

もうすぐ この部屋から出て行きます。
4畳半の小さ ....
ざくっ ざくっ 
と泥田に鍬を入れながら
陽平さんは鼻歌を口ずさみます
佐知子さんもその横で
一緒に歌います
収穫期二人は
毎日ここへやってきて
泥と格闘します

水を抜き
灰色に ....
カーテン越しに映った朝の青空に
起きて起きてと催促されて

今起きますよ のどが渇いた
風はどこです 小川は澄んでる
今起きますよ おなかが減った
太陽さんさん 緑におはよう

僕はと ....
あなたと二人で話す時
そこに難しい言葉はいらない
まずその前に私は難しい言葉を知らない
大学まで出してくれた
親には申し訳ないけれど
私は未だに世間知らずで
誰かが話すような難しい話題に
 ....
始まりがあり

終わりがあるのは

あたりまえ

でもそのあたりまえのことに

少しだけ疲れてしまった

静かな夜の静寂が

重苦しく身体を巡ってく

窓を半 ....
くだらない話ほど盛り上がるのは
きっと君のレスポンスのよさが
私にとって心地いいからなんだろうね

ありもしない世界を作って
さも見てきたかの様に
言葉に言葉を被せて
言いよどんだら ....
地球から1光年離れたなら

一年前の地球が見えるのだろうか

見えるなら

500万光年離れて

人間がどこで道を間違ったのか

見てみたいんだ

そしてついでに  ....

 死んだって欲はあるらしい。そりゃあ死んでるんだから、生きてた頃の欲とはまた違ったものだけど。生きてた頃の欲?そういえばなんだったろうね。あれ食べたいとかもう寝たいとかこれ買いたい、とか。勝ちた ....
東京で暮らすために
新宿に降り立った日のことを思い出す
長旅、といってもたった半日だ
タンクトップをねじるくらいで
音楽をつめこんだ鞄を
肩に食い込ませ
その日を酒を探して歩いた

福 ....
機械仕掛けの都会の街並み
高層ビルの間を風が抜けて行く
人々は目的もなく彷徨う
そんな運命(定め)なのでしょうか?

緩やかに時間は下降線を描き
破滅の時を刻みつつ在る

 ....
盲目の愛


それに憧れをもつ人は多い
二人いつまでも色褪せることのない永遠の契り
ロマンチックなのかもしれない
愛の理想だと思う人もいるのかもしれない

でも
私は嫌い
私は恐ろ ....
展示会をおえて

ふたりで打ち上げ

ちいさな会社だ


春の匂いが

公園に

もうすこし

一緒に

外灯の下で


展示会をおえて

ふたりで打ち上げ

ちいさな会社だ
道はいくつも分かれている
正解もあれば不正解もある

長い人生の旅の中では
正解ばかりは選べない。

もし進む道を間違えてしまっても
引き返す事は不可能じゃない

間違え ....
人は理を述べるために長文を使う
だが人は長文を嫌い、全てを見てもわかるのはほんの一部
人の想いが、三行で納められたらどんなに楽か…
幸せを手に入れるために走り続けろ
後ろを振り向かずただひたすらに走れ
そして幸せがあったかどうか、追いついた者に尋ねてみるんだ
バス降りて
坂道越えた病院の
その先にある
夢見た学校

全国から
つどいし仲間は
一人暮らし
少し羨まし
少し尊敬

ビキニ着て
セクハラまがいの
あ ....
君がひっそりとやさしい人になる

誰も気づかないうちに

日が射して去っていくように

教室の片隅で

冷えた空気を少し弛ませて



小さな出来事だった

草の芽が最初に ....
諦めた?
かたどった?    ?
                           ?
君が姿見を見た?
                   ?
青みがかった?
白く透き通った?
 ....
鳥篭を落とす
田圃、鳥のいない
鳥篭だらけの田圃


渇いた積み藁に火を放ち
積み藁に火を放ち、
冬が勃起する


ふくよかな夕焼け覆う、
冬がゆっくりと
深く揺れ
 ....
萩原重太郎さんのおすすめリスト(2601)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
出発地点- 紅柳みつ ...自由詩507-3-4
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春の宴- 逢坂桜携帯写真+ ...7*07-3-4
二人- イヴ自由詩1*07-3-4
ノート(原のなかの家)- 木立 悟自由詩707-3-4
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サーファー- 1486 106自由詩3*07-3-4
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- 川口 掌自由詩8*07-3-4
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薇仕掛け- 海月自由詩3*07-3-4
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分岐点- 1486 106自由詩6*07-3-4
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クエスチョン- ふるる自由詩8*07-3-3
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