胸のなかに石がある
いつ呑んだのか知らない
ゴロゴロ、ゴロゴロと
このごろそいつの座りが悪い

胸のなかだからとりだして見ることもできない
いったいぜんたいどうしたっていうんだ
濁ったり ....
暗闇で無音に鳴った星の影


暗闇の時間 目と言葉の間


音と音 その間にいた暗闇


時間の暗闇 永遠の夜の底


くらやみにいつも見ていた星の背中
限界を越え
誕生と死という
限界を越え
遥か彼方を一時に臨む

顕在する生、繰り返される人生
広がる、広がる
時空の後方に前方に

無限の彼方の青い青い水平線
白いヨットが曳航され ....
 世界で 私ひとりができない逆上がりが
 夕焼けの色を染めていく

 誰も 見つけられない 鍵穴の向こうに
 通り抜けていった身体の痛み

 まっしろな手紙を 下駄箱に添えた 
  ....
雨雲と友達になった
郊外の公園で寂しそうにしていたので
声をかけたのだ
私は自分から
見知らぬ人に声をかけるような
人間ではない
相手が雨雲なればこそ
そんな気まぐれを起こしたのかも
 ....
知り合って長いけれどもそういえばあなたの生身を見たことがない 目的地に辿り着けない
イメージと現実が繋がらない
鉛のような肉身引き釣り
見知らぬ街を只さ迷い歩く

空は灰色、大気は冷え冷え
行き交う車の騒音が
林立するビル群に鋭く反響して

( ....
有名な商店街は活気ある学生たちに人気のワッフル

忘年会新年会と繋がって飲み過ぎるなと上司が叫ぶ

試験日は何故か天気が悪くなる不安心配渦巻く心

宇宙から降り注がれる高波動生命体に向けら ....
○「コロナ不安」
テレビでコロナ感染情報ばかり見ていると
不安ばかりが増幅してくる
ここまで来たら
なるようにしかならない
と腹をくくるしかない

○「死者」
死者は生きている
また ....
バランスがバラバラになり薔薇になる


目を瞑るようにカーテンをしめる空


自分では分からない自らのこと


言葉の裏側に眠る虫の声
 

部屋の灯りを消し カーテンの隙間を覗いたら
霧に滲んで電線にひっかかっている
ミカンの房のような月がいた

おやすみ 泣き虫の月


夜の周縁を震わせて
電車が横切ってゆく
 ....
夜の遅い時間
心が静かになって
二人だけの時間が濃くなる

線香花火に火をつける
流れる時間がゆっくりになった

ゆったりした心で
余計なことは考えず
二人だけの時間を過ごす

 ....
○「終活」

「人は人 自分は自分」
人の生き方に
干渉しない
干渉されない
「こうでなければ」
「ああでなければ」
も捨てて
自然に静かに生をまっとうしよう

○「人生とは」
 ....
久々に満天の星てらす道歩くおとなを振り返りみる 田畑より家ばかり増え様変わり公園すらも半分になり

見上げれば太陽だけが元気いい無人の駅に足りない活気

蜜柑だけではなく他の柑橘類山の上まで連なる黄色

ジャズを聴き大人の世界巡る旅高校 ....
水源と柔らかなことばにめぐりあう
船の舵取りは水辺の花を想いながら

いくつになってもできないものはできない
今更のようにはぐらかして過ごそうか

永くゆっくりと関わってゆく事は大切だし
 ....
打ち上げ花火を
少し離れた場所から見る

人混みの中にいるより
気にせず落ち着いて
一瞬の輝きに意識を向けられる

大きな音を鳴らして
隠れていた魅力が花開く

一瞬の輝きのために ....
ワクチン接種何とか予約しました
まだ接種には至ってません
周りの皆さんの様子見ながら
予約したくらいです

副反応の怖いです
運悪く死亡する人も出ているみたいですね

でもお国は都合悪 ....
キッチンに一人っきりの秋思かな


祖母の手がせっせせっせと栗磨く


宵の秋コーヒー淹れて猫の横


まず今日の今を生きたし十三夜


温(あたた)め酒となりの部屋も灯りおり ....
 朝から晩まで自転車で逃げる

 雨だけは降るなとツーリングの空

 つれない猫 夢にも出て来ず

 経緯思い返す事さえ想像できぬ

 明日もきっと退屈だもっと寝て過ごそう
都会の蝉は真夜中にも鳴く 
故郷の山は静まりかえっている
耳の奥で通奏低音
ただでさえ寝苦しいのに


あまり暑いと鬱になる
生きていけるのか なんて思う
そして やっぱり生きていたい ....
背骨をなする
指の腹
おうちに帰る
無事でいて
空の青にはいつの間に
雨雲いっぱい埋め尽くし
不安と恐怖
込み上げて
思わず
言葉にすがりつく

ずぶ濡れのまま横になり
ずぶ濡 ....
蜘蛛の糸で結ばれている壁と壁


あまりにも多くを語らない余白


なんの意味もなくて涼しかった日々


理科室の水道 メダカのうたかた


日かげでは私が白く祈っていた
振り向くと、


肩先をかすめて飛んでいった
風のまにまに光って小さきもの
僕をもう追い越して それは八月のまばゆい光のなかへ


ドラゴンフライ
そのうすい羽の向こうに少女が見える ....
オセアニアの少女たちのように 裸足でさまよい 歩くことを覚えた
夏の
ネオンに透き通る
それぞれの肌


色鮮やかな光の波に漂うビジネスマンと ふれた肩
ゴムボールを落とした子供を
 ....
たそがれて、

たそがれて


みんなでかえる、

ののみちを


きィろい、おかおの

こはだあれ


いちょうのおくにの、

きつねさん


あかァい、おか ....
手から一瞬で零れていく瞬き


教科書にない感情と立ち竦む


きみの空洞に夜空が降っている


夏のひかりで優しさを透かしてた
私たちは永遠の吐息、
その美しい比喩

私たちは下降する、
空の底を割り

永遠は生動し、
遥か彼方に接続する
渦まく過去を蝸牛のように引きずる。




除夜の鐘に憧れた児童の、夜色の瞳。




ヘッドホンから流れる星で夜が明るい。
三が日素早く終わり仕事始め張り詰めてない空気は軽い

成人の日は寒くなり雪が降る大人の世界また一つ知る

雪は止み冷たい風は弱まった遠くの山は白一色

ゴルフして心は何処か晴れやかでダブル ....
りゅうさんさんのおすすめリスト(1436)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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おやすみ- Lucy自由詩9*21-8-20
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独り言8_.20_- ホカチャ ...自由詩1*21-8-20
リブート- 足立らど ...短歌321-8-20
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黄昏て- 令和9年自由詩3*21-8-10
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ゴルフ- 夏川ゆう短歌321-8-9

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