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さあ、出発しよう
ぽっこんぽっこんぽこぽこ
キップを見せていただけますか
この列車の行き先?
知っているのはあなた自身
カタリカタカタ
遠くへと
私は徐々に遠ざかる
赤ん坊の泣 ....
今日は月いっぺんの手作り市
作品たちがそこいらじゅうで自己主張してる
おばあちゃんにおばあちゃんに
おじいちゃんにおばちゃん
小っちゃい子から大っきい子まで
月いっぺんのお楽しみ
そ ....
唇にルージュを引き
仕上げは濡れ濡れのグロスで
パフュームはPOISON
蕩けそうな目眩い誘って
いつも通うラウンジ・バーは
今夜も密会の花園で
あちこちで手折 ....
貴方と出会ったのは
偶然なんかじゃない
出会いはどうであれ
貴方を愛したのは私
会えない日は貴方を想い
会えば何度も愛し合い
会わずにはいられなくなる
一度跳びはねた愛は
もう ....
あしがいっぽんしかなくなって それでくるくるとおどります
すいそうのひろさは はじめから わからない
ひれにみたてたながいそでのふくは まわると とてもきれい
すそも まわるとまとわ ....
あなたが通り抜けた改札で
何故か
わたしは置いてけぼり
あなたが買えた切符
何故か
わたしには買えなかった
人生には幾つもの
改札があって
選ばれたひとと
そうでは無いひ ....
ずっと
遠くに
行ってしまった
くじらの
足音
どこに
ずっと
北の方に
どうせなら
満天の夜が
いいね
少しずつ
舵をとりながら
長い旅だね
くじら
しっぽ ....
青い空の消えかけた飛行機雲
月日と共に またひとつ 遠くなる夢
青空に 手を伸ばす
虹に 手を伸ばす
星に 手を伸ばす
誰にも 手に出来ないものだから
ひと ....
今日はお姉ちゃんの卒業式だ
昔から卒業式はだいたい
今度入学する中学校の制服を
着ることになっている
お姉ちゃんもその一人だ
ぼくはいつものように
朝ごはんを食べている
いつもはみんな一 ....
おれの話を
きいてくれてありがとう。
むかしジョニーってゆう友達がいたんだ。
ジョニーと最後に会ったのは
春の風が吹き荒れる
夕暮れのことだった。
おれたちはいつでも土壇場だったの ....
こえ、
ぼくを剥いてゆく
この
あかぐろい
にんげん、を
剥いてゆく
こえ、
きみの
こえ、
ふたしかな
やさしさ
ぼくの ....
なにかと鋭い恋人に
今日は特に死相が出ている
と言われたので
心配になって病院にいったら
思想だった
俺てっきり死ぬかと思った
良かった
とどのつまり
俺の頭ん中は
夢だとか希望だと ....
僕には見えない
昔は見えていたはずの繋がった糸は
まだ君の目には映っているのだろうか
君が僕の言葉に
いちいち反応するのは
そう思えるのは
僕の勘違いなのか
想像が出来なくて
....
君を思う
とき
上と
下に
僕は
引かれて
風も冷たく高く高く上り
落下を予感する
ケラの様に深く僕を隠し
浮揚のしかたを知る
地平からすれば同じこと
君から ....
高曇る
淡い灰色の空
ほどよい
緊張と弛緩
パステルで空に
輝く雲を 描いて
金色の輪郭を 希望で埋めつくしたら
そっと 諸天 善神が めくばせをするから
微笑みのなかで ....
読まれて落ちる卵には、
きっとわたしの顔は付いていない。
だからどうぞお好きなように、
割って食べてくださいませ。
わたしの伺いしらぬ、
卵でございましょう ....
東京の地下鉄に乗っている
端の席について鞄を下ろす
平日の昼間は人が少なく、ゆったり座れる
斜め向かいに杖をついて立っている老人と目が合った
グレーの少ない髪は電車の速度に ....
地下鉄に揺られています
あなたは今何をしていますか
僕今ちょうど北大路駅
あなたは今どこにいますか
僕が揺れる地下鉄は
君がいるような夢心地
君の笑う顔が
僕の頭の中を巡るよ
....
誰も ぼくのことを呼んではくれません
でも 一番初めにでていきます
けっして 前座のつもりはありません
なるほど メニューに僕の名はありません
ときどき 僕をいらないという人もいま ....
歌を音を色を光を愛せば永遠だ
壊してしまいたい
あなたにウィスキーを投げつけてしまいたい
あなたのちっぽけな愛を恥ずかしめてしまいたい
ずっと一緒にいたい、よりあなたが憎いと言 ....
雨が降ってた ・ シャワー
雪が積もった ・ かき氷
晴れ間が差して ・ ライト
並んで踊った ・ ワイパー
ふたたび雨が ・ 涙の雫
そして ・ アンド
木々を剪定した ・ ....
ときどき
本当にときどき私は身体と心が千切れて離れてゆく感覚に
襲われてしまうのです
身体の芯から崩れてゆくような気がして
私の身体は
私の手足は
力なく横たわってしまうのです
....
君が見せた優しさの中に狂気を見つけた
君の横顔に幼い面影が垣間見えた
温もりばかり求めて飛び出した部屋
寒空の下で落とした涙は凍りついた
凍えそうな身体を震わす
君が差し伸べた ....
枠に閉じたら 絵だと
逆らわなかった息づき
飛べたものが 石の中
墜落もできずに
鎮火を待つ間
まだ 蝶でいる
ぼくたちは愛されたかったね
わたしたちは愛されたかったわ
ぼくたちは愛されたかった
だけど愛ってなぁに? どういうこと?
ロミオとジュリエット?
今は自由恋愛の時代よ
....
太陽の黄色 新緑の緑 海の青
世界はとても鮮やかだ
行きかう人々は世界の一部
世界そのもの
いつからだろう
世界が色を失ったのは
きらめく風景に心が躍らなくなったのは
「慣れ」そんな言葉 ....
君との約束の日は近い
あと三日と四時間
待ち合わせ場所は
もちろんあの場所
夜空に咲く白がとってもきれいなんだ
見に行こう 僕らも空に上って
どうやってだって?
それはね 秘 ....
ね、癒しをちょうだい
平日の美術館のしんとした空気がすきなの
色とりどりの小窓からみなが挨拶をくれる
しんとした空気
足音を立てずに挨拶を
スカートの端をつまんで優雅に足はクロス
....
初めてのおつかいは
3歳の時
初めての仮想現実も
3歳の時だった
暗くなる日暮れに
何故か朝焼けを思い出す
少女だと言われたのは
いつの頃まで
だったのだろうか
モル ....
優しく抱いた棘は
長くも儚く
鋭くも寂しく貫いて
この心を真っ二つ割ってしまった
しょうがない
一度死んで
二度と蘇えらないんだ
だからどおって事は無い
死してなお ....
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