お風呂の中で
ばぶばぶ、言ってた頃
永遠の意味は
到底理解出来ず
ただただ
(ばぶぅ)
初めて見た景色は
何だったかな
思い出すことは出来ないけれど
きっとそれは
(my mo ....
06/07/28無題
良い雰囲気で会話する
コンビニの店員がむかつく
高田馬場のサンクスの前で
携帯で詩を書いているおれはどうなんだろう
いま川辺のまえで二次会を開くそうなので之まで
....
詩を殺すのはいつも詩人で
詩を愛するのはいつも他人で
涙を流すのはいつも美人で
笑顔を殺すのはいつも愚人で
君はいつのまにか大きくなって
僕の目の前を通り過ぎていった
大人になる怖さからナ ....
ドアが開いていますよ
声がしたので一応
部屋中のドアを見てみたのだが
すべて閉まっていたので私は困惑した
あの
ドアは閉まってますが
いいえ
ドアが開いていますよ
部屋を出 ....
おそいおそい冬の訪れ
あるいはそれは
いつの間にか駆けて行った冬の残り香
遅咲きの梅花
早咲きの桜花
世界の色は鮮やかに
春待ち人の思いは賑やかに
そこに舞い散 ....
我らは 語るべきだ
海潮の輝き
午後のけだるい 陽光を
夜は 底で 眠り
目覚めの朝露は打ち震えると知っている
我ら 踊る 身も心も捧げて
熱狂は 明日を作る
汗は額を流れ
濡 ....
両の手で抱え込んだ頭が生きているかどうか
確かめるために むに、と頬をつまんでみる。
―反応なし
つまんだ指を瞼に移動させて白目にしてみる。
―反応なし
「生きてるよ、なぁ? ....
思った
弾いてみたいと
ふれてみた
ぎこちない指で
鳴った
小さいけどせつない音が
もう一度ふれてみた
今度は少し大きく鳴った
はじいてみた
いい音が鳴った
はじい ....
{引用=長いのでお暇なときに読んで頂ければうれしいです}
reonさんの散文『フォーラムのポイント付与あるいは詩と批評についての考察』を読んで、「詩を描かない批評家がいない」ってのは、 ....
ダンボール箱
いや、もう、箱ではない
これに
俺は
云いようもないさみしさを覚え
やあ、俺が
もう、君のよに、なってしまったら
どうしよか
なりたくはない
ダンボールのよに
雑用さ ....
最初は同じだった
間違えたわけじゃない
自然すぎるぐらい自然な流れ
少しの違いは溝を深めて
見下すようになる
それが規則だとでもいうように
生きものに動物も人間も入っていた ....
初夏の夕焼ブルー
窓から見えるのは
憂鬱色に染め上がった
人の群れ
{引用=
病室はうなり続ける
おーんおん
}
咲き誇る雨の花火
パチパチと
たたきつけられ
消えてゆき ....
とかく、そのフォームの美しいこと。
僕は退屈になるとよく相談したものだ、
ねえドリー、君の肺癌以上にかっこいい死に様ってあるかな
ドリーはヤニが浮いた歯茎を扇子で隠して
腐るほどにあ ....
まるくあった裂け目だ。そのように生じる他にないのは、密室の丸ごとの気狂いや身悶えに含まれる等しさやおかしさ。
ついに殴るあなたを見つけ出せないあなたの猫背を撫でさすってや ....
始まりはもう何年前になるだろう
彼が必死に歌う姿を眺めた
あの必死さは若さからか
それとももう後には引けないのか
……どっちにしろ僕には関係ないけれど。
ティンカー・ベル 何処にいる ....
出会ったばかりだから
いや、
付き合いはじめたばかりだから
いや、
裸になったあとのふたりだから
つぎいつ会えるのか、六月会議をする
そいつを消費したあとは
....
ああ、ぼくらの恋、なんてのは
もう風車だ
風車
五月の風に、さ
混ざり合ってもいつか
止まって
色は、分かれて
神の御息が吹き始めた
ままならない想いをまとったまま
虹を歌っていた私のところへ
南国から訪れた
古代の神の金の刻印を身にまとった
白いアジサシが
幸運の種を運んできた
想いだけではとど ....
ウニを食べながら
酒を飲む至極の時
構って貰っている内が
花
ジャズバーでくつろぐ
ブランデーを飲み
お金がなくなり
風
ダンスホールで
蝶のようにエスコートして
我が身を ....
昨日もまた
日めくりの暦が一枚消え
昨日を生きた言葉たちが
静かに眠る
昨日一番生きた言葉は
空だった
そこには故郷がいた
忘れていた思い出が
空の中に浮かんでいた
みんな幸せそ ....
嘘じゃなかった
嘘じゃなかった
嘘じゃなかったんだ
叶うことはなかったけれど
嘘じゃなかった
嘘じゃなかった
嘘じゃなかったんだ
僕はもうすぐなくなるけれど
....
ここだけの話って言うから
僕はここに置いておくつもりだった
あなたの大きな目を信じて
たいして大きくはないと思ってはいたけど
そう言うから
嵐が去って
野原を見渡せば
あそこに
....
道に数々の華が咲いて
水たまりに輪が広がってゆく
外に降る雨は
私の{ルビ心=なか}にも しとしと降る
そんな時は 心も身体も凍える
雨 雨 雨・・ ....
春の風のなかに
夏色がまじりだす
傷ついた心に
あったかさが
しみこんでいく
悲しいときは
めをつぶって
ロックでもきいて
大好きな チョコを食べよう
....
風が
砂の上に言葉を残していく
見えない指先が作り出す
美しい波
足跡を残すこと が
躊躇われる日に
その言葉の意味を知りえたなら
どんなに救われるだろう
....
朝、部屋の窓を開けると
鳥がさえずっている
実はあなた
この鳥ではないですか
朝、食卓につくと
あじの干物がでている
実はあなた
この、あらわに開きにされた
あじではないですか
....
「歪んだ世界」なんて言うけれど
この街は この国は この星は
一体いつから歪んでいるんだ
例えばこの「美しい国」ならば
戦後以降か 明治維新の頃からか
それとも織田信長の登場以来か
更 ....
3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510
5820974944 5923078164 0628620899 8628034 ....
一兆桁が過ぎた
誰か割り切ってくれ
そんな日は風呂にでも入ってさっさと寝よう
布のむこうから近づく光
同じかたちの虹に割れ
いつか集まり 一羽の蛾となり
風の重さを聴いている
葉と花の舟
水の上の いくつもの空
花ひらく音 ほどく音
ひとつひと ....
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