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前略、わたしは元気です
{引用=
苦しい時に、苦しいと
つらい時に、つらいと
言えるあなたであったなら
わたしはあなたを愛しいと思っただろ ....
シャボン玉とんだ
屋根までとんだ
壊れて消えた・・・・
シャボン玉
飛ばずに消えた・・・
シャボン玉と君を重ねた。 ....
あのねあのね。
わたしね・・・・。
おおきくなったら、おかあさんみたいな
ひとになりたいなぁ・・・・・
わたしなれるかなぁ・・・?
....
信じる事をやめないで
幸せは必ずやって来る
苦しい時には共に耐え
互いの不幸を共に泣く
信じる事をやめないで
毎日笑顔を絶やさずに
歯ブラシ片手に腰振り
信じるものは何ですか
....
おかあさんの肖像画は
ひきだしの中の一番濃いえんぴつで
曲線をつかって描くの
まぁるくまぁるい
頬や、腹や、てのひらを、
言葉や、仕草や、表情を、
やわらかい筆先でよびおこす
....
片目をつむり
寒くなり
あたりの粉が
見えてくるとき
こだま
いたわり
うつわ
さかさま
ひとつの穂の手に
ふりそそぐとき
ほどかれつづける水の ....
昔むかし
たんたんたぬきというテレビドラマがあって
主演は森光子で
ドラマのラストには
料亭たぬきに集う大人たちが
毎回かならず
たんたんたぬき を大合唱した
たんたんたぬきのキ ....
巨大な隕石が地球に降ってきて
リヒテンシュタインの石油工場が大爆発した
轟炎が吹き荒れ 火柱が無数に乱立する
人々は逃げ惑い 地上からは消防車が空からはヘリで消火活動を行う
ニカラグ ....
或る街のある家の中からの風景
僕は泣きそうになる
この広い街には競馬場は無い
歪んで見える風景
競馬場があったはずなのに無い
君を思い出す
「君」という言葉だけが僕の中に残っ ....
ある日の夜 家の前で僕は丸々と太った黒猫と出会った
黒猫と僕は目が合ってふっと立ち止まった
僕はそのまま無視をして立ち去ろうと思った
けど黒猫は僕から視線を外さず 鋭い眼光で僕を睨んでき ....
うっとりと眠っていた二人の鑑賞者は
ココア色の映画館で目醒めた
過去の亡霊の囁きももはや息絶え
湿っぽい空気と静寂があたりを支配している
静寂を保ったまま映画館が崩壊する
暗闇 ....
私をじっと見つめ
「綺麗だよ」
って
言ってる本人が照れちゃダメじゃん(笑)
誰もが背負っている
十字架の音で
踊る、僕ら
君は
スカートを翻し
スライム状の
舞台の上で
足を、掬われながら
踊る
踊る
踊る
....
ちくり
と痛む
その光景を
僕の二つの眼球は
とらえて
脳へと
送信した後
心という
厄介なものにまで
伝えてしまった
ものだから
また
ちくり
と痛んだ
そのとき
閉じ ....
2007/03/23
起死回生の4回転
唸りを立てて
水音を立てて
スクリューが猛烈に空回りして
釣り人達の
悔しそうな顔を
あざ笑う
今年生まれの
オボコと ....
悪魔
人間をはるかに超越した力を持っているが
この悪魔ってやつにも色々と制約があって
たとえば人間の部屋に現れたときに
入った場所からじゃないと出て行けない
なんていうのもそのひとつ ....
すべてのラブソングは
「うるせー、ブス!」の裏返しだと仮定してみる
あれから
いくつ春を
数えたかしら
わたしの中に眠るあなたは
春ごとに目覚める
黒と白の斑尾模様の猫が
出迎えてくれた細い路地
人の気配が消え
静まり返った石畳
入り組んだ奥 ....
やめて、といわれてやめられるのなら
とうの昔にやめているよ。
君が好きだ。
人に喜ばれ
自分を犠牲にしても
他人に物を上げたい気持ち
ありがたい
その腕に抱かれて
いたいの
その心に触れて
いたいの
人は皆笑顔になる
人が皆幸せになる
人が頼って寄 ....
焦げ臭い街並みの
そらは今日もいい色をして
僕の上
てちてちと歩く
君と
ふたり
歩幅じゃなく
こころの、深いところで
わかりあえたらいいの ....
寂しくなると
君のことを思い出す
この気持ちが
恋か愛かなんなのか
もうわからない
ただ、今も君に会いたい
少しでも多くても不仕合わせ
思うようにならないことが積もり
この世で何より重力を増す
叶わぬことが多すぎて
願うことさえ忘れてしまった
もう夢は夢でしか観ない
....
これは誰かのためではなく
レコードの向こうで膝を抱える
あなたのために作った歌
世界中の人が幸せでも
あなたの涙が乾かないなら
少しも満たされることはないよ
もう一度あの笑 ....
ねぼけ まなこの アトリエ
いっぱいに 陽光は 満ちて
画布には 旋律から 対話への
やがて ひとつに 見える 道が 伸びる
( それは きつねの なの? うさぎの ....
表と裏は
本当は裏と表かも知れないって話を
当たり前の事だけど
生き物は羽だとか羽根だとか
落としたりはするけどいきなり生えたりはしないって話を
引力に掴まえられて
土に還 ....
こわがらなくってもいいんだよ
花は君を食べやしないよ
ただやさしい香りを放つだけ
春はこんなにもあったかいから
生まれたばかりの君にもわかるはず
だって春は君の母さんのぬくもり
ほら大地に ....
膝小僧よ
なんだか久しぶりだね
そんなにきれいな顔をして
おまえもすっかり
年をとったか
崖の上や
崖の下や
いたるところ
赤い実をさがして
赤い血を流した
傷をなぞる ....
人々は 金を求めて世界各国から夢と希望の国 アメリカへやって来る
港は親密的な外国船が大量に押し寄せ 大勢の人々が溢れかえっている
目指すは金山 一攫千金を夢見て掘り続け 時間と汗を流す
....
渺茫としたイエメンの北の砂漠の真ん中にある鬱蒼とした森の奥に
吟遊詩人達のオアシスと呼ばれる所がある
世界各国を放浪してきてやって来た吟遊詩人達が集い 豊潤な水が森の奥の湖でこんこんと湧き ....
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