四時に起きて朧な月を眺め入る

おでんつつきつつ夢の音楽を聞いている

さびしい、部屋を片付けつづける
ギターを弾く在りし日の子のそのいまを春のひかりとなりて抱きしむ きらびやかな空が 剥がれ落ちて

菫の咲くほとりをたどって
指たちの

踊る環
   ひとつ
      ふたつ
         みっつ

やわらかな綻びから
洩れる調べの
 ....
1.心配する

そんなにもすこやかなら
まじないはいらないね
唯一だから
名前もいらないんだろう

世界にかぶれないように
もっと 眠ったら




2.真実

バナナの ....
砂浜の周りの岩が個性的押し寄せる波が岩を擽る

気温差が激しい春の昼下がり雹が降ったり霰が降ったり

友達とゴルフのことで盛り上がる何時間でも話せてしまう

初夏の風幸せ含む緑色子は勉強も ....
何億年も
在るとしても
その時に
笑顔でなければ
空しいかな




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
逃れることのできない
煩わしさなど
忘れてしまえばいい
ほんの束の間でも
忘れたふりをする
それだけでもいい
そうでもしなければ
やっていけないから
愛想笑いまでは
しなくていいから ....
おっさんが猫語で話す聖夜かな どよめく夜に
意識持つ
春風ちりちり 
肌を刺す 
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている

(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ....
平穏無事に日曜終わりそう麦茶のむ

妻とふたり遊んで帰って横になる

一日一善くりごとの今日は成せなかった

簡単なことでいい語っておくれ春の夜風

簡単なことがいい語っておくれ春 ....
〈ピー〉のなにがわかる?
〈ピー〉のなにを知っている?
〈ピー〉を聞いただけで耳を塞ぐ きみは
〈ピー〉だ
〈ピー〉を書いたひとは 何十年も
〈ピー〉のなかで
〈ピー〉にひっぱり回され
 ....
ペンギンの
夢をみながら濡れている
頰と枕に朝、気がついた



雨音が
安心させてくれている
今夜は嫌じゃない、眠ること


「恋に落ちた
君がバカなんだよ」と言 ....
共通語の
音楽は
阿吽の呼吸の
彼のポエム
生先の庭
花は咲く
風景は東京ですか一番星


望遠鏡で覗いた宙が君の宙
春霖や心の森の診療所 金曜の夜には
花を買って来て
ほんの数本でいいけれど
いまの季節だったらそうね
ミモザだとなおのこと嬉しいかな
ワインもスイーツもいらないし
おめかしもしなくていいけれど
一人が嫌なんじ ....
お祈りのお時間、こころ沸騰しています

みんな疲れているのか言葉もなく働いた

お休みとなって卓上は菓子だらけ

口淋しさに星を齧る

何を書いているのかいと春の山
気になっている人がいる

私が気になっている人も
私のことが気になっているらしい

噂だからよくわからないけど
部活帰りに何故かよく目が合った

自転車置き場で隣同士になり
何となく ....
悲しい 涙が人知れずぽろりとこぼれた

空ろな
空ろな空気で満ちている
胸を
さぐる
さぐると
悲しみはどこか
どこかと
つながっている
私は
どの道
どこかへ行くのでありま ....
みんなへありがとうさま
さまざまな
人や物事に
さまざまに
支えられているから


当たり前のこと
だけど
ごはんは自分の体を
作ってくれる命だから
いただきます ごちそうさま
 ....
いいか
おれは安倍がきらいだ
権力者としての安倍がきらいだ
良識おのかけらもない
政治家などうせろ
薄日の街道を歩いて行く
太陽は見えない
ずっとずっと歩いて行く
薄日の白んだ街道を

堆積した時がまた一時解き放たれる
鳴り響くサイレンのなかで
哀しく蒼白に
踊る子どもたちは
ガラ ....
そしてヒトは何万年もの間争いをしている。
そして
銀河の岸では鬼たちが歌を歌っている。
そして
星々の亡骸に
花を供えて
ひとつひとつの星に
黙礼をしていく鬼たち
そして
失われた
 ....
悲しみも、春が雪を溶かすように終わります。
なんて。月並みな表現で僕の悲しみを消すことはできませんでした。

現に、その冷たさはいつまでも僕の中にあって。
例えば、それは散歩道の自販機の下。と ....
ぼんやりとした空ぼんやり見て歩く


くらやみに星が浮かんで温かい


遺伝子の奴隷にはならないねずみ


風のない場所で雪のようにねむる
生活を捨ててしまっていいでしょう? 虚しい日々の真夜中くらい


毎年の数万人の自殺者のリストの端の私の名前


情報に重さがあると考えた物理学者の夜の悲しみ


常識を説く父親の瞳 ....
開演まえのテントでは
青色ピエロがにっこり微笑む

その花の名前を
だれか知っているのだろうか?
名もなくゆれる花
手の届かなかった高く綺麗な山の
いただきを拝ませてさえくれなか ....
妻の女に惚れなおして夜をみている

貯金箱をころがしつづける

こどもの声がする春の夕べか

雑な居間を片づけずそのまんま

片付けきれない人生か

今日は今日としてじぶんを ....
かつて、見たことのないような夕暮れに
わたしたちは影の、点描画にされてゆく
その横を、すり抜けるものがある

宴の、終焉を迎えようとしている
冷めきった夫婦間を
取り繕うように動くものが、 ....
灰色の空から
雪が降ってくる
雪に混ざって
はるか上空から
白い羽が一枚
音もなく
落ちてきては
動かなくなった
猫の上に
とどまった

それを目撃したおれは胸の前で
 ....
りゅうさんさんのおすすめリスト(1436)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由律俳句_2022.03.17(木)- 田中恭平俳句322-3-17
<春のひかりとなりて抱きしむ>_ギターを弾く少年- るー短歌322-3-17
早春小景- 塔野夏子自由詩11*22-3-15
グッドアイズ- 簑田伶子自由詩9*22-3-15
ゴルフ- 夏川ゆう短歌322-3-14
※五行歌「何億年も」- こしごえ自由詩3*22-3-14
そこにいるのならば- 坂本瞳子自由詩2*22-3-13
おっさん- 水宮うみ俳句2*22-3-13
どよめく夜に- ひだかた ...自由詩822-3-13
自由律俳句_2022.03.13(日)_夕べ- 田中恭平俳句3*22-3-13
放送禁止用語- 天寧自由詩222-3-13
ペンギンの夢- 秋葉竹自由詩222-3-12
花は咲く- 足立らど ...短歌422-3-12
<東京>_一番星- るー俳句222-3-8
<風の通り道>_春霖- るー俳句222-3-6
わがままかしら- 坂本瞳子自由詩3*22-3-4
自由律俳句_2022.03.04(金)- 田中恭平俳句222-3-4
好きだけど言えない- 夏川ゆう自由詩222-3-4
春の夕暮前に- こしごえ自由詩3*22-3-4
※五行歌_四首- こしごえ自由詩4*22-3-2
暴言- ナンモナ ...自由詩3*22-2-28
ロシア- ひだかた ...自由詩1022-2-28
そして- こしごえ自由詩8*22-2-28
春を待つ- 言狐自由詩122-2-28
- 水宮うみ川柳2*22-2-23
揺れて生きてる- 由比良 ...短歌322-2-23
その花の名前を教えてあげて- 秋葉竹自由詩322-2-23
自由律俳句_2022.02.22(火)- 田中恭平俳句222-2-22
猫よ- ちぇりこ ...自由詩10*22-2-22
永遠の端くれ- 青色銀河 ...自由詩522-2-21

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