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灼熱の夏のうらがわで
たいようがかなしげにゆれているのを
みのがすひとにはなりたくなかった

カラフルなひよこがちいちいと泣く
こどもがそれを買ってとねだる
ゆかたのわたしはそれをみて
 ....
えにかいたように
みごとにころんだ
あたまのうしろで
ものすごいおとがして
なにがなんだか
わからなくて
だいのじになって
ぽろぽろなみだがながれて
たいようのまわりの
にじいろ ....
取り戻せない思い出と
失いたくない記憶がうずく時
どうすれば
感傷を越えることが出来ますか

過ぎ去ったものよりも
今 ここにあるものを
まっすぐに信じていくのには
いったい何が必要で ....
ほんのり

ほんのり

片思い



恋の悩みと語るには

あまりに未成熟



きみの手紙の「ふ」の字から

微笑む顔を想像し


眠い眠いを繰 ....
月の夜
わたしは犬と話す
板張りの部屋で
椅子に座り
大きな犬の頭を撫でながら
大きな窓から差し込む
月の光は優しく
犬とわたしを包む
指先に犬の体温
わたしがむやみに数えるものだから
蛍はすべていってしまった


わたしが思い出せるものは
ひとつ
ふたつ

美しい光

いつつ
むっつ

美しい光

けれどもそこ ....
強い力で空を裂き 
轟音残すジェット機と。

風に乗っていつまでも 
無音ですべるグライダー。

わたし?
自転車だよまいったか。

疲れたら休むし。
下り坂では調子 ....
生まれては消えていく日々

疲れたぼくのからだに

銀の雨がとおりすぎていく
ゆっくりと
呼吸する
緑の植物


ぼくの時間が
音もなく流れだす
風のない日に

ぼくは急いで

時計の針をもとにもどした
あっというま夜が暮れた
走り出したい

すべて断ち切って
踏みしめる大地も
漂う風も
いらない
夜が
あれば
立ちならぶ火の柱の前に
立ちならぶ木々
古い木々
影を浴びる水の子の
こめかみからうなじにかけてけだものは居て
道を流れる雨を見つめ
永い永い輪の上を
輪の外へ輪の外へとはば ....
ひとしれず
くさかげのはいいろに
ある男女のすがたあり

わたくしと
しねる?
    ああ
それがさいごの会話だった

涼やかな目
はいいろが 濃くなる
しなやかでとげとげしい ....
四六時中の想いは

必要以上に
君と僕とが不可欠だから

必ず壊れてしまうよ


はぐらかそうって魂胆じゃなくてさ

短命に舌鼓は
哀しいなって思うんだ



ほのか ....
 

つながっている
その声に
心がうつって


つながっている
指を絡めるように
ひとつのことばと
その隙間に


つながっている
瞳を
間近で見ている
ように

 ....
 容赦ない夏の
 どこかの軒下で
 わずかな風を拾い集め
 リンと鳴ったところで
 気休めなのだろうけれど
 気休めに救われる
 瞬間もある


 声にならない声が
 遠くから鳴り ....
曇った窓ガラスに
家の印をつけて
それから
母の勤めている店の印をつけて
でたらめな道でつなげる
窓が汚れるから、と
後で怒られたけれど
それがわたしの初めて描いた
世界地図でした ....
深くまでつづいている
いつか見失った道の先にある、森で
夏の日
ぼくたちは、生まれた


頭上には空があった
ぼくたちと空の間を通り過ぎてく風があった
ふりそそぐものは、光
光とも見 ....
帰り道に迷って
泣いてる子羊
あの空の羊雲は
違うよ
君の帰るところじゃない

涙を拭いてよく見てごらん
発見はいつも
ほんの足元からはじまるんだ
背伸びをしてると
ほんと ....
何を忘れたかったのだろう
街に一つしかない小さな駅で
男は窓の外に向かって手を振った
無人のホームでは鉢植えに植えられた
カモミールの花がゆれるばかり
やがて男を乗せた列車が発車すると
駅 ....
硝子細工の
幾つかの重なりは
小さな風の溜まり場をくるくるとかき混ぜて扉を揺らし
丘に続く小道を夢見るのです

夏が降り
気まぐれな模様を織りなして
あのひとの指に留まった雨粒が私の
 ....
中心へ向って途絶えない無数の
緑の中に駈け寄って

眼の後ろで呼ばれた光は
しだいに
向かい合わせた最後の場所で
塵に変わりゆく扉に刻まれても
痛みのオウトツを識らない

薄まら ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
  冬の木漏れ日の中で懐かしい歌を聴きました
  懐かしくてももう泣けない自分がいました
  それが寂しくてそっと瞳を閉じました
  太陽が淡く輝いた冬の日のことです


  太陽 ....
2度目の冬

今朝
あの日と 同じ
目が覚めると 電話

「もしもし 俺」


「うん」
そうとだけ言うと
ほっとして

困ったようなやさしい苦笑が見えた
39回目の長 ....
空に

青い 空に

雲をかきわける 空に

朝の光で全身を染めた 空に

オレンジの夕暮れの 空に

覆いかぶさる灰色の 空に

ただ ただ 
ただ ただ 空に

透明 ....
内から外へ
広がる気持ちの真ん中へ
水色のレンズをつけたまま
私は一人で立ち尽くす

うらうらとつもった心のチリを
動かせる事のない
非力な自分

描く放物線も心なしか弱く

そ ....
泣いているこどもは
湯気が立っていて
かわいい匂いがする

抱き締めて
頭に鼻をくっつけて
くんくん嗅ぐよ

産まれたてのときは
わたしの内臓の匂いがした

今も少し
する
 ....
グラジオラスには
夏が咲き
雲なく晴れて
風もなし
夢はほのかに
午后の空

盆ちょうちんの
夏かがり
遠き耳に
海は果て
夢はさかりに
夕の風

青きトマトに
古き恋
 ....
LEOさんの自由詩おすすめリスト(4981)
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