すべてのおすすめ
人は吐血しながら
走れたりするのかな
どれくらい際限なく走れるのかな
あなたのためにと断定して走ってられるかな

たくさんのものを大切に失くしたんだね
明日じゃ間に合わなくなるなんて大した ....
さっきから訳もなくティースプーンでカップの中を掻き混ぜてしまう
そんなにしたら紅茶が冷めてしまうのがわかっているのに
渦を巻く琥珀色の液体をじっと見つめる


「黙っていたらわからないじゃな ....
ちいさな ちいさな
そらを見つけたのは
近所の公園で遊んでいた
三歳くらいのおんなのこの
瞳の中
よちよち
浮かんでいるようでした

おおきな おおきな
うみを見たのは
田舎の天文 ....
欠陥だらけの地球の上で あたしたちは暮らしてる
我が儘通せない あなたのそばじゃ 息が詰まって苦しいの

あたしは独りでも生きていけるから
ごめんね いっし ....
「宝くじ当たったんでここ辞めます」
山下がそう言った時
またいつものような嘘だと思った
だけど本当に次の日から
山下は工場に来なくなった
電話にも出なくなった

「彼女が出来ました」も
 ....
誰にも教えたくないことこそ
誰かに教えたいのかもしれない
自分では誰にも教えたくないと思っていても
人は何でもないことなのかもしれない

プライバシー
このカタカナな表現が
どこかかっこ ....
ここから
遠いところへいくためには
まず気持ちをたちあげなくては
たぶん、それが一歩

一歩とは
ほとんどゼロでありながら
なんとすべてに近いことか

オーケストラがはじまる直前のあ ....
それは波状的に 
ワタシに繰り返し降ってきて


そのたびにワタシは
戸惑い 恐れ
そして
喜び 酔いしれた


歓喜の雨は
最初は小さな透き間から
だんだんと浸透して

 ....
吐血しながら走ってます
当然のことながら痛いです

生まれ変わってきたあの悪が
皆なんだと励ましてくれます
先に帰った胸にも響きます

傷は完治してもなく
とどめをさすものでもない
 ....
梅雨の季節に入り
自分の住む街にも雨が降り始めた
テレビの天気予報では
しばらくの間はこのままだという
ぼくは家の中
ここにいる限り雨には濡れない
家の屋根がある限り雨には濡れない
ぼく ....
半ば くらい世界を 見たよ... と

おもい あがった 少年

トマは 12歳

素もぐりで もぐっては

金の さかなや 銀の 貝を すなどった

伸び あがった  ....
シオリちゃんは わたしを見つけるといつも
はじめまして、と言う
わたしも はじめまして、と言う

たくさんいっしょに遊んでも
次の日には わたしのことを覚えていない
でもシオリち ....
飛んでいる、みたいに
自転車を漕ぐ
坂道を下って
手を広げて
風の翼が
背中に生える

目を瞑れば
何もなく
自分の宇宙が
自分の未来が
見える

飛んでいる、みたいに
自 ....
指先だけで、そっと
窓を開いてみる
隔てていた向こう側には
空の海があり
 
紙飛行機を飛ばす
誰宛てとかではなく
紙飛行機を飛ばす
そこに、意味なんてない
 
 
ここは海だろ ....
舌がある
それで君を舐めようか
冷えた舌先が触れるとき
君の肌で
どんな音がするか
固まった
ちいさな
ちいいさな結晶が
溶ける音がするか
こんなすこし暑い季節なら
しゅと
音が ....
埒もない想いに身を委ねてしまうのは
この季節特有の気紛れと

触れて欲しい

昨日までのわたしを脱ぎ捨てた
わたしのこころに
この瞬間に生まれ変わった
わたしの素肌に

季節は夏
 ....
その人の
麦藁帽子の影落とし
額の重さが
夏になった
妖精になりたいな

虹色の翅をひらひらさせて
花の蜜を吸って暮らしたいな

気まぐれに梢を揺らしたり
あなたの帽子を飛ばしたり
満月の夜には月明かりの下
湖を滑って遊ぶの

月の光 ....
              1998/06/28

しかし、SRは軽快に、
小粋に走りたいものです

400ccが本命でしょうね
もう少し軽く、足回りも華奢に

街乗りでは今のは少し重 ....
その昔
字を読んだり書いたりすることは
誰もができたわけではなく
むしろ限られた人だけだったのかも
しれない

今では
字は誰もが読めて書けるようになり
文盲という言葉すら
知る人が ....
浮き輪がなくなっていて
気づいたときには
けっこう遠くまで流されていた
風がきつかったからかもしれない
お父さんがちょっとだけ顔色をきつくさせてから
でも勢いよくむかっていった
わたしと妹 ....
資料室から廊下に出ると、すでに消灯の後だった

真っ暗な窓に、疲れた男の顔が映っている

自分でも気づかぬうちに、笑おうとしていた

   いまごろきみは

要領が悪く、人の分まで ....
ポイントは

まだない
水無月の夜
長雨が流す 街波の排気
初夏の風が 白いブラウスを
揺らす

雨後の 空気は 新鮮で
深呼吸する 肺は透明に
清々しく

木々たちが 雨梅雨を
振り落とす 街の路上 ....
普段は絶対に使わない漢字を
みんなはすらすらと書いている
そんなことぐらい
書けて当然らしい
でも手紙や作文の書き方を
ほとんど知らない

当たり前のことが
わからなくなっている
複 ....
私を悲しませないで
私達を引き剥がさないで
私たち愛し合っているの
愛のないあの人なんて嫌い

束の間の愛
一瞬しか許されていない
愛の力は大きい
病気を良くしてしまう。

でも結 ....
サイレンは無意味だったな
お前はそれが警報とも知らず
リズムに合わせて踊りやがる
勘違いもいいところだ

招かれたわけでもなく
望まれてもいないのに
ずかずかと土足で踏み込ん ....
ひと足踏み入れば
彩る花弁の甘い香りが
しあわせの時を与えてくれる

いつの日も
六月の雨に濡れている足が
軽やかに茨を縫って進み
見え隠れする背中を追う
赤い薔薇、白い薔薇、あなたの ....
叫んでも無反応
世間の風の冷たさよ
けれども俺は雑草さ
踏まれども蹴られども
起き上がる強さを持つ

ピーターパンになりたかった
チェ・ゲバラになりたかった
真逆の想念が
俺を突き動 ....
夏の交差点で
朝に出会ったのは
真っ赤なトマトと
黄色のトウモロコシだった
トマトはトウモロコシの甘い匂いに
胸がきゅんとなって
さらに赤くなった

夏の交差点で
昼に出会ったのは
 ....
萩原重太郎さんの自由詩おすすめリスト(2128)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
疾走(本番)- ロカニク ...自由詩3*07-6-23
琥珀色の悲恋- 渡 ひろ ...自由詩9*07-6-23
握手- 乱太郎自由詩19*07-6-23
別れの理由- 北大路京 ...自由詩15*07-6-23
フライング山下- 楢山孝介自由詩19*07-6-23
プライバシー- ぽえむ君自由詩11*07-6-22
一歩- 美砂自由詩4*07-6-22
メールの雨- 渡 ひろ ...自由詩4*07-6-22
疾走- ロカニク ...自由詩2*07-6-22
屋根は濡れている- ぽえむ君自由詩8*07-6-22
海の児のうた- モーヌ。自由詩16*07-6-22
シオリちゃん- 藤丘 香 ...自由詩58+*07-6-22
自転車- 小原あき自由詩16*07-6-22
創書日和「窓」__そらうみ- 山中 烏 ...自由詩32*07-6-22
触れること- 水町綜助自由詩29*07-6-22
- 恋月 ぴ ...自由詩43*07-6-21
影落とし- 石瀬琳々自由詩16*07-6-19
妖精になりたい- 未有花自由詩14*07-6-19
SR400- あおば自由詩12*07-6-18
有り余る言葉の中で- ぽえむ君自由詩7*07-6-18
流れていった浮き輪- 美砂自由詩7*07-6-18
創書日和「窓」_____いまごろきみは- 逢坂桜自由詩5*07-6-18
我輩は詩である- おるふぇ自由詩407-6-18
水無月 - 鈴鈴自由詩7*07-6-18
できて当然- ぽえむ君自由詩19*07-6-18
お中元- ペポパン ...自由詩9*07-6-18
Stay_Away- maynard自由詩207-6-18
薔薇と背中と、止まない雨- LEO自由詩33*07-6-18
雑草- おるふぇ自由詩507-6-18
夏の交差点- ぽえむ君自由詩14*07-6-17

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