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煌めく石ころを右のポッケに
大切にしまいこんで
輝くお星さまの残像を左のポッケに
もっと大切にしまいこんで
両の手は空けたまま
どこまでも追いかけていく
それは未知 ....
舞い降りてきた粉雪が
トーキョーには珍しくて
傘を持たない人々は
慌ててカフェに避難する
舞い降りてきた静けさが
トーキョーには珍しくて
ポケットの無い ....
見捨てられちまった小鳥が一羽 弥生生まれの小鳥が一羽
夜に目覚める小鳥が一羽 飛ぶ先の無い小鳥が一羽
それでもあてなく羽ばたいてみる それでも翼が頼むから
それでもあてなく飛び立って ....
隠してなんかいない
見たければいつでも見るがいい
この傷痕
今では「痕」だから
痛みは無い
ただ残っているだけ
隠すつもりも無いし
見たければいつでも見る ....
時には家の無い子になって
ずっと眺めていたい あの
お月さま ずっと ずっと
夜道にしゃがみこんで
ずっと眺めていたい あの
流れ星に 祈り ながら
暖かなストーブ ....
あたしだってあきらめましたかあさんのぼうれいとはもうおわかれしたい
木犀の木漏れ日の路に座りこみまばゆい風が吹くの待ってる
結婚して
日日も時間も分も秒も
わたしだけのものでなくなり
神さまを
(わたしだけの神さまを)
忘れがちになり
(声に出さずに)
御祈りを、‥わかっててスルーし
(内緒!)
気がつけ ....