深い深い青空の色の下で
沈黙するラジオの奥で
流れる歌と歌歌う
小鳥の羽を
描く詩人のペン先の光
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
言葉から離れて暮らしている話
シンデレラを名乗る不審者 三輪車
人間に人の心はありません
卒業式。別名、終わりの始まり。
なぜ誰もいないのではなく君がいた
闇に
幾人もの私が
ほどけて
緑と水の匂い
翅あるひとの気配が
呼吸にいりまじる
ほどけゆくままに
ひとつ
ふたつ
ともる
ほたる
風
になるかなら ....
仕事に客観性が必要なように
恋にも客観性が必要なのです
ときに役者を壇上から駆逐して終末し
ぼくも転げ落ちてよくこころの怪我をしたものでしたが
いまも同じですがね
人は一生見習いなの ....
チェックしたい夢新聞
見るのは夢テレビ番組表
今日のお薦め番組はなにかな
夢チャンネル
貴方の夢を現実に
キーワードを確認しよう
夢の中でキーワー ....
数えきれない魚が泳ぐ空に
見えかくれするオレンジの月
魚はいつかぶ厚い大気をつき破り
真空にとび跳ね
地球を訪れる
季節は色でその姿を伝える
あるいは音やにおいや風向きで
おおきな手 ....
初夏の
雨の日に
冷えて
ヒザ掛けを共にする
わんこと私
さて
どうなるか
宇宙の
魂(いのち)に
任せよう
人知れず
ほほ笑み零す
一日に
手を合わせている ....
地震予知まだ難しく出来てない予知が出来れば被害激減
ナビ通り進んだ結果細い道車が来れば離合出来ない
どんなことあっても前を向けばいいそう考えて余裕を作る
暮れ泥む町が寂しく見えている ....
青から降るその風船を追いかけた
夢に落ち夢から落ちる夢をみる
再生ボタン 更生と甦り
パンゲアのように大きなパンケーキ
iPodだけ夕暮れを思い出す
正しさを正しく書いた五本指
手のひらを返して手の甲に替える
初夏になり暑くなった
それも束の間梅雨が始まる予感
雨が降った時のような湿気感
強まった気がしてざわめく
雨音が近づいてくる
県内にある観光農園
藤のトンネルが何処までも続く
....
○「コロナ後」
悪いことも長続きしない
「コロナ後」「プーチン後」は
必ず来る
○「遠くにある価値」
遠くから地元の温泉に来るのに
地元の人たちは
わざわざ遠くの温泉に行く
○ ....
散る花が
海辺の風に舞わされて
クルクル回って君の髪まで
真剣に
願ってるんだ春風に
乗って想いよ、君に伝われ
虹をみた
高速道路で泣きながら
笑ってしま ....
遠去かっていく
生きて在ることの不安が恐怖が
宇宙の気流に洗い流され
つかの間
姿を消す
わたしの背中のなかへ
わたしの脳髄のなかへ
わたしの心臓のなかへ
そうしてわたしは再び ....
花の中で にぎやかな
虫たちの胸に
汲みあがった 蜜を
言い表す ことばはない
真昼の 宇宙の
香りをまとい
きらきら踊る
途切とぎれの 感情
そして飛び去る
張りめぐらされた
網 ....
空の下 大地の上で
「気楽に行こうよ」と
自分に言い聞かせる私の
「私自身の死を思えば、私についての
何事も大したことではない」と
自分に言い聞かせる私
世界の一部である私の
明日を知ら ....
退屈と思える時間窮屈で見えそうで見えないやりたいこと
逢いたいと思えば何処か逢えそうで距離が壁にはならないだろう
誰一人遊んでいない公園内風に揺られてブランコ動く
眠れない眠りたくて ....
瞬く
無数の星が
渦を巻き降って来る
哀しみは剥き出され
眩む意識を抉られ
永遠の雨、永遠の流星群
たましいは冷え
にくみは凍え
いのちは震え
行き着くところまで
....
もうね
いいよ と
空へささやく と
空は黙ったまま
青やかだ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
今はテレビよりも
ラジオを聞きたい気分
軽快に喋り盛り上がるラジオ
居間の静けさを壊すことなく
上手く馴染んでいる
雨が降りそうで降らない
天気予報が曇りだと告げる
静けさが ....
うきうきと狭い部屋をぐるぐると歩きつづける外は快晴
大川の上の大橋にかかる海も間近な釣りの看板
絶対に心の中はみえないし好きでないふりずっとできるし
壁に向けボー ....
酒は呑んでものまれるなあ
ポエムは読んでものまれるなあ
名言?
きゃっはっはっ
数え切れない星たち
休日の夜は何故かスローで
あなたと過ごせる時間が長く感じる
夜景よりも何よりも綺麗な愛
幾つも積み重なった喜びが輝く
幾つも様々なことが積み重なって
良い流れに ....
その人はよく読む
新聞・広告の類はもとより
ゴシップ雑誌から哲学書まで
どんなものでも選り好みなく
目的は特にない
賢くなりたいわけでも
褒められたいわけでも
ただ
愛を探すように
....
待ち遠しい時間がゆっくりと眠る
夢をみる君が物質だった頃
体温を太陽の代用とした
文字という固体が溶けて声になる
情景は語彙を求めていたが、それはただ、うなだれて瞼をとじていた
季節は何度も密会を続け、新しい季節が生まれ、産毛を生やしている
空気の隙間を鵯の鳴き声が斬り裂いていく
列島は黄金色に包まれている ....
どんな悲しみも
形がないよね
たとえば
死
あなたはもう
こちらの世界にいないから
私の中で暮らしてね
ようこそ
散らかった私の意識へ
母は言う
毎日言う
誰かのために生 ....
憂鬱でも麦茶が美味い
過去も未来も大事
だから今を大事にしよう
いろいろあるけど
みんなへ
ありがとうございます
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ものごとを
裏から
或いは斜めから見る
それは俗にいう
「ひねくれた見方」で
良くないことのように思える
しかし、この嘘と建前で
塗り固められて
真実に少しも近づけない現在では
一万 ....
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