悪魔
人間をはるかに超越した力を持っているが
この悪魔ってやつにも色々と制約があって
たとえば人間の部屋に現れたときに
入った場所からじゃないと出て行けない
なんていうのもそのひとつ ....
すべてのラブソングは
「うるせー、ブス!」の裏返しだと仮定してみる
あれから
いくつ春を
数えたかしら
わたしの中に眠るあなたは
春ごとに目覚める
黒と白の斑尾模様の猫が
出迎えてくれた細い路地
人の気配が消え
静まり返った石畳
入り組んだ奥 ....
やめて、といわれてやめられるのなら
とうの昔にやめているよ。
君が好きだ。
人に喜ばれ
自分を犠牲にしても
他人に物を上げたい気持ち
ありがたい
その腕に抱かれて
いたいの
その心に触れて
いたいの
人は皆笑顔になる
人が皆幸せになる
人が頼って寄 ....
僕が生まれたのは
十月十四日
それまでに
バクテリアだったり
魚だったり
鳥だったり
いろいろ
やってみたけど
どうやら
人間が一番似合っていたみたいだ
僕が生まれたのは
十 ....
畠に居る吾れに遠くより手を振りて
かたみに呼びて吾子等帰りくる
(塩田のお宮さんあたりから)
稲木立ち視線さえぎられし彼方より
ハミングしつ吾娘帰りくる
幾年か経てば少女 ....
焦げ臭い街並みの
そらは今日もいい色をして
僕の上
てちてちと歩く
君と
ふたり
歩幅じゃなく
こころの、深いところで
わかりあえたらいいの ....
寂しくなると
君のことを思い出す
この気持ちが
恋か愛かなんなのか
もうわからない
ただ、今も君に会いたい
少しでも多くても不仕合わせ
思うようにならないことが積もり
この世で何より重力を増す
叶わぬことが多すぎて
願うことさえ忘れてしまった
もう夢は夢でしか観ない
....
これは誰かのためではなく
レコードの向こうで膝を抱える
あなたのために作った歌
世界中の人が幸せでも
あなたの涙が乾かないなら
少しも満たされることはないよ
もう一度あの笑 ....
ねぼけ まなこの アトリエ
いっぱいに 陽光は 満ちて
画布には 旋律から 対話への
やがて ひとつに 見える 道が 伸びる
( それは きつねの なの? うさぎの ....
表と裏は
本当は裏と表かも知れないって話を
当たり前の事だけど
生き物は羽だとか羽根だとか
落としたりはするけどいきなり生えたりはしないって話を
引力に掴まえられて
土に還 ....
こわがらなくってもいいんだよ
花は君を食べやしないよ
ただやさしい香りを放つだけ
春はこんなにもあったかいから
生まれたばかりの君にもわかるはず
だって春は君の母さんのぬくもり
ほら大地に ....
膝小僧よ
なんだか久しぶりだね
そんなにきれいな顔をして
おまえもすっかり
年をとったか
崖の上や
崖の下や
いたるところ
赤い実をさがして
赤い血を流した
傷をなぞる ....
人々は 金を求めて世界各国から夢と希望の国 アメリカへやって来る
港は親密的な外国船が大量に押し寄せ 大勢の人々が溢れかえっている
目指すは金山 一攫千金を夢見て掘り続け 時間と汗を流す
....
渺茫としたイエメンの北の砂漠の真ん中にある鬱蒼とした森の奥に
吟遊詩人達のオアシスと呼ばれる所がある
世界各国を放浪してきてやって来た吟遊詩人達が集い 豊潤な水が森の奥の湖でこんこんと湧き ....
退屈で憂鬱な土曜日のトンネルを抜けよう
土曜日のトンネルに入ると僕は高い天井の狭く透明な牢に入れられたような気分になり
重力に負けて空虚な思考回路となり何かをしている自分が自分ではないような ....
可能性ないなんて
始めから否定してたら
何も出来ないんだよきっと
やってみなくちゃ分からないなんて
使い古した言葉だけど
間違ってないよね
何度裏切られたって
自分を信じ ....
泣きたくなるほど 別れ の匂いをのせた風、が
すべてを その 色に 染めました
その 匂いを感じるようになったのは いつ からでしょうか
泣きたくなるほど 別れ の匂いをのせた風、が ....
ぽろぽろ、と
止まらなひのです
(それはあたかも)
言葉が
止まらないかのように
緩く
柔らかに
止まらなひのです
昨日、最後の宇宙人は ....
こんなに好きなのに
いつも想いでいっぱいなのに
ずっと一緒に居たいのに
何て時間はいじわるなんだろう
いっそ貴方に溶けて混ざっちゃいたい・・・
たとえ、あたしがあたし ....
地球上の酸素を
30秒だけ
消してみたい
きっと、みんな
エアコンを使わなくなる
地球上の愛を
1日だけ
消してみたい
きっと、みんな
空っぽになる
....
スパンコール散りばめたような
ビロードの夜
見上げればぽっかり浮かぶ
上弦の月
こんな夜は
お月さま たて琴にして
静かな森の湖に
音色をそっとながしましょう
銀の小舟 ....
恋は、、、
ときに 凡人を天才にする。
恋は、、、
ときに 天才を凡人にする。
フライドポテト
ざるいっぱい食べたい
フライドポテト
ざるいっぱい
食べたかった
と思いながら死ぬの
やだな
明日は
給料日だから
フライドポテト
1000円分買って
....
らっきょの「ら」
らっぱの「ら」
つるつるって食べるのも
あったよね。
そばぢゃないよ
わたしって。左利きで
不器用すぎるから
はさみさえ上手く扱えなくて
型紙から
あなたを ....
さあ勇気を出して飛んでごらん
怖がらないでいいその腕は翼だ
君は忘れてしまったのだろうが
かつてその両腕を繰って大空を
自由に飛んだじゃ ....
2時間かけて造った
いびずな紙ねんど。
無駄に色を塗って
無駄に1時間。
疲れた私の
贅沢な
休日の過ごし方。
カランコロン口の中
全ての言葉を甘く変える
いいのよ
全て
トロントロン甘い味
私の頭は薄桃色
幼い頃見た
絵本の世界のハッピーエンドしか知らない
ディズニーのように
夢 ....
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