すべてのおすすめ
どんなに視力が良くても
目に映るのは水平線だけ
行き先を見失わないように
まっすぐ突き進んでいこう
あまりにも広大なこの世界で
頼りになるのは己の力だけ
そう言って颯爽と飛び去った
....
あはははははは
と、とりあえず大笑いしてみせる
悲しみはすべて
お酒で流してしまえばいいから
ここではあたしは笑おうと
寒ブリのお刺身わさびをたっぷり
つんとする鼻を
笑顔で隠す
....
言葉は、差別だ
草も木も
犬も猫も
虫にさえ
届かぬ言葉で
....
北風ぴゅーぴゅー吹いてくる
冷たい風の中に温かい日溜り
光の中は明るくて眩しくて
固まった心を溶かしてくれる
心地良さに酔いしれて
うっとりゆったり夢気分
屈葬の密度で眠りにつく夜も
優しい体温の横で大あくびしながら起きる朝も
情緒不安定になりながらも仕事している昼も
君を染め上げるひとつの要因としての私
恐らくは
いつも化粧っ気なくてごめ ....
幻視の花びらで目隠しされた冬の夜
(テレビからもれる森昌子の愛傷歌)
なぜか急にDNAのせせら笑いに気づきました
しかもタナトスの幻影をちらつかせているのです
「わたしはしきりに待ちわびて ....
あたしのスカートの
端っこを切ったのは あなたでしょう?
羽をばたばたさせて 空に浮かぶ
髪が伸びたので あたしは飛べるようになった
まっさらな夜を
あなたの匂いをたよりに飛んで
....
「私なんて電球のひとつに過ぎないのよ」
と 街を照らすネオンは言った
自由の翼がほしかった
好きでもないものばかりは食べられない
わがままなんかじゃなくて
自分らしく生きていたい
自由の心を持ちたかった
言いたいことを押さえて
我慢する ....
暮れかかる
陽の手は伸びて
居ならぶ雲を
染めあげる
夜の扉をひらくため
灯された
あかりのように
瞬き、
という行為の
間に間に見える
人と人を結ぶ
曖昧な影
「優しさ」 ....
あなたはためすように
月を詠むのです
椿の花が落ちる夜に
闇から色を分かてるのか
ためすように
あなたは月を詠むのです
くれなゐは
いつぞの契り
くれなゐは
今わにみ ....
そこに
ひめられたもの を
ちから
と よぶ
だいちの ち
わたしの ち
ちえの ち
ち に ひめられたもの
ち から
うまれでるもの
....
けふは ほんとうの
し を かこうと
おもう いま までのは
みんな うそっぱち さ
へへへ
■ 想いと反比例する僕の態度 君を傷つけてゴメン
■ 拾い集めた時の欠片をつなぎ合わせて私は私を偽るの
■ 君の隣で一緒の夢を見ることが僕の密かなシアワセなのです
■ ただ “ ....
風は流れて何処へ行くのか
君の髪を揺らして 頬を撫ぜて
君は "気持ちいね"って笑った
そんな風に僕は嫉妬する
君の髪をかきあげるのは 僕の手だけ ....
コンソメスープ、
玉ねぎをスライスしていれる
ことこと すこしだけぐつぐつ
くろい器のなかで
玉ねぎの繊維がゆらりとスープで艶めく
誘われる
こっちへおいで
すべて体の中
月に侵食されて私たち
どこへ向かうというのか
森は遠く雪は深く
車道の雪は歩みを遅め
靴に沁み込む水が
僕を
惨めな気分にさせるんだ
凍りついた雪が
シ ....
私の想いは届かない
どんなに胸を焦がしても
あなたは私に気付かない
あなたの前を行ったり来たり
私は哀れな{ルビ自動人形=オートマタ}
涙さえも流せずに
くるくる踊る道化者
....
毎日毎日
何人もの人が
自分で自分を殺してる
借金
恋愛
受験
虐め
止めようとしても
もはや自然現象だ
誰にも流れは止められない
借金は雪ダル ....
エゴなんて
エゴなんて
切なさとね 一緒にしたなら
吹っ切れて空気に溶けこんで見えない
そんなもんだろう
なぁ、
どこまでも行けるなんて嘘だろう
それはきっと君が仕掛けた罠 ....
かくれんぼ、しよう。
きらいな人ばかりがふえて、
夜、だれかといないと死んでしまうようなときは、
君が僕をみつける前に
あいつのいなくなった町に
かくれなきゃ。
君が僕をみつけ ....
はじまる思い
一途な思い
終わる思い
いろいろな思いがあるけれど
今この瞬間を大切にしていこう
時には「過去」を見る
でも「過去」ばかり見ていてはいけない
「今」が見えなくなってしま ....
疲れた身体を横たえて
ひっそり眠る午後の一時
モノクロームの夢の後
窓辺に花が覗いてた
ここは僕のオアシス
すべての道に繋がる入り口
生きてるという勲章を誇りに
明日 ....
十分ほど歩くと海がある
そこに行くまでに魚屋がある
食べられるための魚が置いてある
あなたはきっと
今でも
魚の目を見れず
逸らして自転車を軽やかに(でも重々しく) ....
1 クリームのランプ
ぼくは知っている
貴女は絵本や歌でいうように
いつも地上を
みまもってなどいない と
ぼくは知っている
その美しいクリームの輝きは
夜な夜な こう ....
そばにある貴方の手に
私の愛が
届きますように。
胸に火を灯す、だと
まだ暗いので
こう言おう
俺は胸にお前を灯している
お前に灯されている
扉を開けて駆け出す
だってあなたが逃げるから
灰皿を蹴飛ばしてしまって
灰が宙を舞う
雪のように宙を舞う
だけど女は
追いかける
だってあなたが好きだから
....
感覚を愛しています
感覚を舐め回したい
ぐるぐる舐め回して
震えが止まらなくなった体を
いたわってあげたいのだけど
頭がいつの間にか/されて
何をすればいいのか、、分からなくなりました、、 ....
「あなたは優しすぎるのよ」
そう言ったのは、初めての子だったろうか
「そんな我儘な人だとは知らなかった」
そう言ったのは、2番目の子だったろうか
「あなたって退屈な人ね」
そう言った ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71