すべてのおすすめ
ほかほか陽気の午後
誰かの肩に寄り掛かりたいような
一人きりでぼんやり過ごしたいような
暖かくて穏やかな日曜日
― 夢心地 ―
はたはた揺らめく洗濯物
待ち侘びた春到 ....
窓を 開けると
素敵な 朝の風
優しき 風が 頬にキス
目を閉じると
雨音が
やさしく響く
朝の音色
慌ただしい朝の
優しき 音色
穏やかさの優しき
雨と風のシンホニー
耳を傾け
こころ静かに
....
薄紅の花弁に
そっと口づけをして
ほのかに貴方を想う
日曜の朝
至福のひと時
僕は「未来」を目指して歩き続けている
君がいる「未来」という場所を探している
あの山の峰の奥にある雲の光の上にあるのかい?
冗談じゃないさ いくら経ってもあの向こうに辿り着けないじゃない ....
恍惚とした光があの向こうから溢れだしている
あの方向は確か「未来」だったかな?
私は地図もコンパスも持っていない でも分かる
あの向こうには「未来」が私を待っている
「過去」に決別し ....
きみのなみだと
ぼくのなみだ
まぜたら
きっと
きょひはんのうを
おこして
いおうのにおいが
するだろう
ぼくは
きれいなきみを ....
風が吹いた
今だ!と
風が吹いた
その風に乗れたら
何処まで行けたのだろう?
その風に乗れた人は
何処まで行けたのだろう?
その風に乗れた人は
何処に辿り着いたのだろう?
....
君の弱さが優しさが
君の美しさに傷をつけ
君の寛大さにケチを付ける
それを知って
逆に認めてくれる人なんて
手を差し伸べてくれる人なんて
同じ立場を境遇し乗り越えた
余りあ ....
あなたの唇と
わたしの唇は
近づけば引かれ合い
重なり合います
だからわたしたちの引力は
この地球よりも強いのです
月の引力で
潮の満ち引きが起こるように
あなたに近づくと
....
何の為にと言う疑問さえ飲み込んで
ただ生き延びる事だけを目的に
たまに吐きたくなる愚痴も飲み込んで
安酒で心を誤魔化す日々が続いてく
何をやってるんだろうなんて
そんな疑問を抱く事で慰め ....
木がいさぎよく裂けてゆく。
節目をまばらに散りばめている、
湿り気を帯びた裂け目たち――みずの匂いを吐いて。
晴れわたる空に茶色をばら撒いて、
森は、仄かな冷気をひろげる、静寂の眩暈に佇む ....
太陽は旅人に微笑んだ
旅人は異国の地の砂を一掬い
病院で眠っている少女の枕もとに置いた
サラリーマンは缶コーヒーを片手に地面を見る
いつの時代だって影は黒い
グループから追われた女子高生 ....
光りの差し込まない部屋の中で
蛍光灯の下 白いノート
灰色の罫線の上に
はにかむ口元を今日も書き取る
鉛筆で書かれたそれは
何度も繰り返す
さようなら
午後の堤防の上で
潮風によろ ....
小さな鳩の影
追い掛ける子供
白い世界
切り抜かれた家族
飛び立つ
鳩
止まる
時間
子供のひとみ
タンポポをみて わらい
野良猫をみつめ わらう
なんと美しく 純粋で 鋭利なまなざし
それは真っ直ぐに心の核心を突く
そのまなざしで大人の心を貫 ....
きづきたなかった。
こんなにひかれてたやなんて
きづきたなかった。
しらんうちに
めが
あんたをおってる。
ちかづいたり
やさしくされると
かおまっ ....
桜の開花を待つことなく
君たちはゆく
若さとは強さであり
同時に弱さでもある
だけど安心しなさい
私が信じる君たちは
無限の可能性を持っている
桜の開花を待たずに ....
やさしくなれないのは ちょっとだけ
オーバーしてしまったから
あかいひよこと あおいひよこは
気持ちの 端っこと 端っこを ひっぱりあいっこ
倒れない旗は 少し ....
Hello
こちら月、聞こえますか
Hello
こちら地球、聞こえますよ
今日も綺麗だね
だけど泣かないで
涙でびしょ濡れだよ
悪い虫がいっぱいいるね
Hello
Hel ....
涙が
出てきたから。
綺麗なものを嫌った君を
僕は美しいと感じて。
繋がりが
出来たよ。
涙が
出てきたよ。
広いな、広いな、
世界は、広いな。
意味を考えたく ....
いつも電車の中から眺めていた
いちめんの菜の花畑
あこがれは日々つのって
あの黄色に身をうずめたい
私の何かが変わる予感がするから
電車は目的地まで
定めのままに運んでくれる
....
子どもの頃に見た万華鏡
キラキラ光る
ガラスの街
ステンドガラスの
素敵な 街並み
くるくる回る
虹色の輝き
煌めきな彩りを
うみだす
魔法の国
あの道はキラキラな
魔法の道
キラキラ魔 ....
書き留めない言葉はまるで
午前4時に聞く雨音
軒先をつたい終えた一粒のしずくは
もう元にはもどらない
心臓からきっと少し離れたところで
痛んでいる感情
あなたの心拍数に合わせているのに ....
ブタの貯金箱割って流れ出る沢山の硬貨、ヤニ汚れの{ルビ煤=すす}けた窓がらす越して煤を置き、去り、にした氷みたいな色の光たくさんの硬貨を弾いてなんつぶもなんつぶもうまれて乱反射する光の鋭角、の子供達あ ....
孤立した 孤立した
全てから 孤立した
全て 全て
錯乱した自分を
止どめるかの様に
鳴り響いた 黒の鐘
鳴り響いた鐘の音に
願いをかける様に
跪いた
『壊せ 壊せ 壊せ ....
風が死んで、
また一人、また一人倒れ
アジアでは奇形の動物達が生まれ
生まれては殺されて
蒸せるような夏
君が棄てた女
――は、ブラウス姿で
ごろり仰向けになり
天井を見つめたまま ....
俺はお前らとは似ても似つかない
でもさあ
そんな振りなんて簡単なんだ
栄光に陰りを見つけても
俺には違う輝きが存在する
もうすでに折り返しな俺には
糞しみったれた心と
....
冬は寒いから。
凍えるくらいに、寒いから。
だから、温め合おうよ。
誰も見てないし。
寒さのせいにしてさ。
春が近付いてることなんて。
気付かないフリしてさ。
....
たいよう は くも がすき
はれ どきどき くもり
くも は たいよう がすき
くもり どきどき はれ
ふたつは りょうおもい
でも しらないの
とお ....
あなたを知って
誰より知って
あなたより知って
あなたになりたい
あなたの見えないとこ
うなじとか背中とか
全部撫でて記憶して
再現できるほど
あなたになりたい
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