ひとつのポケットにふたつの手を入れあたたまったふたり雨の日。




雨の日にはくりくりになる。
きみの髪くりくりするのが好きだった。


怒られるの ....
とある外国の田舎町では
生活の為の盗みが横行している
今日は40くらいの男性が
市場からパンと水を盗んだ

警察の制止を振り切って逃げる
男に一発の銃弾が放たれた
弾丸は男の ....
大きい目。とにかく大きい目。
俺があの女への印象を語るとしたらこの一言に尽きる。
大きい目。とにかく大きい目。
小さい体のくせに胸だけは酷くでかい。
ほっそいウエストにどうやってあんなでかい胸 ....
強い空調
眠気を誘う暖かさ
最後まで冷たさに
抵抗している頬へと
手を伸ばして
疲れきっている
あなたから
わたしの
ねえ という
問いかけに答える
ささやかな声までも
奪いたい ....
異国からの手紙には 

乾いた砂と
あなたの匂い


次に逢えるのは

いつですか


同じ空で
繋がっているのに

遠すぎて
ぬくもりすら届かない

寂しいと呟き
 ....
珈琲店と書かれた看板の奥で少女が泣いているわ
あれ何て季節
グラデーションが眩しくて夕闇が澱んでいて
あれ何て季節

店に入ろうか
そうしたいのは山々だけど
僕らには
金がない

 ....
夜に開いた
隙間を
埋めるように
雨の旋律が
耳に届いて
孤独にいる者の
遊び相手と成りはしないだろうか
滴の奏でる音が
たった一人の為の
優しさとなって
降り注いで
あなたは雨 ....
冬は、しろく息が砕け
朝を浴びて目の前をただよっている
今どこかで
開かれた窓に
外が流れこみ
人に触れた渦が加速して吸われ
熱をうばい、いのちを呼びさます

冬は、空がひびきあい
 ....
あなたは眠る
外では世界の一部が
崩れ落ちているけれど
あなたは誰も見たことのないであろう
天使のような顔をし、眠る

あなたの眠りは
あなたに触れるほんの少しの空気を溶かす ....
ひきはじめの風邪と
冬の雨
足元の雪氷

淡い恋をしています と
誰に告げよう

おわるために
生まれるわけではないけれど

指先をゆっくりと冷やす
雪氷よりも
はかないと 知 ....
ふわり



帰宅ラッシュの駅のホームで

不意に香るあの人の匂い

名前もしらないあの香水

忘れもしない

アタシの精神安定剤


でも

もう手に入れることはか ....
安易な言葉に祈りを込めた
僕の声に意味など無い
無邪気な瞳には光が無い
錆びついたスコール
死を待つだけの人々
走り去る小さな
足でも腕でも
掴んだのなら
放してはいけなかった
 ....
南無妙法蓮華経・・・・・・

デーモンがいるって、
悪の子が、
その子から分離する、
善の子が、天使が。

それってメタモルフォーゼ?
いや・・・
悪が、天使・・・善を生む?・・・
 ....
揺れる灯火を包んで
続く日々に身を揉まれて、君はどこか
溢れる言葉は加速するけど
消える日々に道を失い、君はどこか

溶ける蝋のような焦燥を零し
それすら熱を持ち 心、燃える
溢れる言葉 ....
闇の中で抱きしめる
体温だけを信じられるように
つまり、それはそう
あなたを想うだけで
私はどんな場所でも
世界の果てにすることができる

孤独は誰かを欲しいと感じる気圧
星だっていつ ....
あぁ
逢いたくない
逢いたくない

いつもは
恋い慕っている彼に
今は逢いたくない
逢う自信がない
そもそも自分に自信がない
だから
比べてしまうんだ
あの子と自分を
比べるだ ....
誰かが扉を叩いてる
今の私では
私からでは開けられないので
そっとその扉を開けてほしい
本当はそれではだめなのは
わかっていることなのに

誰かが扉を叩いてる
いまの私では
私からで ....
             はばたき
               怯え
                鼻先で
                子供たちの
             ....
引用=ヒトはなりたいものになれるんだよ} 


キミが嬉しそうに言った一言を

信じて疑わなかった幼き日のボク

色鉛筆も

クレバスも

水彩絵の具までも持っていたボクたちに
 ....
雨の匂い
やわらかな思考
霞んだ記憶
眠い風景
もうじき雨が降る
遠くの山が白金に染まる
絡み合った雲との領線の
なんと美しいことか
 「らんらんらん。

  婆ちゃん、爺ちゃん
   レロレロ ばー
 わけも判らず学校に通う
ぶらぶら歩く道すがら
 ヘンな匂いのする
化学工場の辺り

  湿った塀のつづくデコボコ ....
原因が分かっていれば
結果を変えられるかといえば
そうじゃないのが難しいところです

だいたいにおいて
昼からバイトが入っているにも関わらず
朝方まで余計な妄想に力を注いだのは
やっぱり ....
生きるための熱。
生としての、光。
動くものの、命。
語っていく、魂。

ここに響く、心。
優しい、遺伝子。
泣くことの意味。
届けられる、声。

笑うこと、怒るこ ....
世界がもう一度地獄に落ちたら

私は全ての{ルビ生命=いのち}は正しいと発言できるか?

そしたら立派に立派に死ねるだろうか?

私は戦場の真ん中で牙を剥く

たった一人きりで

 ....
妻の
右前頭葉が
どこかに
遊びに行き
脳幹が
ふて寝し
思いもしなかった
生活を
ぼくらは
送ることになって
毎日、毎日
何かを信じて
何かにすがるように
リハビリを続けて ....
窓ガラスの向こうで夜景が飛んでいく
暗闇の中で街明かりが僕らの後ろに流れていく
鉄と鉄が擦れ合う音が耳の奥底に響く
低音、高音交じりの不快な声が耳元を走り去る
右から左に抜けて、残され ....
持ち物は命だけ 不愉快な覚醒が
北寄りの強い風で更に増して
両手の無意識がコートのポケットを探す
ひんやりとした裏地や
捨て忘れた入場券に
指先は触れているが
今はそれより風から逃れたい


月 ....
春の匂い       する時       一番良い季節        桃の花        お祝い       しましょ       節句       楽しみましょ       お内裏様        .... 僕は、毎朝
市民農園で育てた
形の悪いニンジンで笛を作る
ウサギたちが楽しみにしているのだ

僕は、ウサギたちの喜ぶ顔が見たくて
苦心して笛を作る
リードのところなんて、ウサギたちの
 ....
萩原重太郎さんのおすすめリスト(2601)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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no_title- 一絵自由詩207-2-18
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ゆきごおり- 紫翠自由詩6*07-2-17
lost_child- 三架月 ...自由詩6*07-2-17
クレイジー- りぃ自由詩3*07-2-17
一私見- アハウ自由詩2*07-2-17
創書日和「炎」- イズミナ ...自由詩6*07-2-17
握りしめる闇、ねじれた雨- たりぽん ...自由詩14*07-2-17
完璧なスマイルで- 三架月 ...自由詩4*07-2-17
誰かが扉を叩いてる- ぽえむ君自由詩10*07-2-17
- はらだま ...自由詩11*07-2-17
drawing- 三架月 ...自由詩5*07-2-17
呼吸- プル式自由詩8*07-2-17
妖しい色どり- atsuchan69自由詩10*07-2-17
卑猥- イヴ自由詩2*07-2-17
「時という愛」- 和 路流 ...自由詩3*07-2-17
World_war_Ⅲ- cass自由詩4*07-2-17
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終着駅- 海月自由詩5*07-2-17
のさばる- 山内緋呂 ...未詩・独白5*07-2-17
ふゆのさかな・2- 銀猫自由詩25*07-2-17
桃の節句- あるぺん ...自由詩107-2-17
ニンジン笛- シリ・カ ...自由詩10*07-2-17

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