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春の雨が
細く断続的に降る
風が吹いて
竹の葉が軽い音をたててはじく
雨の音は
こまやかに落ちる
しまい込んでいた
奥底の溝に

いつの間にか濡れる
銀色の針のようなしたたかな ....
偶然にも君と同じこと考えていたから、君が気になったの

そんなことだけど

愛なんて近くにあったのね

ねぇ見てていい?

いいでしょ?

ねぇなんか喋って?

なんでもいいか ....
あなたとわたし
たちきれない おもい

じかんは こくり こくり と
ぼくたちを のみこんでゆくけど
ぽとり ぽとり とは おとしてくれない
じわり じわり と しみこんでゆくのだ
 ....
春がじかん切れとなり
贅沢な地下鉄のゆれにまかせて
それぞれ 肩から鳥を逃してゆく
そらにまいあがれ、ちぎれないままで 
そらを

みじゅくな鳥が
春の隅っこを
ゆっくりと ....
          2007/05/09

彼処に
白い雲が一つ見えます
窓の外を指さして
所感を述べる
君は表現が正確だねと
ニコニコしながら
先生は相づちを打つが
求人に来た社長 ....
取り違えられた

色の壁
名前を聞かれて
「青」
と答えてしまう

投げた
配水管の中に
あいまいな
猫が
右目がつぶれてしまって
横たわっている
弧を描いたらしい
血が ....
暖かい丘の 暖かい風に抱かれて 僕は眠りたい
幼き日に見た 夢の続きを のんびり見ていたい

    「恋する乙女の 視野は狭くて 困ってしまう」と あいつが言う
    「そんなことは僕には ....
心理さんはココリさんと読む
肩こり首こる背の高いデスクワーカーだ
彼女にはまだ子供がいないので
子供がココリコさんと呼ばれて
いじめられるようなことにはなっていない

心理学に詳しそうな名 ....
いずれにせよ桜は散っていく

まるで、まわりくどい恋文のように
あなたと僕の間を、{ルビ廻=めぐ}っていた感情は
不意に来たあなたの訃報でかたちとなって
ただ、ひたすらに他人でありつづけた奇 ....
私は思い出す――

寒い国にいて、音楽を勉強していた頃を
凛とした空気のなか
ファゴットを抱えて走った
トロンボーンの青年と恋をして
生まれ変わっても会おうねと約束した

また、暑い国 ....
蒼穹はさらに深く
眩い雲はほのかに流れ行く
若木の緑をそよがす風は
初夏の薫りを匂わせながら
見晴るかす彼方へ消えて行く
雲のまにまにのぞく{ルビ天色=あまいろ}に
いつか見た白い炎が燃え ....
あの
光る目を盗んで
チョコレートを
口へと運ぶ
 
事実
今は授業中なのだけど
私は自分の
欲望に忠実なので
食べてしまう
 
 
生産者が
緑色の板に向かう間は
絶好の ....
リップスティックを欲しがってる
乾いた唇を補いたいんだろ
ペットを欲しがっている
あの憂い無い愛にやられてちまったんだろ

俺のせいじゃない
こんなの俺のせいじゃない
俺たち ....
この森は光が差す

世界は途方もなく広がっていて

この森だけに光が

聞くところによると

遠い昔に神様が祝福したみたい

えこひいきだ

光は森の奥に行けば行くほど明度を増 ....
 常口アトムの綺麗なお姉さんにアパートの一室を紹介され連れてきてもらった
 3月は雪解けが激しく 道路はぐちゃぐちゃで いたる屋根から水滴がこぼれ落ちていた
 西日が部屋全体に入ってきていて 大き ....
夢の中のぼくたちは二人で歩いてるんだ
でも途中で道が裂けてしまって
僕と君は離れ離れになってしまう

君は僕の事を振り向きもせずに前に進んでしまう
必死で声を張り上げた時
そこで夢が覚める ....
果てない空を自由に飛ぶ鳥たちと
空に続く草原を駆け巡る遊牧の民
あこがれ焦がれて出会いを求め

さまよういのち

闇にまたたく名も知れぬ星屑たちと
きらめくネオンに魅せられた夢惑う人たち ....
赤い夕日が広がって
誰かの背中が燃えている

ゆっくりとオレンジ
急ぎ人が赤々と

今日の日よ さようなら
夕食の炎と共に
醜い私達 燃えてしまえ

赤い夕日が広がって
誰か ....
     1

逆光の眼に飛んでくる鳥を、
白い壁のなかに閉じ込めて、
朝食は、きょうも新しい家族を創造した。

晴れた日は、穏やかな口元をしているので、
なみなみと注がれた貯水池を、
 ....
バイオリンの音
体育館に響き渡る
ドラムの音
体育館に鳴り響く

ギターの音色
体育館に木魂する
ピアノの音
体育館に聞こえる

コルネットの音
体育館に鳴り渡り
バンドの音が ....
  影が 舞う   影が 走る
  影が 伸る   影が 縮む
  剣舞 の  躍動する  影
  たいまつに 映し出される影
  影が 躍る   影が 回る
  影が 跳る   影が 座む ....
空の青を一枚剥がしてみた
それでもまだ空は青かった
私は意地になってもう一枚剥がし
そして何枚も何枚も剥がした

そこには青い瞳をした少女がいて
私の嘘を全て映し出していた
 ....
月見て一杯 花見て一杯
六甲卸を耳にし 乾杯

寝起きに一杯 寝る前に一杯
浮世を笑って 一杯二杯

酒代 かさんで 家賃滞納
これが お酒と 生きる道



冬は熱燗 行き見て ....
{引用=
  ? 風



何の拘りの
色調もなく
届けられた
薔薇の蕾

花言葉を探してみるが
ほのかに匂ふのは
五月の風


旅の君の便りからは
いつも金色が
 ....
しろ
とおもっていました
はいをゆきにまきました

とけてなくなることは
ないのです

そのしみに

ああ 


こえがもれました



{引用=fromAB ....
からからに渇いてしまった
言葉の欠片に
涙を落として潤いを
忘れかけていた何かが
滲み出てくる

わずかに残ってしまった
言葉の欠片に
手を触れて温もりを
失いかけていた何かが
思 ....
どうだっていいやなんて、
よくもまあそんなこと―

いや、いや、わかっかちゃいるのさ
どうでもいいはずがない

だけども、もはや、日は短いのだ
どうにも、僕には残りがないのだ


 ....
他人の詩 自分の詩
他人の詩 自分の詩
今日 自分の詩よりもすばらしい詩を発見した。

他人の詩 自分の詩
他人の詩 自分の詩
今日 自分の詩よりもすばらしくない詩も発見した。(失礼!)
 ....
影を追った 皐月

 梅雨はまだ来ないね

もう一度 駆け出して

 もういいかい

翳りの無いコンクリートは
熱に浮かされて
揺れる

霞む影

 まあだだよ

幻に ....
秩序を作ることはない
世界は
混沌としているのだから
わたしも(  )で括って
きれいに
因数分解することはない

上澄みをすくい上げることで
失われてしまうなにか
砂金の粒が沈んで ....
萩原重太郎さんの自由詩おすすめリスト(2128)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の雨、森で- 九谷夏紀自由詩707-5-9
偶然- 焼雲自由詩307-5-9
じんわり- 玉兎自由詩407-5-9
砂の城- はな 自由詩29*07-5-9
広角- あおば自由詩13*07-5-9
真夏日- 水町綜助自由詩29*07-5-9
風に抱かれて- 北大路京 ...自由詩10*07-5-9
心理さん- 楢山孝介自由詩6*07-5-9
訃報- たにがわ ...自由詩1307-5-9
越境- 下門鮎子自由詩3*07-5-9
白昼夢- 未有花自由詩14*07-5-9
いたちごっこ- 山中 烏 ...自由詩8+*07-5-9
duck_ville- maynard自由詩307-5-9
光の森- 狗の骨自由詩207-5-9
3月の不動産屋に紹介された部屋の日溜まりと外の風景- はじめ自由詩7*07-5-9
正夢、その続き- テルテル ...自由詩1*07-5-8
モンゴルを渡る風- 板谷みき ...自由詩1*07-5-8
背中- 千月 話 ...自由詩16*07-5-8
静かな氾濫をこえて—四つの断章___デッサン- 前田ふむ ...自由詩29*07-5-8
文化祭- ペポパン ...自由詩3*07-5-8
躍動_- guchi_k自由詩107-5-8
青空の住人- 快晴自由詩10*07-5-8
お酒の歌- 北大路京 ...自由詩9*07-5-8
五月の- まどろむ ...自由詩17*07-5-8
灰と雪- AB(な ...自由詩607-5-8
言葉の欠片に- ぽえむ君自由詩7*07-5-8
思考(にせもの)- 蔦谷たつ ...自由詩2*07-5-8
【私は詩を書きたい】- つむじま ...自由詩2*07-5-7
*影追い*- ちと自由詩3*07-5-7
法則- 北野つづ ...自由詩6*07-5-7

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