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好きの反対は嫌いじゃないし
じゃあ、雨の反対は晴れじゃないのかな
感情なんて捨ててしまえって思うのに
溢れんばかりに湧き出てきて
雨粒は僕の涙を隠すし
水たまりには僕の表情が映ってる ....
記憶なんてさ、
いつかは星屑になってなくなっちゃうんだよ
つらくて悲しかったことなんてさ、
あっさり笑い話になんかなっちゃって
楽しくて笑い合ったことの方がさ、
残酷なことのように変 ....
この街中の君の残骸を拾い集める。
常に、常に、意識は君なんだよ。
これは僕にしかできない仕事であり、義務でさえあるのだ。
公園、海の見えるカフェ、コンビニ、駐車場、ゲームセンター。
....
空。今日がどんな空を
していたのかなんて、
雲の上なんて見えやしないから
僕は知らない。
だから、君も知らないはずだ。
いつの日からか、
大気汚染だとか酸性雨だとか
そういった言 ....
あの日誓った言葉も、
新しく宿った生命さえも、
失ってしまった僕らには
何が残るって言うんだろう。
君の傍にいるってことは
毎日のはずだったのに、
そんなことも非日常になるなんて
誰 ....
ぬるい雨粒が
わたしの存在なんか、
なかったことのように
重たい空から落ちてくる。
反射した空想世界を生み出す
水たまりを作っているね。
そこにわたしの姿は見えるの。
君の姿も見 ....
蕩けてしまった君の体温を
両手でかき集めようと、
必死にもがいたって、こぼれ落ちる。
そんなものを僕はもう、
忘れてしまったのかもしれないね。
記憶なんて、きっとそんなもの。
....