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詩 って なんだろうね?
君がぼくに訊ねる
ぼくは 脱いだばかりの
クツ下のにおいを無心に嗅いでいて
君の問いに答えられない
君の目とぼくの目とが ゆっくり重なる

たとえば 早朝の ....
白にだって
暗い部分はあり
黒にだって
明るい部分もある

規格化された文字にだって
心があり
心が豊かな人にだって
画一もある

すべてのものは
動き
動き続け
変化し
 ....
   1
春一番がやってきても
私は寒さで震えてる

桜の花が咲いたけど
やっぱり吹雪が吹き荒れる

土筆が顔を出したけど
蕗の薹すら眠ってる

つばめが海を越えたけど
未だ雁が ....
ただの憧れだけだったなら どんなに楽だろう
数歩先を歩く後ろ姿 顔なんか見えなくたって
笑っているのがわかる 距離

目分量で注いだ優しさ 芽吹く日が来るのはわかっていた
君の心と 僕の心を ....
沼に霧 立ち込める

そのように
寂しげな 繁華街の一角は
その 二階まで湿った汚泥
感情のむせび泣く 湿潤に覆われ

時は初夏
汚泥の沼に白蓮 
救世の観音
その華に座す

 ....
君の声は依存性が強い なかなか電話を切れない

長い時間 話を聞きたい わたしから電話を切れない

 会いたい 逢いたい 合いたい
 アイタイ アイタイ アイタイ

 あいたい あいたい ....
いきおいよく少年が飛び込んだ
水しぶきキラキラ
太陽の光に照らされた、色とりどりの宝石は
産み出されては、一瞬で消え
産み出されては、一瞬で消え

やがて人々がいなくなると、水はそっと眠り ....
雨の日は泣こう
晴れの日は笑おう
雷の日は怒ろう
曇りの日はため息

シャボン玉吹いて
ロウセキで絵を描いて
野球して
三振して

ウグイを釣って
猫に食べられ
クーラーの下
 ....
乾いた土だらけの
広大な畑の中で
手を振る人がいる
呼ばれている人は
ずっと遥か先なのに
動きに反応して
手を振りかえしている
互いがこんなに離れても
どうしてわかるのだろう

ビ ....
梅ちゃんに、また会いたいなあ、

そうつぶやくと

また三郎に、あの風が吹いてきた

三郎は

ふいにじぶんに吹いてくるその風を

虚無の風、と呼んでいた


風に吹かれて幾 ....
いつの間に決められたスタートラインに立ち
前を行く人々をぼんやり眺めてみる

たぶん彼らが羨ましかった
自分だけが
取り残されたような気がして
想いだけが
後から後から降りそそい ....
 星空を君と見たい
 月が嫌いだから月のない夜に
 空が澄んでいて雲が確実に動く
 魔法使いが箒に乗って空を過ぎりそうで
 冬だけどこのまま眠ってしまいそうで
 君が横にいることがとても幸せ ....
体温は
ひとつになるアルビレオ
今日からは
遠心力で結ばれる

意志が
それを果てるまでと誓うだろう
ある時は照らされる者の影であり
そしてお互いだけが
救える日々の

満ち ....
 責められた
 ぼくは何も
 言えないよ

        最初にであったのは
        いつだったのだろう
        隣りにいた気がする
        気付いた瞬間の反応 ....
盗んだたばこを干し呑んだ冬枯れの日
降り積むひかりを踏みしめると泣いて
頭が乾いて冷たく割れた
おんなと名乗る人に連れられ
水垢まみれのざらつく家には
もう帰らないと告げる

曼谷の ....
自分の位置を確かめたいと思うとき
とても広い世界から始まって
少しずつ小さい場所に区切りながら
ようやくわずかな自分に辿りつく

自分の位置から世界を見たいと思うとき
わずかな自分から始ま ....
いちたすいちは
にじゃないと答えたら
みんなに笑われた
でも
美術の先生だけは頷いてくれて
スケッチに出かけた
あの丘の上から
故郷の青空をいつまでも眺めていた

ずっと憧れていたこ ....
小さな虫は不安でした
彼は自分が自分であることに不安でした
彼は或る時、彼のおじいさんに言われたのでした
自分は自分であるしかないのだと
それ以来、彼は、自分が自分であることに不安でした

 ....
夏になると
土の倉庫から
たくさんの野菜を運び出し
ざるの中へと入れてゆく
気をつけていないと
すぐにいっぱいになる
山の水道で洗い流し
地下の水道で冷やす
この星の夏は
宇宙の台所 ....
夏の夜空はアンタレス 赤く輝いてる
思い出すのは あんたです さそり座の一等星

浴衣姿のべっぴんさんが金魚バチを眺めてる
部屋の隅では黒猫が泳ぐ金魚を狙 ....
君によく似た笛に吹かれて
呪文になっていました

手紙と思っていたのは小さな扉でした
沈みながら走りましたが
波は見当たりませんでした

わーわーあー
詰まっています

あの魚に伝 ....
ヴィルへルム・F の それの ような

白い タクトが

曖昧な ままに {ルビ空=くう}を 振って

プロムナード・ウォークの テンポに

からだと リズムを 泳ぐと

 ....
     一

春をあげるよ
ツバキの葉にうっすら積もった春を
人差し指でそっと集めて貴方に
栞にしてみてはどうだろう
本を開くたび春の匂いが漂うように
カーテンにしてみるの ....
木曜日の朝の雫が絶叫をあげている。
尖った街頭の佇まい。
通勤の熱気をはおったDNAのひかる螺旋の群は、
わたしの散漫な視覚のなかに、
同じ足音、同じ顔を描いていく。

振子のようなまなざ ....
さよなら、なんて必要ない

だから

会いたい、なんてものも必要ない


おれたちは

欠けたわっかのようなものだ

そこから始めなければ

生まれ変わっても

さよなら ....
見えているものは
ただ単に
見えているだけであって
見るものを
見ていないのかもしれない

見えているものから
見えるものを見えたとき
初めて見えるのだと思う
目を開けなくても
見 ....
時は答えて想いは途切れず
はがれおちてゆく鮮明な影に
立ち止まらないその軌跡に
輝く光が満ちている

真実(ほんとう)はきっと誰の胸にも
止まらない雨が降っている
ほら 君も 皆と 同じ ....
ちいさな定規で世界を測る
一ミリよりも
さらにミクロな世界があることに
普段ほったらかしていた
ものがあることに
僕をみていたものが
あることに
ちいさな定規は
うなずいて
そっと教 ....
 まだ熱の残る砂浜を歩けば
 私の中の?海?が呼応し始める。

  感情の波に流されないためには?
  自分の願いを叶えようとして
  自分の過去を認められないほど
  私達は幼かった
 ....
“赤ん坊のように
手をグーにしたら
幸せはやってくるの?”

なんて考えてみたけれど
実は
わたしたちは
まだ、赤ん坊にも
満たない

無垢な気持ちは
いつでも忘れない
死ぬこ ....
萩原重太郎さんの自由詩おすすめリスト(2128)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もいっぺん、童謡からやりなおせたら(第二稿)- 角田寿星自由詩16*07-5-28
月と太陽- ぽえむ君自由詩14*07-5-28
春よ来い- 麻生ゆり自由詩6*07-5-28
ふたり- 蒼穹自由詩10*07-5-28
大白蓮- アハウ自由詩807-5-28
好き、君の声- 北大路京 ...自由詩6*07-5-28
夢見る水- 壺内モモ ...自由詩607-5-28
今日は天気?- ペポパン ...自由詩8*07-5-28
手を振る人- ぽえむ君自由詩12*07-5-28
虚無の風- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-28
続く世界- 優飛自由詩7*07-5-28
愛する者達へ- はじめ自由詩5*07-5-28
アルビレオの誕生- たりぽん ...自由詩10*07-5-28
両面キューブ- 零椅自由詩12*07-5-27
潮騒- soft_machine自由詩13*07-5-27
自分の位置- ぽえむ君自由詩7*07-5-27
いちたすいち- 恋月 ぴ ...自由詩42*07-5-27
不安- 蔦谷たつ ...自由詩2*07-5-27
宇宙の台所- ぽえむ君自由詩8*07-5-27
夏の幻- 北大路京 ...自由詩20*07-5-27
高速- ロカニク ...自由詩11*07-5-27
ゲニウスの響き- モーヌ。自由詩10*07-5-27
春憬- 朝原 凪 ...自由詩8*07-5-27
五月の街- 前田ふむ ...自由詩31*07-5-26
生まれ変わっても- 吉岡ペペ ...自由詩107-5-26
見えているものは- ぽえむ君自由詩11*07-5-26
- 麻生ゆり自由詩9*07-5-26
定規- 乱太郎自由詩15*07-5-26
海という名の、- 灯和自由詩7*07-5-26
赤ん坊- 小原あき自由詩21*07-5-26

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