すべてのおすすめ
春の日差しが人々を浮き上がらせて
まるで背中に羽が生えたように
あぁ僕も空を飛んでいるみたいな気分
そこかしこに裸足の女神
浮き上がる鎖骨
飛び出る肩甲骨
女神様は何時だってタンクトッ ....
さくら さくら
あの人を返しておくれ
さくら さくら
私の元に戻しておくれ
さくら さくら
女の業が咲き乱れ
さくら さくら
今宵私は鬼になる
満開の桜の花の下
額に蝋燭 ....
もくれんの 花びらが
舗道に 散っている
わたしに
もくれんは
翔びたいのに
翔びたてず
むくれている 鳥達にみえる
だから
この花びらは
ひとひらだって
....
ファッション雑誌
いくらめくってみたって
同じこと
高い保湿液使ってみたけど
夜更かしと
チョコレートの食べ過ぎで
台無し
努力はした
と、呟いてみた
が、何一つ変わる気 ....
宇宙旅行にでてみよう
銀河なんて小さなもんだよ
彼女はきっと映画のような
景色を期待しているはずだ
天の川には人はいないぜ
神話の世界は現実逃避
月がきれいだ君は衛星
それでも地 ....
傘のほね
しずく垂れるさきっぽ
ぼうっと煙るような空を
みていた
置き忘れた想い
片手いっぱい
こぼさないように抱えたまま
見つからない答えを
いつまで待つの
むらさきの花が ....
極彩色の数珠の{ルビ許=もと}
魍魎たちは
虚無に{ルビ抱=いだ}かれ静かにねむる
混濁した闇のカオスは
連なる数珠の結界を
破ることなくおし黙る
救われたくは ....
白く鮮やかに咲きほこる、
一本のモクレンの木の孤独を、わたしは、
知ろうとしたことがあるだろうか。
たとえば、塞がれた左耳のなかを、
夥しいいのちが通り抜ける、
鎮まりゆく潜在の原野が、かた ....
生まれ出る感情は
どこから湧いてくるのか
わからないけれど
森の中の泉のように
こんこんと
形を留まらせずに湧き出して
全身に流れてゆく
ある流れは海のような夢へと
広がってゆく
あ ....
風が強い日は
色んな想いが
空に舞う。
誰かの元へ
届いたり
そのまま
消えてしまったり
想いの連鎖は
繰り返す。
ごめんなさい
ごめんなさい
好きになっちゃって
ごめんなさい
私達は(仮恋人)
ほんとの恋人じゃない
カモフラージュのために付き合ってる
....
薔薇色の大理石の壁
ふりそそぐシャンデリアの光
ペルシャ絨毯の幾何学模様を踏んで
白いドレス姿の君が浮き立つ
言い知れぬ暗みと喧騒の中を
艶やかな笑みとともに君が通り過ぎる
氷を砕き、 ....
びいどろの中でしか生きられぬ
無縫の衣
纏い
舞う
御姿 艶めかし
ゆるり
ゆらる
煙管より一燻
放ち
湿る
御御脚 い ....
ただ ゆるりゆるりと流れる中で
時計の針しか停められなかった僕の手が
次に停めたのは
貴方の積み木を積む事と
紙飛行機を飛ばす事でした
僕の部屋は床が見えないくらいにそれらがありますが
....
五本の指に
五線譜を例え
かなでるピアノコンチェルト
指輪で装飾し
弾きづらくなる私は
リストにも
ショパンにも なれない
白と黒との鍵盤で
困ってしまったベートーベンは
怒り ....
たかいとてもたかいところで
鐘が鳴って
響いてふるえ
始まったんだろ
どんどん共鳴して
音があたるから
どんな形かわかって
反響して
わかってきて
まだ目もひらいてないけど
柔らか ....
「あれ?黒髪に戻したんだ?」
「うん、就活が忙しいからね…」
オシャレに余念の無かったあいつも
忙しさのあまり我を忘れている
「あれ?ピアス塞いだんだ?」
「うん、そろそろ卒業 ....
そのヘッドフォンは
わがままな存在と言われながらも
誰からの耳も貸さなかった
自分に流れてくる音楽に酔いしれ
他人には一切聴かせることはさせずに
自分だけの世界に閉じこもっていた
誰よりも ....
大きな森に私は迷い込んだ。
出口のない深い深い森。
叫んでもダレモイナイ
上を見ても空は見えない。
前を向いてもなにも見えな ....
何かがあって離れた距離より
何もないのに自然と離れた距離の方が
ずっと埋めるのが難しいんだよ
君の声が、
笑顔が、
未だに 僕を
隣の部屋からヒュー ヒュー ハー と星の荒い呼吸が聞こえてくる
丘で傷ついた星を偶然見つけて家まで運んできたのだ
この時間だと病院は開いていないので 家で看病することにした
手当を済ませ ....
じゃがいも
ゆでたいな
じゃがいもに
バターたっぷりつけてたべたいな
かわがついたまま
たべたいな
じゃがいも
たべたいな
じゃがいも
だいすき
あした
やおやさんにいって
....
2007/03/24
まあいいかと言いながら
バイクのエンジンを吹かす
アクセルを吹かすというのが
普通の言い方だと思うのだけと
アクセルは制御のための付属物だ
....
三月も残り僅かとなり
ほころびかけていた桜の花も
一輪また一輪と開き始めてきました
桜の花が満開となり
その花が散り始めると
思いだす事があります
由美子姉さんとは実家も近所で ....
白い光りが広がる河原沿いの道を
原チャリ転がし深呼吸
さらば 凍てついた季節
こんにちは 優しい季節
いろんな魔法の言葉を探す旅路
出会ってありがとう 奇跡の人よ
ま ....
心の中の闇に慣れっこになってしまった君は
暗闇をも恐れない
真夜中の闇が全てを隠し
一筋の光すら見えてこない
誰にも見えない
誰にも分からない
闇は君の見方だ
その闇を ....
嘘が真実で
真実が嘘。
もしこの世界に【嘘】がなかったら
この世は成り立たないだろう。
もしこの世界に【真実】がな ....
このいっしゅん、いっしゅんが、
かけがえのないものだってことは
知っている
ぼくたちが、離ればなれに
別れていくことは
知っている
何気なく過ぎて ....
氷の魔法
金と銀に揺れる 鈴鈴なりが
氷の上に 魔法をかける
虹色の氷の上を
くるくる回る 優雅な
妖精のオルゴール
歓声をあび キラキラ光る
氷の上の 女王
黒真珠の煌めきが
スポットラ ....
君に逢うために生まれてきた
夢の中では隣にいるのに
目を覚ますと君はいない
夢の中でしか君に逢えないのだ
だから僕はいつも眠るのを楽しみにしている
眠るのは一瞬だけど夢の世界は永 ....
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