春風に 舞う
たんぽぽの 綿帽子

大空に向かう
綿帽子の旅

太陽に 銀色にみゆる
綿帽子

風にゆられ ふわふわと
海の みゆる あの

公園に 休もうか
芽が出て 蕾になり
黄色い 夢の花

 ....
夢見て追い掛けた
君の背中

夏雲
鮮やかに
生きた日々を照らすよ

僕等それぞれ
描いた未来を
確かめ合いながら
風を追い越そう

幻が永遠というなら
重ねた日々の
虚しさもきっと
空へ還るだろう
 ....
枯れない花にはなりたくないと

そう思えたなら

きっと美しく咲けるのでしょうけど
 二番目の故郷の街を君の死で飛び出して 神父か詩人になるかで悩みながら 各地を放浪し この街に流れ着き 答えが出ないまま この街の神学校に通い 僕はミスター・ドーナツで働きながら詩を書いている
 詩 ....
 停車中の自動車の排気ガスが螺旋状に吹き出ている
 中華料理屋の近くの排水溝から白い煙が温泉の湯煙のように湧き上がっている
地面が雪が凍ってコーティングされていて ネオンや電球で照らされている ....
君を信じた瞬間に
 僕は極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望の中へ突き落とされる
 僕は身を縮め吹雪に耐えながら
 誰が来るわけでもないのに襲われる妄想を胸に抱き 狭苦しい空間がぴったりと全身にく ....
かつてここには。
かわなめしがすんでいたという。
やぼようのときだけあしばやに。
よそものたちがとおりすがり。

うすぎたないしゅうきょうとほこりにまみれたまち。
ごうごうとうなりをたて。 ....
どんよりとした午後
気だるくジャズを聴きながら
ふと コーヒー・ミル引く手を休めると
ポツポツと出窓を鳴らして合図する
気まぐれな訪問者がやってくる

いつのまにか
部屋にながれるジャム ....
曇天の沖から軟らかく
水の予感を含んだ風
割れそうに痛む頬を包み込む

声は白々しく掠れて
雲が低く海を押すように

閉じ込められた玉砂利が
剥き出しの道に拡がる
窒息を誘う膜
 ....
こねこが じゃれついて
わたしのてを かじっていると
どこにもやれないものを
すこしずつ
かじりとってくれて
いるようで

にんげんのように
わたしたぶんだけ
おもたくなったり
し ....
ここには居場所がないけれど、
実はどこへ行っても居場所はなくて、
探して見つけられるようなものならいいけれど、
そんなんじゃなくって、

田舎の土の匂いがしない砂利道で、
掘っても掘っても ....
時間です

そろそろ

帰りましょう

魔法がとける前に

バイバイ

自然階段

また

逢いに来ます
  前略、わたしは元気です



  {引用=
  苦しい時に、苦しいと

  つらい時に、つらいと

  言えるあなたであったなら

  わたしはあなたを愛しいと思っただろ ....
シャボン玉とんだ

    屋根までとんだ
  
      壊れて消えた・・・・

シャボン玉

    飛ばずに消えた・・・

      シャボン玉と君を重ねた。 ....
あのねあのね。

   わたしね・・・・。
  
   おおきくなったら、おかあさんみたいな
 
   ひとになりたいなぁ・・・・・

   わたしなれるかなぁ・・・?
 ....
信じる事をやめないで
幸せは必ずやって来る
苦しい時には共に耐え
互いの不幸を共に泣く

信じる事をやめないで
毎日笑顔を絶やさずに
歯ブラシ片手に腰振り
信じるものは何ですか

 ....
 
ふりゆくは
雫ばかりと
思はずに
ときの聲にぞ
君は過ぎ行く
 
父さんライオンは
たらいみたいなあくびをして
目をつぶります

母さんライオンも
洗面器みたいなあくびをして
目をつぶります

チビちゃんライオンもやっぱり
コップみたいなあくびで
 ....
おかあさんの肖像画は
ひきだしの中の一番濃いえんぴつで
曲線をつかって描くの

まぁるくまぁるい
頬や、腹や、てのひらを、
言葉や、仕草や、表情を、
やわらかい筆先でよびおこす


 ....
片目をつむり
寒くなり
あたりの粉が
見えてくるとき


こだま
いたわり
うつわ
さかさま


ひとつの穂の手に
ふりそそぐとき


ほどかれつづける水の ....
昔むかし
たんたんたぬきというテレビドラマがあって
主演は森光子で
ドラマのラストには
料亭たぬきに集う大人たちが
毎回かならず
たんたんたぬき を大合唱した

たんたんたぬきのキ ....
 巨大な隕石が地球に降ってきて
 リヒテンシュタインの石油工場が大爆発した
 轟炎が吹き荒れ 火柱が無数に乱立する
 人々は逃げ惑い 地上からは消防車が空からはヘリで消火活動を行う
 ニカラグ ....
 或る街のある家の中からの風景
 僕は泣きそうになる
 この広い街には競馬場は無い
 歪んで見える風景
 競馬場があったはずなのに無い
 君を思い出す
 「君」という言葉だけが僕の中に残っ ....
 ある日の夜 家の前で僕は丸々と太った黒猫と出会った
 黒猫と僕は目が合ってふっと立ち止まった
 僕はそのまま無視をして立ち去ろうと思った
 けど黒猫は僕から視線を外さず 鋭い眼光で僕を睨んでき ....
うっとりと眠っていた二人の鑑賞者は
ココア色の映画館で目醒めた
過去の亡霊の囁きももはや息絶え
湿っぽい空気と静寂があたりを支配している

静寂を保ったまま映画館が崩壊する
暗闇 ....
私をじっと見つめ


「綺麗だよ」


って

言ってる本人が照れちゃダメじゃん(笑)
同じ仕組みで造られたからだで
まったくちがう考え方を持って生きて
だけどたった一つのイヴから分かち合った
細胞を寄せ合って眠るのだ

今から、地球の裏側にまで
君を迎えに行くよ

だか ....
誰もが背負っている
十字架の音で
 
踊る、僕ら
 
君は
スカートを翻し
 
 
スライム状の
舞台の上で
 
足を、掬われながら
 
踊る
踊る
踊る
 
 
 ....
ちくり
と痛む
その光景を
僕の二つの眼球は
とらえて
脳へと
送信した後
心という
厄介なものにまで
伝えてしまった
ものだから
また
ちくり
と痛んだ
そのとき
閉じ ....
          2007/03/23

起死回生の4回転
唸りを立てて
水音を立てて
スクリューが猛烈に空回りして
釣り人達の
悔しそうな顔を
あざ笑う
今年生まれの
オボコと ....
萩原重太郎さんのおすすめリスト(2601)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たんぽぽの夢- 鈴鈴自由詩9*07-3-25
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極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望- はじめ自由詩4*07-3-25
なあ、おい!- 猫八百自由詩6*07-3-25
雨だれシンコペーション- 渡 ひろ ...自由詩9*07-3-25
雨道- 及川三貴自由詩9*07-3-25
こねこ- こむ自由詩7*07-3-25
ホーム- ひろっち自由詩5*07-3-25
自然階段- 愛心携帯写真+ ...5*07-3-24
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午睡- 青色銀河 ...未詩・独白8*07-3-24
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ひとつ_こぼれて- 木立 悟自由詩607-3-24
うたうたえ、たぬきよ- 角田寿星自由詩407-3-24
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若水- 佐々宝砂自由詩207-3-24
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カタルシス- 山中 烏 ...自由詩307-3-24
逆さ睫- 倉持 雛自由詩807-3-24
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