すべてのおすすめ
雨のなかのふたつの星が見つめあい
ちぎられたもの 離されたものを結んでゆく
音の生きもの
風の音の生きものが
白い木々のはざまに響き
銀に濡れた視線を向ける


建てら ....
海の中で生まれた気がする
始まりは遠い手のひらの中
重ね着をして、重ね着をして
風邪を引かないように眠っていた頃
どこへでも、の世界は
指先まで暖かくて
つまずかないように歩けば
いつま ....
十五夜のお月さまがあんまり綺麗だからと{ルビ託=かこつ}けて
不眠症の私は
窓を開け放して月を眺めていました
この夜は よく澄んだ涼しい夜で
遮るものもなくて
惜しげもなく
私に光を浴びせ ....
最終バスは一番後ろの席に座るのです
何となくそれが習性になっているのは
そこからは町の様子がよく見渡せるからです

蒼い街灯の下でたたずんでいる
停車場の表示を運転手は調子よく
鼻歌まじり ....
 H
  \


ながれるべきものたち ながれ

そよぐべきものたち そよぎ

ひかるべきものたち ひかり

うたうべきものたち うたい




 H
  \
  ....
はまに まわした よめいの かりごま
なげる てのなみ くるわす つきやみ

ささぬ あかりに さしつぐ いっこん
らがん ちりうつ こぐだて わるむね
のどに はしゃぐ みめいの
つきの すずか つむぐ かるた

まわる やまの はるか さます
かやの ねむり まどう むごん

みちぬ おもい ゆきて きえる
かえぬ こころ ぬぐう ....
もう一度 

その無数の紅く小さい花々を闇に咲かせたシャツの下に
酔って赤らんだ白い背中で
僕に{ルビ凭=もた}れてくれないか

なぜ

君の背中のぬくもりを
もっと素直に感じなかっ ....
目を閉じてもつづく光のかたち
夜を甘く噛むかたち
傷が傷を呼ぶかたち
ふたつの音がすれちがい
ひとつの声になるかたち


蒼にそよぐ蒼のしじま
ざらざらとつづく明るい道 ....
いつからか 告白することも出来なくなった
僕は
かたい貝になったのだ

息をする時だけ 口を少し開ける

その一瞬だけ
世界に触れ 地球の一部を感じる

僕は 貝

君に触れるど ....
ねぇ見て 不思議よね
こんなにちっちゃいのに
ちゃんと爪もあるのよ と
満ち足りた母親の顔で彼女は
小さなこぶしをを開いて見せる

アキアカネが飛び交う夕暮れに
生まれたから 茜
はい ....
人間が

犠牲の上で生きるように

世界は

戦争の上に幸福を創れる




そう独り言じみて呟き

少し

自虐的に笑って見せて

貴方

虚ろな目を伏せたから ....
泣きながら
見上げた雲は果てしなく
二人の影を映してる
空の青さが辛い日は
君のために歌を歌おう

さよならと
微笑む君の細い肩
翼が生えているようで 
 ....
夜空にはウシが瞬いていた
草原では干しが干からびていた

もう一つ出まかせを言おう
この袋には伝えきれないほどの
星が詰まっている

飛行船のように女は笑った
あなたの
てのひらには
いつも
虹が
あふれている
こんこんこん。
と、
扉がいったので。

とんとんとん。
と、
返しました。

外に出る。
と、

誰もいませんでした。








 ....
幼い頃に覚えた童謡を口ずさんでみれば
なぜか悲しい気持ちがわいてきて
もしかしたら
うたの歌詞が悲しいのかもしれないと
確かめるように繰り返してしまう


夏と秋のさかいめは
きっ ....
ほんとうに伝えたいことは
そんなにないのかもしれないね

ほんとうに好きだったかどうか
思い出せないのと おなじで
 
 
 
寝顔だけは
どんなことをしても
取り繕えない

赤ん坊も
うら若き乙女も
お髭の立派な紳士だって
枕の上ではあどけない顔をして

お医者さんも社長さ ....
各駅停車の鉄道がはたらいている
ひとの数だけ
想いの数だけ
星空のなかで
各駅停車の鉄道がはたらいている

天文学には詳しくない僕たちだけれど
きれいだね
しあわせだね
このままでい ....
いつもより早く目が覚めたので
まだ薄暗い庭へ出ました
体に沁みこんでくる空気が
私をここから救ってくれるのだと
そんな気がしました

空中を飛ぶ小鳥を眺めながら
なぜ人間は飛べなくなった ....
そしてまた世界は
からっぽに明るくなる
このいたずらな明るさの中では
何かを見分けることなど出来やしない

事象たちが書き割りのように
意識に貼り付く
歩きたい道を見いだすことも困難なの ....
あのひとのまちは
晴れるだろうか
あのひとのまちは
曇りだろうか
あのひとのまちは
雨だろうか
………

あのひとの季節には
どんな花が
咲いているのだろう か




 ....
もちづきの ひかりやさしき はるのよい
たたずむみなもに ふりおりし


つきのこどもの くらげやゆれて
ははをおうてか なみまにみゆる

きらめくしぶきも はるいろみせて
たえまなく ....
私という曲線をなぞる
薄っぺらな影が
このまま溶けてしまわないように

望んではいけない
夜を越えてしまった

私ははしたない女ではなかったかしら
未練がましい女ではなかったかしら
 ....
九月
雨が多いのは毎年のことで
それはさしてめずらしいことでもない
のかもしれない

秋というにはまだ早く
ちょうど残暑という言葉があてはまる
そんな晴れの日も多い
九月


家 ....
肩が
うっすらと重みを帯びて
雨だ

気がつきました
小雨と呼ぶのも気が引けるほど
遠慮がちな雫が
うっすらと

もちろん
冷たくはなくて
寒くもなくて
そのかわり少しだけ
 ....
泣かないで
その言葉を紡ぎ出す唇に恋をする

泣かないで
夢なら覚めるどんなことでも

泣かないで
その雫より綺麗なモノを僕は、知らない

『泣かないで、さようなら』

永遠 ....
頼りなげな細い女が
曲がりゆく細い道を
秋風に揺れながら歩いている
茶色く{ルビ褪=あ}せた{ルビ麦藁帽子=むぎわらぼうし}に顔を隠して

道の上に時は無く
女に年齢というものは無く
長 ....
  
  「本を読みなさい」
  

   その人はそう言って
   夕暮れて図書館が閉まるまで
   わたしの隣で静かに本を読んでいた


   映画を観なさい
   音楽を聴き ....
LEOさんの自由詩おすすめリスト(4981)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとつ_まばゆく- 木立 悟自由詩705-9-19
海の中で生まれた気がする- 霜天自由詩1605-9-19
月と幼子- 日和自由詩5*05-9-18
最終バスの途中- たりぽん ...自由詩12*05-9-18
過酸化水素の夢- 投稿者自由詩14*05-9-18
返杯- 砂木自由詩10*05-9-18
月光- 砂木自由詩17*05-9-18
背中のぬくもり- 服部 剛自由詩12*05-9-17
夜とまぶしさ- 木立 悟自由詩805-9-17
- 自由詩4*05-9-17
アキアカネ- 落合朱美自由詩48+*05-9-17
思いの丈はうたかたに終わる- 士狼(銀)自由詩9*05-9-17
光る風- 落合朱美自由詩12*05-9-17
出まかせ- たもつ自由詩1305-9-17
- 草野大悟自由詩3*05-9-16
「_こんと。_」- PULL.自由詩16*05-9-16
夏と秋のさかいめは、きっとこんな夕暮れ- ベンジャ ...自由詩14*05-9-16
それでもわたしは歩いていくだろう- umineko自由詩9*05-9-16
寝顔- 落合朱美自由詩12*05-9-15
銀河鉄道- 千波 一 ...自由詩31*05-9-14
早朝の庭- AKiHiCo自由詩905-9-14
九月の黙示- 塔野夏子自由詩17*05-9-13
花のひと- こしごえ自由詩7*05-9-13
愛しいうた- しらいし ...自由詩11*05-9-13
背徳- 落合朱美自由詩10*05-9-13
夏からの手紙- ベンジャ ...自由詩14*05-9-13
やさしい雨- 千波 一 ...自由詩20*05-9-13
ハローセイグッバイ- りぃ自由詩205-9-12
幻の花- 服部 剛自由詩9*05-9-12
十月の空を見なさい- 嘉野千尋自由詩25*05-9-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166