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風に乗り
真夏の匂いが立ち込める黄昏時
草葉に注ぐ夕日と影
蜩の声は{ルビ空=くう}を舞い琴線に伝う
目に映るもの
聞こえる声
とり巻く全てのものに心惑う夕暮れは
束の間 平和だった幼い ....
とうとう
宇宙の銀河へと旅立ちました

夏の暑い日にゆく道は
かなへびが虹色にかがやき
空には蝶やとんぼが舞い
山鳩が見送りました

たかさごゆりがお辞儀をし
芙蓉の花が揺れました
 ....
ときに言葉は
嘘をつく

真実を語ろうとしても
嘘になる

言葉は足らず
そして 過ぎる

沈黙は
満ち満ちていながら
どこか 空しい

とり残され
消え去ってゆくのは
 ....
あの世にも
さくらはあるのかしら

彼岸の始まりの日に夢を見た
目の前には川が流れ
遠く向こう岸を眺めると
見渡す限りの桜が咲いていた

私は、はっとした
ここはさよならの岸辺
た ....
掌から零れ落ちた幸せを
慌てて拾い集めようとするけれど
砂上の楼閣の如く
脆くも崩れ去り
風に浚われ跡形もない

立ち竦む 過去と未来の狭間
砕け散った心だけがその場に囚われ
視界を阻 ....
秋葉竹さんの玉響さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真夏の黄昏- 玉響自由詩319-8-6
銀河へ- 玉響自由詩319-8-3
ときに言葉は- 玉響自由詩519-4-14
彼岸の、さくら- 玉響自由詩419-4-1
レクイエム- 玉響自由詩319-3-11

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